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高校教育シンポジウム in 大阪


不十分な体制のまま開始した全国の「通級指導」
〜「2018年度 高校教育シンポジウム in 大阪」

 1月26日(土)〜27日(日)、標記の集会に参加しました。初日は「主権者教育」についての講演、シンポジウムがありました。翌日は、第4分科会 「高校における特別支援教育のあり方を考えよう」に参加しました。高校の教員だけでなく、特別支援学校の先生方も参加されており、いろいろな意見を聞くことができました。
 分科会では、「通級指導」についての全国的な流れについての報告と問題提起がなされました。文科省は、全国で「通級指導」がどのように行われているのかを把握することなしに「通級指導」を行う学校には加配をする予算はつけていることや、「通級指導」の必要な生徒がいるから始めるのではなく、「通級指導」を開始しなければならないから、適当な生徒を選抜するなど、順序が逆になっている例が多いことなどが報告されました。そのためある県では、加配を受けているのに「通級指導」を全く行っていない学校が存在するとのことで、「通級指導」が必要な生徒が入学しなかったか、希望者がいなかったことが理由のようでした。また、「通級指導」自体についても、巡回指導の支援学校の先生に丸投げする例、未経験の非正規教員に丸投げする例など、体制が不十分であることが分かりました。
 全教からは、学習支援員(特定の生徒のそばに付き、勉強の補助をする)が総務省の予算で全国に約5000人配置されているという報告がありました。小・中学校ではさらに多くの学習支援員が配置されており、岡山県でも小中学校の例は聞いたことがあったが、高校での配置については聞いたことがありません。他県も同様のようで、どうなっているのだろう、と疑問に感じました。
 全国的な研修会に参加すると、知らなかったことが多く、勉強になりました。

西井均さん/笠岡工業

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