Rain dance (2006/12/02)





前回更新時に書いた様に、久々にタカタサーキットを走ってきた。

上の写真が示す様に、当日はフルウェット。ブレーキの効きを見るつもりだったのだが、ブレーキに触れたら即ロックという様なコンディションでは如何ともしがたく。ちなみに上の写真では雨は止んでいるが、既に走行終了後である。というわけで、今回はブレーキの事は忘れて、ウェット路面と現在のエリーゼの相性について記述する。

まずは進入。
雪道の時にも書いたが、エリーゼのフロント軸重は、通常のクルマ、いや、同じミッドシップの車両の中でも異常に軽い為、低ミューの路面ではしっかりスピードを落とさないと曲がってくれない。その上、高速域での安全性を考えてのことだと思うが、タカタぐらいの速度域ではブレーキバランスがあまり良くなく、フロントのロックが早い為に、ブレーキでの姿勢作りうんぬんの前に、速度が落ちない。その二つが重なって、只でさえ曲げにくいクルマになっているというのに、更に輪をかけて悪いことには、タイヤを太くしている。どう考えてもウェット向きとは言いがたい。

コーナリング中〜立ち上がりにかけて。
ミッドシップなので、FR等と比べればトラクションはかかっている方だと思う。しかし、やはりタイヤの太さが災いしてか、動きが非常にシビア。スロットルをパーシャルにして舵角一定で曲がっていても、ちょっとした路面の乱れ等を拾った瞬間にスパッと流れ出す。この時にはミッドシップらしく後ろ側が引っ張られる様な感じで、中々止まってくれない。アクセルを離せばスピンに陥るだけなので踏みはするが、LSDが無いので前には進まない。タカタのコーナーの内、パドックから遠い方にあるヘアピンと複合コーナーは、コーナーの途中で下りから登りに変化する。どちらもその後に短いながらもストレート部分がある為、早めに踏んで行きたいのだが踏めば流れる、という状態で、ストレスが溜まる。

どうも、ウェットではドライではごまかされる悪い部分が際立ってしまい、相性がよろしくないようだ。

最後に、自分の走りについて
総じて踏みすぎ。走ったのが久々だった為、余裕が無かったこともあるが、操作が荒い。要修行、というか、もっと走りに行く回数を増やしましょう。



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