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[コンビ・ゼウスターン] |
コンビ・ゼウスターン | ||
コンビから発売中のターン機構付きカーシート。乗せ降ろしの際に便利な方向に自由に向きが変えられる上、取り付けたままで、体重7キロまでの進行方向後ろ向き乗車と、それ以降の前向き取り付けがいつでも切り替えできます。 リクライニングも3段階(後ろ向きは1段固定)で、おきているとき、眠っているときで使い分けが出来ます。 698は、背中から腰下までエッグショック(超衝撃吸収素材)を利用し、頭部にはさらに新素材の「ゲル」を使用しています。(まさにゲル状のクッションです。) インナークッションも頭部2層(月例に応じて2段階の厚さ調節)、下半身はサイドも覆う大型クッションになっています。 598は超衝撃吸収クッションの付いていないスタンダードタイプ。 インナークッションもややシンプルなものになります。新生児期の使用頻度が少ない方、予算を絞りたい方向けです。 (Sタイプに加え、ZRタイプが新規追加。ただし機能的な違いはありません。ビビッドなカラーで精悍なイメージが強くなりました。) どちらもメカニカルで、パパにうけそうなデザインが、個性的でGOOD。 取り付けは要領をえれば、比較的簡単な操作でしっかり取り付けが出来ます。後ろ向き時に背もたれ側にシートベルトをまわすタイプではないので、シートベルトの長さをあまり必要としません。そのため適合車種がかなり広がると思います。 「ゼウスレッグ」は車の床を利用して台座を支えるとても効果的な機構。ヨーロッパなどではポピュラーですが、多機能で重量のかさむ日本のカーシートにこそ必要な機構です。理想は「シンプル・軽量・低重心」なのですが、なかなかそれでは評価が得られない現在の日本の市場ニーズから、採用するメーカーが増えています。(ただし、車の床にある程度負担をかけるため、収納ボックスが床下についている車など、床の強度がない場合には取り付けできません。) ターン機構についてですが。後ろ向きから横向きに変えて赤ちゃんを降ろす、といった作業はとっても簡単。前向きから横向きに変えて子供を降ろす動作は、ちょっとコツを要し、非力な奥さんには難しそう。まぁ、前向きに変えて使う頃には、お子さんもだいぶ大きくなり、扱いやすくなっているので、ターンを使う機会もおのずと減ってくるでしょう。 |
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下記2機種が新たに追加になりました![]() ![]() |
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■Baby-Proの視点 | ||
一時期、ターンタイプは機構の複雑さ、重心の高さ、強度などあらゆる面で解決しなければならない問題が多く、2003年から施行される新しい安全基準には合格できないだろうと危惧されていました。 しかし、それらのすべてを解決し、全く新しい製品としてゼウスターンが誕生。強度面の問題から重量は決して軽くありませんが、その強固な造りは機能美をもかもし出しています。 3点式シートベルト専用仕様なので、腰だけの2点式シートベルトの座席には取り付けできません(旧車、3人座席の真ん中に多い)。新生児から使用できますが、9キロまでは後ろ向き乗車が理想なので、前後にある程度スペースが要ります。セダンの場合、一般的には、助手席を前に詰めて、その後に取り付けします。運転席の後の場合は、運転席を狭くしないといけないかもしれません。助手席にしか取り付けできないときは、エアバッグが無いことを確認してください。また、場合によってはドアミラーを隠す場合がありますし、当然、後座席よりは危険度が高いので、助手席後部座席が無難です。 このくらいの価格帯の商品になると、アップリカのベッドタイプと迷っている方も多くなるでしょう。新生児期に、無理のない姿勢を望むならベッドタイプに勝るものはありませんが、世界基準のイス型も信頼性は高いです。 国内外、広く商品を見渡せば、価格と安全性能は必ずしも比例しませんが、安全といわれる商品でも、見た目でも安全を感じさせるデザイン性がないと商品としては成功しません。 コンビの作りこみは丁寧で、高級感と安心感が伝わってきます。ゼウスターンは、「シンプル・軽量」路線とは正反対ですが、国内の市場ニーズを的確に捉えており、使い勝手や品質感、装着性など総合点で高く評価できます。多機能を望む方には高い満足度を提供できる製品です。 |
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