高退教会報バックナンバー


153 2018年4月(抄)

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9条改憲は教育問題「教え子を戦場に送るな」 ………岡山高退教会長 萱栄次
「教え子を再び戦場に送るな!」の思い熱く
退職教職員アピール記者発表&交流集会 ………岡山支部 山本和弘

   第1部
   アピール「県民の皆さんへ」
   第2部・第3部
恒例の「真っ向法健康体操」、満開の桜の中 ………岡山支部  難波欽子
ちょっと一息”無農薬でネキリ虫を防ぐ”   ………備西支部 清水親義

支部主催「春の学習j交流集会」
満腹感一杯の備西支部交流会         ………備西支部 清水親義
意義深かった美作支部学習交流集会     ………美作支部 杭田利晃
春の備北支部交流会              ………備北支部 藤原洋平
備南支部「春の交流会」             ………備南支部 稲田裕彦
春の学習交流集会 岡山・旭東支部     ………岡山支部 伊郷 毅
編集後記

9条改憲は教育問題
「教え子を戦場に送るな」

岡山高退教会長 萱栄次


9条改憲の問題が、 今、 大きな日本の政治の焦点となっています。 改憲発議を許し、 武力行使をする国にするのか、 「戦争をしない国」 という世界からの信頼を不動のものにするのか、 まさに、 日本のあり方を決める重要な局面を迎えています。
ただ、 この問題でマスコミではあまり取り上げられていない視点が気になります。それは、安倍首相の言うような改憲が行われると、日本の教育がどう変えられるのかということです。
日本国憲法と教育基本法に基づいて教育活動
をすすめることを誓つて教職に就いた私たちなら、 すぐ直感できることです。
憲法が変われば、教育内容は変わらざるを得ないことは当然です。「教え子を戦場に送らない」教育は180度方向転換、「教え子を戦場に送る」教育を推進することとなります。
決してそのような教育を復活させてはなりません。子ども(孫)たちに、 そんな教育を受けさせてはなりません。
幸にも、岡山県では、幼小中高・障害児学校の退職教職員が連帯したとりくみが実現しています。全国の退職教職員の会では、いつも「日本で一番元気のいい団体・全退教」 と自称している私たちです。
9条を守る、いや、世界に輪を広げるためにも「30 0 0万署名」を大きく前進させたいものです。

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「教え子を再び戦場に送るな!」の思い熱く
退職教職員アピール記者発表&交流集会

岡山支部 山本和弘

4月6日(金)午後、岡山西川原プラザを会場に、「9条改憲NO!300万人署名の成功へ 退職教職員アピール記者発表&交流集会」が開かれました。あいにくの雨でしたが、県下各地から退職教職員など80数名が結集「教え子を再び戦場に送るな」の横断幕が飾られる会場は、参加者の「9条まもれ」の熱い思いと活気に包まれました。
この集会は、「幼小中高・障害児学校退職教職員有志」が主催して開いたものですが、その中心を担うのは、岡山県退職教職員の会(岡退教)/岡山県退職女性教職員の会(県退女教)/岡山県高校・障害児学校退職教職員の会(高退教)の三つの団体。日頃交流の機会が少ないこの三者が一堂に会して行動に参加するのは、画期的なできごとです。「安倍9条改憲」の企てが産んだ、歴史的な共同の動きといえます。
集会の概要は以下の通りです。
【第1部】 記者発表
【第2部】 対談 「憲法、平和、日本の未来への思い」
森本榮さん(元連合岡山会長)×宮本龍門さん(おかやまいっぽん代表)
【第3部】交流
閉会・行動提起 
第1部では冒頭、開会挨拶と経過報告のあと、主催者を代表して、河原良治さん(岡山県退職教職員会会長)、広畑周子さん(岡山県退職女性教職員の会会長)、萱栄次さん(岡山県高校・障害児学校退職教職員の会会長)が、それぞれ挨拶。「安倍政治の下で、憲法をはじめ、日本の民主主義がかつてなく脅かされている」「”教え子を戦場に送るまい”という先輩たちの思いを、今こそ生かすとき」、「憲法遵守の誓約書に署名して教職に就いた私たちは、憲法を変えられたら、それに従って、教え子を戦場に送らねばならなくなる」などと訴え、3000万人署名の推進を呼びかけました。
続いて、アピール呼びかけ人の一人でもある島田宏恵さん(高退教幹事)が、下記の「アピール」を朗読し、満場の拍手で確認されました。

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県民のみなさんへ
若者を再び戦場に送らないために
「9条改憲に反対し 平和憲法を守れ」退職教職員アピール
岡山県幼小中高・障害児学校退職教職員有志

憲法9条に自衛隊の存在を明記する―――安倍首相と自民党による改憲の動きが急速に強まっています。2018年1月、国会開会に先立つ自民党両院議員総会で、安倍首相は「わが党は結党以来、改憲を党是として掲げてきた」「いよいよ(改憲を)実現する時を迎えている。責任を果たしていこう」と強調し、9条改憲への強い意欲を示しています。
言うまでもなく、戦争放棄、戦力・交戦権の否認を宣言した日本国憲法は、三百万人を超える日本国民と、二千万人以上のアジアの人々に痛ましい犠牲をもたらした戦争への、痛切な反省の上にうち立てられたものです。戦後、日本が「戦争で一人も殺さず、一人の戦死者も出していない」のは、憲法9条の存在と、それを支える国民の熱い思いがあったからではないでしょうか。それ故に、日本は、世界の人々から平和国家としての尊敬と信頼を得てきたのではないでしょうか?
戦前、教師たちは、「御国のために」命を捧げることを子どもたちに教えました。だからこそ、未来ある若者をむざむざと戦場に散らせた自責と悲嘆を胸に、戦後の教師は、「教え子を再び戦場に送るな」と、新たな歩みを踏み出したのでした。そうした先輩方にとってはもちろんのこと、その背中を見ながら歩んできた私たちにとっても、「9条は宝」です。今、その憲法9条が危機に瀕しているとの思いから、退職教職員の私たちは、声をあげました。
教え子の幸せな未来を願って、教職の仕事に励んできた私たちは、ふたたび彼らを戦場に送りかねない改憲の企てに、「NO!」を叫ばずにはいられません。
県民のみなさん。
愛する子や孫、若者たちを、再び戦場に送らないために、「9条改憲反対」「平和憲法を守れ」の声と運動を大きく高めて、「改憲発議」の企てを必ず食い止めようではありませんか。そのためにも、全国で進められている「3000万署名運動」に、あなたとご家族、友人・知人の皆様のお力を、どうかお寄せくださいますよう、心から呼びかけるものです。
20l8年4月6日

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第2部は、市民と野党の共闘で、アベ政治の暴走を食い止めるという歴史の要請にふさわしく、これまでの友好団体・友誼団体の枠を超えて「安倍9条改憲NO!」の広く大きな運動を進めていくイメージにぴったりの対談です。
森本榮さんは、元「連合岡山」会長。町職員組合の出身で自治労の役員を経て連合岡山会長、という経歴から、「教職員の皆さんが、”教え子を再び戦場に送るな”と誓ってこられたのと同じように、自治体労働者も二度と赤紙(召集令状)を配らない、と決意してきた。戦前、兵士の家庭に届けたのは郵便局員ではなく自治体労働者だった」と語り、戦前回帰に向かう安部政治の危険性と改憲の狙いを指摘しつつ、小異を捨てて「安部9条改憲阻止」の一点で連帯することの重要性と可能性を強調されました。
宮本龍門さんは、真言宗御室派長泉寺住職/「おかやまいっぽん」共同代表/「脱原発をめざす仏教者ネットワーク岡山」事務局長/「おかやま宗教者九条の会」事務局長/「岡山県同宗連」事務局長/RNN人道援助宗教NGOネットワークなど、多彩な活躍を続けておられます。
このお二人が、それぞれの立場から「憲法」、「平和」、「野党共闘」を縦横に語る対談は、9条改憲阻止、安倍政治の暴走を食い止める新しい政治の可能性を参加者に問いかけるとともに、いま、日常の中での、どのようなとりくみ、どのような生き方が求められているかを考えさせるものでした。
第3部は、参加者それぞれの地域、分野、環境、条件に応じた、多彩なとりくみが次々に報告され、刺激いっぱいの交流が、終了予定時間を超えて交わされました。

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恒例の「真っ向法健康体操」、満開の桜の中
………岡山支部  難波欽子
 

年度初めの4月1日(日)、半田山植物園近くの岡北学園で一年ぶりに健康体操を6人でゆるりとしました。


 中学生になったばかりの孫にマットを運んでもらい体操に付き合ってもらいました。大きなテント用マットをしいて手のマッサージから始めました。手のひらを刺激すると血流が良くなるし脳の海馬や中枢も刺激されて、認知症が進みにくくなるとか?自分の手のひらや指で毎日、自分の身体のチェックする習慣は年齢が多くなる私たちには大事なことです!
足の裏や指を丁寧に、両手をフルに動かして、末端の皮膚や血管を触ることで血流を促しました。テレビを見ながらでも出来るので、免疫力がアップするし血圧の高い人は安定してきます!手先、足先、耳を擦ると血圧が高くならないし、シモヤケにもひび割れにもならないと昔から言われています❗
 次におこなったのは二人組で行う補導体操。仰向けに寝た人の足から腰などをストレッチすることでやる人も効果があります。気持ち良い上に温まりました。温かい手のひらで心を込めて相手にタッチすると互いに心も身体もリラックス出来ます🎵続いて、真向法体操の音楽をかけて四つの運動を息を吐きながら行いました。


高齢になると誤えんが起きやすくなってくるので、口あたりや舌のトレーニングを意識して飲み込みも練習しました。若い時には何の練習もトレーニングも不要だったのに‼悔しいけど必要になってきますね!
体操後のサクラ見物は今年は参加者の都合でしないで終了しました。一緒に体操した湯浅さんのご自分に厳しい健康管理と長年続けていらっしゃることに、感心し敬服しています!

 来年はもう少し参加者が増える時期や場所の工夫が必要です。そう言いながら流れています。

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ちょっと一息”無農薬でネキリ虫を防ぐ”
備西支部 清水 親義
 

 折角植えた野菜がネキリにやられて悔しい思いをしたことはありませんか。そのネキリを防ぐ二つの方法をご紹介いたします。

簡単なのは、100円ショップで防虫ネットを買い、適当なサイズに切って茎にまきつけて植えるだけ。これで完璧に防げます。
 ちょっと面倒ですが、お勧めなのが、非常に簡便ながら収量も上がり、トマトなどの暴れも防いでくれるという「ポットごと植え用のビニールポット作り」です。
 このポットを使って育苗すれば、ビニールポットごと植えられて、手間が掛からず、ネキリも防いでくれます。
 このポットが収量を上げてくれるのは、今注目の「浅植え」が可能だからです。それも「超浅植え」です。土に埋めるのはポットの下半分だけなのですから。

ビニールポットなのになぜ「ポットごと植え」が可能なのかと言うと、右の写真のように底に穴が空いているからです。根はこの穴を抜けて地中に伸びていきますが、やはり根に負荷がかかるので、より強い根を出そうとするのだそうです。 実際にやってみましたが、見事に育ちます。
 最初に使ったのは頂いたものです。よく育つので、もっとほしくなり、ネットで探しましたが販売されていませんでした。それでは「自作で」と色々やって、辿り着いたのがドリル方式です。
 上の写真のような12㎜の木工用ドリルを使います。厚めの木片の上にポットを重ねて置き、穴を5~6空けますが、ポイントは逆回転にし、押さえつけながら穴を空けることで、そうしないとポットが巻き付いてポットが壊れてしまいます。一度に25枚程度作れます。
 市販の苗を買った時も、このポットに移してから植えればポットごと植えが可能となり、ネキリムシも防いでくれます。もちろん、ネキリが登れないような超浅植えが必要です。
ポットごと植えできる紙製のポットよりもずっと安価で、しかも根に負荷を与えてたくましく育ててくれるこのポットは、最初トマト農家で広まり、現在はその他の色々な野菜にも使われるようになったのだそうです。

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