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過敏症対策ベビーベッドの
スタンダード

R型 ランディ
  


(写真の布団セット・小物は含みません)

こちらの商品の納期はおよそ一週間です。
(即納できる場合もあります。お急ぎの方はお知らせ下さい。)
過敏な赤ちゃんにも安心のエコベッド

「ランディ」は、一般的な標準サイズベビーベッドで、市販のベビーふとんの敷布団(120×70センチ)がちょうど入るサイズです。床板の高さは3段階切り替え。上記の写真の状態が一番上で、以下中段と下段に移動できます。お子さんが大きくなってサークル代わりに使うときは、下段に下げると当分は乗り越えられないので安心です。

扉は使いやすいスライド式。安価な商品は回転式扉が多いですが、上下にスライドして開くので少ないスペースでお世話が出来ます。4輪キャスター付きなので、お部屋の中でのちょっとした移動も簡単。床下は収納スペースに使えるように開閉扉が付いています。(ただし、収納部に床がないので、荷物を置くと移動は出来ません)

構造的にはベーシックなものですが、下記に詳述する澤田工業自慢の過敏症対策を施したベビーベッドです。最安値の売価設定をしている製品ですが、安全性に手抜きはありません。差別化のため、高級ベッドよりは材料の肉厚がやや細めで、塗装面の仕上がりも、他よりは若干劣りますが、価格が安いので、充分見合うものです。

カラーはライトブラウンの優しい色合い。

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★過敏症対策対策エコベッド
★スライド式扉で余分な開閉スペースを取りません。
★床板深さ3段切替。一番深い位置では立ち上がる子どもでも出られません。
★寝台部床板は通気を考慮した有孔ボード張り。

サイズ:W1243×D768×H912mm
木材:プナ材
企画・生産:日本 (澤田工業株式会社)






アレルギーやアトピーなどの現代病の一つではないかと疑われる揮発性の高い物質【ホルムアルデヒド・トルエン・キシレンなど】を含まないエコウレタン塗料や接着剤を使用しています。安全基準を一歩超えた付加価値です。
ベッドの寝台部のボードやキャラクター部分のベニヤ板も、最も安全性の高いとされている材料を使用しています。
 ・ベニヤ材・・・JAS規格(日本農林規格) FC0基準品
 ・ボード・・・JIS規格(日本工業規格) E0基準品
  (ホルムアルデヒド放散量が最低値とされています。)
すべて国内で企画、生産した国産品です。低価格路線追求のため、海外に生産拠点を移したものの中には、生産技術の問題と低コストの壁で、なかなか品質が安定しません。国内生産は競争上とても不利ですが、国内基準の目の行き届いた安定した製品が供給できます。< PSマーク・SGマーク適合 >

新しい家具や大型の樹脂製品などを購入して部屋に持ち込んでから、どうも臭いが気になる、のどが痛い、、頭痛がする、鼻水が出やすい…といったアレルギー症状に悩まされたことはありませんか?
従来、あまり騒がれることはありませんでしたが、シックハウス症候群の問題が表面化して以来、こうした家具の影響も少なからず事例が出てきました。

原因がなかなか特定できない現代病ゆえ、疑わしきものを消去法で減らしいくしか方法がないのですが、「ベッドを購入後、どうも体調がおかしい」という相談が、時折寄せられ、あまり無視できないレベルまできていることを実感した澤田工業の澤田氏が、徹底して対策を施した製品作りに、ベビーベッド業界で始めて本格的に取り組みました。

そもそも、住宅に限らず、衣・食環境も大きく影響しているのですが、現代は自然界にない化学物質が含まれているものが無数にあり、それらに触れ、取り込んでしまうことも常態化しています。そうした中、徐々に身体の組織が蝕まれ、健全な代謝を阻害する、身体機能が正常に働かないといった機能的バランスを崩し、特定の物質に過敏に反応してしまうアレルギー体質が子供や一部の人だけではない社会問題になっています。

赤ちゃんや幼児のアレルギー問題は、アトピーという名で万人が知るところですが、問題は赤ちゃんがおなかの中で育まれている時から親の身体を通じて始まっています。現代の子供は私たち親が代々作ってきた悪環境の代償として、様々なマイナス因子を身体に内包して生まれてきます。

ベビーベッド一つで解決する問題ではありませんが、赤ちゃんのとても身近なアイテムですから、気を遣ってあげるのは大切なことでしょう。

 
 



■Baby-Proの視点

ここで紹介する澤田工業のベビーベッドは、海外工場に頼らず、地元の職人さんの手で1から作られる純国産ベビーベッドです。現在、国外アジア産のベビーベッドが大半となり、部品の加工から組み立てまで国内で行うところはほんのわずかとなっています。
価格では海外品にかなうわけがないのですが、澤田氏の粋な計らいで今回特別な価格が実現しました。

素人目には大差ないこれらのベビーベッドですが、安価なものには、安全基準適合をうたいながらも、強度に余裕がないものが多く見受けられます。実用強度までもないとは言いませんが、昔からの丈夫なベビーベッドを触ってきた身としては、陳腐な造りに驚きを隠せません。

海外製品の多くはすでに「家具」であることは放棄して、「雑貨」と化しています。あまり知識のある者が携わったとは思いにくい雑な仕上げの製品が紛れ、「傷物」「接合不良」の多さに辟易としてきました。もちろん使用期間の少ないものですから、消耗品と考えて割り切って購入されれば、それなりに役には立つでしょう。
(すべての海外製品がそうとは限りませんが、比率が多いという意味です。)

澤田工業の製品には、長く使っても強度が落ちないよう、接合部のジョイントにも工夫がしてあります。二人、三人使っても、親戚で使い回ししても、まず壊れることはないでしょう。
高級ベッド主体のメーカーですが、今回の思い切った価格設定には、エコ商品の認知と普及を目指す澤田氏の決断があります。

やすいからといって手抜きはしないメーカーです。スタンダードな構成なので、他のグレードに比べ、機能的なウリはありませんが、1万円台前半の予算でも、堅実な造りと、アレルギー対策の安心感が得られるとすれば、かなりポイントは高いといえるでしょう。



< 職人の良心がパーツに表れます >
ベビーベッドは普通の家具と違い、面や辺が少ない。点と点のつながりだけで全体の強度を保つのは意外と難しい。
技術力のない工場の商品は接合部も先に塗装してしまってから組み上げるので接着材が浸透せず強度が著しく劣るケースがある。要所を「目釘」という小さなクギで固定するので離れはしないが、早々にぐらつきが出る。目釘が数ミリでもずれていると効果がなく、枠自体が崩れてしまうこともあり、こうなると目も当てられない(実体験から)。
澤田工業の場合は無塗装面を残して接合するので、接着強度もあり、目釘も的確に打ってあるため、より強度が増す。
さらに、組み上げ時は木に負担をかけず、確実に接合するために「丸ナット」を利用したクロス接続を採用。
床板を受けるピンも、脱落防止のために筒状ナットで確実に留める仕組み。差し込むだけのものより手間ではあるが、確実さには変えがたい。
キャスターは、確実に垂直に立っていなければ、スムーズに回転しない。少しの狂いが床や畳を傷めることになる。さらに木材が割れやすく強度もない木口に取り付けする場合は、写真のようなロングシャフトのキャスターでなければ材が負けて寿命が短くなる。
■コラム (別にエコロジストではありませんが・・・)

環境改善という言葉が力をえるようになった昨今ですが、まだまだ出発点。根気強い草の根活動が必要です。

・赤ちゃんの食器は、手軽さからプラスチック製の食器がよく使われています。これらの素材はメラミン、ポリプロピレン、ポリカーボネイトなどですが、表面の保護膜が傷つく、薄れるなどすると、樹脂成分中の添加剤が微量溶出し、体内に取り込まれることがあります。
メラミン、ポリカーボネイトなどからは、環境ホルモンが溶出すると一部機関から指摘され、かなり話題になりました。実際の影響は分かりません。懸念するほどの量が溶出するにはよほどの使用頻度、傷が生じないとありえないと思われますが、親としては出来るなら避けたいと思うものです。


・日本の水道に含まれる塩素は海外に比べ非常に濃度が高く、沐浴による肌のかゆみや刺激を訴える人が増えています。塩素もれっきとした毒物であり、海外では水道中の濃度を下げる方向に動いていますが、日本では逆に濃度を高める方向に動いています。除菌のためとはいえ、毒で毒を制すやり方には限界があります。塩素そのものの毒性は勿論ですが、殺菌の過程で発ガン物質のトリハロメタンという有機塩素系化合物の一種が作られてしまうことも指摘されています。浄水器を利用の方も多い昨今ですが、水道水をも怪しまなければならないのは残念なことです。


・洗濯洗剤、台所洗剤、シャンプーやリンスといった、衣食の重要なアイテムも、実は合成界面活性剤という毒物指定されている化学物質で作られています。「危険」なため必ずこれらの商品には「指定成分」として表記があります。危険だから「指定成分」なのですが、そのことにはあまり触れられません。安価に出来る合成界面活性剤を濃くすれば、汚れがよく落ちる洗剤になり、薄くすれば肌に優しい洗剤になります。しかし、どちらも合成洗剤には違いなく、肌を痛め、水を侵し、自然界の浄化作用に少なからず影響を与えています。他の物質と化学反応を起こし、ダイオキシンと化すケースも指摘されています。(昔、溝にいたイトミミズは水の汚れを浄化する天然の掃除屋さんだったのですが、今は見かけませんね。石鹸などは浄化作用を助けるバクテリアなど微生物のエネルギー源となりますが、合成洗剤の流れる下水では全滅してしまうからといわれます。)

衣服も製作の過程で、多量の化学物質が使われています。そのためそれらの使用を極力抑えた「オーガニックコットン」などの製品が、登場したわけですが、せっかくのこれらの商品も一度でも合成洗剤で洗ってしまうと、価値はなくなります。合成洗剤に含まれる合成界面活性剤や蛍光剤が付着して何度すすいでも取れることはありません。それだけ浸透力が強いのです。
蛍光剤も毒性を問われる染料ですし、たんぱく質を分解して汚れを落とす効果のある洗浄成分が、常に衣服に残留して肌に当たっていると、たんぱく質で出来ている私たちの体は少なからず刺激を受けます。多くの方には許容範囲ですが、過敏症に陥った方やデリケートな肌の赤ちゃんにはアレルギーとして発症することがあります。


 赤ちゃんの肌は沐浴だけでもかなりの汚れが落ちます。ことさら特別な石鹸やシャンプーはいりません。子供に優しいシャンプーというのは界面活性剤濃度が低いだけのもの。小児科の先生方もよく言われるのは、「石鹸を使いましょう・・・」ということば。本当は天然の界面活性剤である【せっけん】が体にも環境にも最も優しいのです。石鹸は化学合成品でも、合成洗剤ほど毒性の強いものは使われていません。また、より良いことを言えば、天然油脂から作られている無添剤の石鹸です。体に害がないことが人類の歴史上(5000年以上)の利用実績から実証されています。


合成洗剤は、その洗浄力の高さでニーズを捉え、ある意味経済を支えてきた重要なアイテムですから、その貢献度を真っ向から否定するつもりはありません。各種の環境リスク調査においても、基準を下回り、直ちに危険な状態であるわけではないことも承知です。

ただし、基準自体が妥当かどうか、その時代には分からないこともあります。(特に日本はこの観点において基準が低いといわれます。)アトピー、花粉症、シックハウスといった現代アレルギー問題は、そうした見通しの悪さが生んだものに他なりません。石鹸という極めて安全でオールマイティな洗浄剤があるにもかかわらず、危険因子を使い続けることはあまり利口なこととは思えません。

それと、最近の合成洗剤は「天然」をうたうものが増えました。たとえ原材料が天然のものでも、化学合成して作られた界面活性剤はやはり毒性の高い合成界面活性剤に他ならないにもかかわらず、いかにも通常の合成洗剤とは違って体や自然に優しいかのように販売されています。合成洗剤の憂いを意識しているからこそ考え出された販売方針でしょうが、そこでまた合成洗剤を売り込むのはあまりにも矛盾し、ユーザーを欺いていないでしょうか。こうした曖昧で誤解を招く手法をみると、どうしても好意的には見れません。


何が正しいのかわからなくなりそうな複雑な現代社会ですが、自然がどうとか、地球がどうとかの大げさな話ではなくて、自分のため、家族のため、身近なところからはじめましょう。メーカーの売り文句に流されず、確かな目を持って家族の環境を守りたいものです。



ちなみに我が家の環境対策をお話しすると・・・(何気なくはじめたもので大げさなものはありませんが)
・とりあえず子供の食器をプラスチック食器メインから、陶器メインにしました。
・玩具類は趣味もあって、プラスチック製品はあまり買わず、木製品主体。
 (そればかりではなかなか子供も喜ばないので、例外は多々あります。)
・家の洗剤はすべて天然素材の石鹸に替えました。浴用、洗顔、食器洗い、洗濯、
 歯磨き粉・・・。天然石鹸にこだわり続けた石鹸メーカーの老舗「シャボン玉せっけん(株)」
 が地元にあったせいもあります。同社は生協やスーパーの石鹸商品の多くをOEM供給
 しています。
・水道の浄化にミネラルの分子吸着を利用した浄水器を利用。お風呂にも利用しています。
 (このあたりは研究途上です)



ベッドの話からずいぶん脱線してしまいましたが、赤ちゃんのためを考えると
生活自体を考え直さなくてはならないほど、様々な問題があるという事例です。

また機会があれば、続きを書きたいと思います。(2003/3/4)



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