First Impression (2003/04/06)


 とうとう買ってしまいました、Lotus ELISEを。

 1995年だったと思いますが、その頃購読していたCar Graphicの誌上でELISEが取り上げられました。既にその頃のCGは捨ててしまって手元には無く、内容の詳細も忘れてしまっていますが、なにより自分が惹かれたのはその車両重量でした。フルアルミシャシーとFRPのカウルを採用し、走る為以外の装備を最小限まで省くことで達成したその車重は、あくまでも自分にとってですが、安全性の為に大きく重くなっていく車たちの中で、とても魅力的に感じました。

 そして今、そのクルマが自分の前にあります。Sr.1の中古車ですが、外装・内装は綺麗で距離もそれほど走ってなく、色はシルバーで右ハンドル、自分の希望通りの物が偶然にも見つかったのは幸運という他ありません。個人的にSr.2のデザインはどうにも好きになれず、かつての雰囲気を残しているSr.1が好きだった為、新車で買うことは考えませんでした。

 まだ軽く山道を走ってきた程度ではありますが、強く印象に残るのはやはり車重の軽さです。加速・減速・ハンドル操作・ターンイン時の挙動等、何をしても軽さを感じる事が出来ます。但し、ミッドシップに乗るのはかれこれ4年ぶりぐらいなので、フロントの荷重の軽さに騙されているのかもしれませんが。ブースターの着いていないブレーキも、それほど強く踏まなくともちゃんと減速してくれます。もっとも、制動Gを上げていこうとするとやはりかなりの踏力が必要になりそうです。今はまだロックさせてみていないので、次の週末辺りにどこかで試してみたいと思います。

 操作機器の配置は特に違和感を感じるところはありません。雑誌を読むと、操作機器は車両内側に傾いて配置されていると書かれていますが、それも特に意識に上る程ではありませんでした。但し、分厚いサイドシルによって車両中央に寄っている着座位置と、ドアミラーに対して大きく張り出したフェンダーにより、幅方向の感覚は掴みにくいです。この辺はしばらく運転していればすぐに慣れてしまうと思いますが。

 そしていきなりですが、故障個所が一箇所。燃料計が作動していません。満タンまで入れてやりましたが、メーター上の表示は10リットル以下を示す「Refill」から一向に変化しません。とりあえずしばらくは様子見しようと思います。

 願わくば、今週末も晴れますように。



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