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 【特別決議】 第232回評議員会 2011.2.19

公務員賃金削減攻撃に正面から反撃し,いきいきと働ける職場づくりを目指して,「我がこと」として11春闘をたたかおう

 現在,いわゆる「公務員バッシング」に乗じた公務員総人件費削減攻撃は厳しさを増しています。官民を問わない賃下げ,雇用減少・社会福祉切捨ては,内需を縮小させ極めて不安定な経済構造を作り出します。
 菅民主党内閣は昨年11月,国家公務員の給与法案提出にあたり,「人件費を削減するための措置について検討し,必要な法案を次期通常国会から,順次,提出する」と閣議決定しました。現在開会中の通常国会では,政府との対決姿勢を装う自民,公明,みんなの党なども,公務員総人件費削減については,むしろ政府以上に激しく削減を求める姿勢です。人勧以上の「深掘り」を目論む給与法案強行は,総務省が明らかにしているように,退職手当削減をはじめとして,あらゆる方法での大幅な人件費削減につながる危険性をもつものです。
 とりわけ春闘期において公務員賃金の削減に向けての審議が行われることは,民間の賃金相場を引き下げる強い圧力となります。民間の動向は,すなわち地方公務員・教職員の賃金引き下げ圧力となります。いま求められていることは,「賃下げのスパイラル」ではなく,賃上げと雇用拡大によって,内需をあたため,それによって企業の生産活動を活性化する「成長のスパイラル」に転換することではないでしょうか。
 賃下げは地域経済をさらに大きく疲弊させます。高校卒業生の就職保障の立場からも断じて許すことはできません。さらなる公務員賃金引き下げが及ぼす影響を,広く県民・国民に訴えていきましょう。

 

 教育をとりまく情勢も大きく変化しています。10年度から公立高校授業料実質無償化が実現しました。また小学校1年生の35人学級実現の改正法案が閣議決定されました。わたしたちの教育条件整備を求める粘り強い運動が次々と実を結んでいます。
 ゆきとどいた教育条件の整備にはまだ多くの課題も残されています。高校・特別支援学校の抜本的な定数改善は進んでおらず,長時間過密労働の実態も深刻です。わたしたちのいのちと健康を守り,ゆきとどいた教育環境を実現するために一層の奮闘が求められています。
 この春闘期,わたしたちは正規教職員による適正な教職員定数配置を実現させること,また,わたしたち自身も積極的に,管理職の責務として「勤務時間の割振り」を行わせることが大切です。わたしたち一人ひとりが行動を起こし,ゆとりある働きやすい職場づくり,子どもたちと向きあえる教育環境づくりのとりくみを全力で進めていこうではありませんか。

 

 岡山高教組は,公務労働者の賃下げ反対のたたかいを,すべての労働者の賃上げをめざしてたたかう11春闘の重点課題に位置づけながら,組合員全体がこの11春闘を「我がこと」ととらえ,公務・民間の共同行動を前進させるようとりくみます。

 

  以上,決議します。

2011年2月19日   
岡山県高等学校教職員組合第232回評議員会