高教組も参加する国民平和大行進が7月16日に岡山県入りし、26日に広島県へ引き継がれました。昨年の夏はコロナ禍のため、隊列を組んで歩く平和行進ができませんでしたが、今年は、歩く平和行進が復活しました。ただし、感染症と熱中症への対策のため、行進は午前中のみとなり、要所ではスタンディングなどのアピール行動が行われました。
高教組の各支部は、各分会へ平和行進への参加を呼びかけ、多くの仲間が参加しました。特に、倉敷まきび支援分会では、平和担当者がタペストリーの作成を呼びかけ、青と黄色の用紙に組合員のメッセージが記されたNO NUKESタペストリーを完成させ、平和行進に参加しました。
今年は、1月22日に核兵器禁止条約が発効し、2021年7月末時点で署名国数が86、批准は55か国に達しています。唯一の戦争被爆国である日本の政府こそ、ただちに核兵器禁止条約に署名し、国会に批准を求め、核兵器廃絶を求める国際世論の先頭に立つべきです。残念ながら、現在の日本政府は、核兵器による威嚇を肯定する核抑止=「核の傘」論に固執し、条約に背を向けています。一方、岡山県においては、27の市町村のうち20の議会が、日本政府に核兵器禁止条約への参加を求める意見書を採択または趣旨採択するなど、核兵器廃絶を求める世論は大きく広がっています。