自分のPCで思うように出来る!!

自宅PCサーバー構築法

インターネットの普及に伴い随分とホームページ(HP)も増えて来ました。HPの作成ソフトも簡単な ものも多くなり、htmlの知識がなくてもHPが書けるようになっています。
プロバイダーもHPサービスは当たり前になっており、5−10MBを提供してくれるようになって来ました。
 こうなると、中には自前でWEBサーバーを構築する人も多くなり、またそうしたいと考えている人も増えて 来ました。なんたって、自宅PCをサーバーにすれば、誰に遠慮する事もなく、また容量やCGIプログラム に対しても好きな様に出来ます
WEBサーバーのソフトもPersonal Web Serverやフリーのソフト等簡単に手に入り、インストールも容易になりまし たので、個人的にすぐに立ち上げる事が出来るようになりました。
ただこれまで自宅PCをサーバーにするに当たって障害になっていたのは、IPアドレスの問題でした。
ご存知の様に、INETはTCP/IPと言うプロトコルを使い全てIPアドレスを使って通信しています。 INETに接続しているコンピュータには、全てにIPアドレスと言う唯一の32ビットの番号(アドレス)が 割り当てられています。
専用線接続の場合は、固定したアドレスが割り当てられていますのでそのアドレスの元でDNSやサーバーを構築出来るのですが、 ダイアルアップの場合は接続の度に、プロバイダーが所有するアドレスの中から一つ割り当てられます。 つまり、プロバイダーから一時借りている訳で、その都度変わります。
ですから個人には高い専用線を引く事が出来ない場合、自宅のPCをサーバーにする方法としては、ダイアルアップによって 得られるIPアドレスを得て、それをHP上に現在のIPアドレスを表示しておく事しか出来なかったわけです。
それらを一同に集めたサイトや、また自動的にそれらにIPアドレスを登録してくれるサービス等もありますが、あくまで http://202.231.145.87/のようにその都度変わったIPアドレスを表示するしかありません。
接続料金の事を考えれば,夜の一時間か二時間くらいしかサーバーを立ち上げる事が出来ないわけですから、その都度違う アドレスを登録しても、アクセスはほとんどないと言うのが実状でしょう。
やはり自宅PCを立ち上げる場合もURLがあればと思うのですが、ダイアルアップですからドメインも取得出来ません。
 しかしそう言った人たちの要求に応えるべくDDNSサービスを実施しているところがあります。Dynamic Domain Name System で、毎々に変わるアドレスをDDNSに登録するシステムです。
例えばsanyokure.comと言うドメインを持つ所がそのサブドメインをダイアルアップユーザーに解放する事で、ryutaro.sanyokure.com と登録しておいて、接続時のIPアドレスをそのURLに対応させてDNSを書き換えば、通常の様にURLでアクセス出来ます。
ダイアルアップしてそのIPアドレスをまずDDNSに登録して、そしてサーバーを立ち上げるのです。いちいちアドレスを意識する事も なく専用線と同じ様に扱う事が出来ます。

このシステムを使ってこの度自宅PC、それもノートをサーバーにしてHPをオープンしました。
DDNSサービスは、TZO、サーバーソフトはフリーのXitamiを使用しました。Xitamiは会社イントラネットで 使用していますが、設定もブラウザ上で出来ますし、FTP機能もあり「これフリー?」と思えるくらい素晴らしいソフトです。サーバートップ10においても常に1,2位に評価されています。

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