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よりよい教育と子ども・青年の未来のために

よりよい教育と子ども・青年の未来をめざすとりくみの一部をご紹介します。

2018年度のとりくみ

「子育て教育のつどい 2018」

5月13日(日)、「子育て・教育のつどい」がおかやま西川原プラザにて開催され、のべ約160名が参加しました。
午前中の、山本由美さん(和光大学)による講演「みんなで子どもたちを育てよう−いま求められる、本物の教育力」では、学力テスト体制の強化、ゼロ・トレランスが広がっていく中で、教員と子どもの人格的な触れ合いが希薄になることへの懸念が語られました。学校統廃合の全国の動き(岡山は先進的!)については、従来の数年かけて地域や学校と協議しながらの慎重な統廃合に比べ、近年は短い準備期間であっという間に廃校になる事例が増加傾向にあること、パブリックコメント等の地域や市民との対話が不十分なまま済まされるケースも見られるようになったことなどが報告されました。
地域に根付いて生活している私たち保護者、住民によるはたらきかけや運動が不可欠であることを再認識し、一人ひとりに何ができるのかを考えさせられた90分でした。
午後は3つの分科会に分かれ、参加者による報告や議論がおこなわれました。中でも第3分科会は、高教組障害児学校部が「春の発達保障講座」と位置づけて企画運営をしました。
「障害者の豊かな青年期とは〜岡山での専攻科の取組を巡って〜」(参加者22名)と題して、昨年県内でスタートした2つの専攻科であるパルジャ(総社市)とカレッジ旭川荘(岡山市)、そして特別支援学校からの現状報告とパネルディスカッションでした。
青山 敬さん(岡山聾)からは、「特別支援学校高等部の状況」と題して、キャリア教育についての報告がありました。成長のゆっくりした障がい者が卒業後すぐに社会に出なければならない現状や、就労率100%を目標とすること、作業時間の延長、特別支援学校独自の検定試験の是非など、さまざまな問題提起がなされました。
中原美恵子さん(福祉型専攻科パルジャ理事長)からは、就労のための訓練ではなく「心の成長や内面の発達」に目を向けた福祉型専攻科の教育実践として、午前午後各1コマでのゆったりとした時間設定や、魅力のある学びという視点での外部講師プログラム(ヨガ、おしゃれ、芸術など)、1泊2日の旅行など、多彩なとりくみが紹介されました。
赤木 匠(カレッジ旭川荘学院長)からは、自立支援と就労移行支援の2つの渉外福祉サービスを活用し、4年生大学形式の「学びの場」として、科学、介護、リサイクルなど多様なカリキュラム、福祉・医療分野で長い経験をもつ旭川荘の特徴を生かした専門的・実践的な体験実習を提供していることが紹介されました。近隣の「旭川荘専門学院吉井川キャンパス」での講義体験や学生との交流も学びによい影響を与えているとのことでした。
質疑・討論では、カリキュラムや友人関係、進路など幅広いテーマについて、パネラーへの質問や参加者間の議論が活発におこなわれました。