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Baby-Pro REPORT(6)
[失敗しないカーシートの選び方]


組み合わせが肝心!チャイルドカーシートのおすすめパターン

 カーシートは単独で考えるのではなく、家族計画や、
使用する車によって、適切な組み合わせを考えなくては
時として無駄な買い物をしてしまうことがあります。

いくつかのおすすめパターンを紹介します。
(写真は「商品タイプの一例」と見てください。)
おすすめパターン1
< 安全至上 ヨーロッパスタイル
>
快適性★★★★★
経済性★☆☆☆☆
新生児〜1歳    ・    1歳〜4歳    ・    3歳〜11歳

   ベビーシート  ・  チャイルドシート  ・  ジュニアシート
(レーマーベビーセーフプラス+キングクィックフィックス+レーマーキッド)


 質実剛健なドイツ・レーマー社のカーシートトリオ。闇雲にドイツ製が良いというわけではありません。市場の熟成度や歴史を踏まえた安全認識のありかたなど、見本とすべきものが、レーマーの製品には数多く盛り込まれています。見た目の華やかさや生地の肌触りなどは日本製の方が上回る部分がありますが、カーシートの基本である「軽い」「低重心」「取り付けがシンプルでわかりやすい」の3大要素を伴っています。逆に言えば伴っていなければ欧州では生き残れない厳しさもあります。
詳しくは下記のレポートページで確認ください。
Baby-Pro REPORT11
http://www.urban.ne.jp/home/krishna8/baby-pro/romer/report-11.htm


価格的には決して安価ではありません。命はお金に換えられないという意識がないと高い買い物になるでしょう。しかし、この組み合わせで不慮の事故にあっても最善は尽くした思えるはずです。
Baby-Proのおすすめ度・・・★★★★★

ポイント : 予算のある方にとってはとても満足度の高い商品構成。赤ちゃんも快適で、親も安心。また、二人目がいつ出来ても違和感なく移行ができます。ベビーシートは乗車の都度取り付けを要すので、その手間を面倒がらずに、取り組む姿勢が必要です。チャイルドシート。ジュニアシートについては面倒なところはありません。
お勧めといっても価格面ではちょっと気が引けます。節約するとしたら真ん中のチャイルドシートをオランダのマキシコシチャイルドに差し替えることです。価格的にぐっと圧縮できますが、それでもかなり高い安全性が確保できます。

おすすめパターン2
< ベッドタイプ+
ジュニアシート)>
快適性★★★★☆
経済性★☆☆☆☆
新生児〜4歳


ベッドタイプ カーシート
(例 マシュマロJフィックス)
1歳〜12歳

ハイグレード ジュニアシート
(レーマーキッド・    
レカロスタートEC)

 新生児の快適な移動を考えるとどうしても気になるのがベッドタイプカーシート。事故時ばかりでなく、普段の乗車姿勢にも気を遣う、いかにも日本的な製品。4歳ころまで使用可能ですが、比較的コンパクトなので3歳くらいで背もたれ付ジュニアシートに移行するのがスマートでしょう。

 ベッドタイプはいろいろグレードがありますので、予算に合わせて3万円台から10万前後まで選べます。4歳いっぱいまで使用して、腰下だけのジュニアシート(プースターシートとも言う)を購入すれば予算的には抑えられますが、背もたれ付きのジュニアシートの方が安全性も快適度も大変高いです。

 ジュニアシートの最高峰はレーマーキッドかレカロスタート。
背もたれ付きのジュニアシートには、コンビのプリムジュニアやアップリカの8サポートなどもっと安価なものもあります。
Baby-Proのおすすめ度・・・★★★★☆

ポイント : 予算のある方にとってはとても満足度の高い商品構成。赤ちゃんも快適で、親も安心。ただしベッドタイプは二人分のスペースをとります。またベッドスタイルは必要と考える方もそう考えない方もありますので、特にベッドを使用したい人にだけおすすめします。ベッドスタイルの使用期間は精一杯長くて1歳未満なので、小さい頃の外出が少ない方はあっという間に過ぎてしまうでしょう。ベッドタイプはついつい高予算になりやすいので、無理のないグレード選びを心がけてください。
  
おすすめパターン3
< イス型カーシート+ジュニアシート>
(ハイグレード)

快適性★★★☆☆
経済性★★☆☆☆
新生児〜4歳


イス型 カーシート
(例 ゼウスターンEG)
1歳〜12歳

ハイグレード ジュニアシート
(レーマーキッド・    
レカロスタートEC)

 世界基準は新生児であっても傾斜のあるイス型シートが主流。生後2〜3月から使用開始となる方にとっては、無理にベッドタイプにすることもないので、一人分の座席に納まるイス型チャイルドシートも魅力でしょう。ワゴン車の3列目や2ドア車の後部座席などは、ゼウスのターンシートが乗せ降ろしに結構便利です。

 ただし、複雑な機構で重量もあります。よくこれだけの機能を詰め込みながら,安全性を両立させたなぁと、アップリカのベッドタイプ同様、高い技術力には感心します。しかし、構造的には床に突っ張るレッグに頼りすぎている感があります。最初から複雑さや重量増を避けてシンプルに作る、欧州の製品作りとは一線を画します。「多機能」や「兼用」を好む日本人の市場が生んだ製品です。回転機構にリクライニングと、とりあえず便利なことは間違いありません。

 3歳半くらいでイス型ジュニアシートに移行すると良いでしょう。乗り降りがラクになります。参考に写真を掲載したレカロスタートは、インパクトシールド(前あて)がありませんが、3歳前のお子さんでも使用可能な設計なので、年子で次を出産というときも上の子に使用可能です。(できれば2歳くらいからが使いやすいですが。)
Baby-Proのおすすめ度・・・★★★★☆

ポイント : ゼウスの回転機構やリクライニングの便利さもさることながら、ベッドタイプと比較したときに、とにかく一人分のスペースで納まる点がメリット。車のスペースが狭くても、子供が増えても、対応しやすい。多機能で使いこなす喜びも感じれる2機種。ただし逆にシンプルイズベストという方には不向きかも。
予算に応じてジュニアシートは色々な選択肢があります。
   
おすすめパターン4
< イス型カーシート+ジュニアシート>
(スタンダード)

快適性★★★☆☆
経済性★★★★☆
新生児〜4歳


イス型 カーシート
(例 ネオシスファーストEG)
3歳〜11歳


ジュニアシート
(例 アップリカ8サポート)

イス型カーシートも様々な種類がありますが、比較的無難な選択となりやすいのがネオシスファースト。クッションの良いEGタイプと通常のシートのSがあります。後ろ向き取り付けは、ややコツを要し、高重心なのも気になりますが、適合性が高く、取り付けできない車はとても少ないです。

ジュニアーシートへの移行時期はやはり3歳半頃が適当でしょう。背もたれ付ジュニアシートなら3歳になったばかりでもOK。例にあげたアップリカの8サポートは価格的に求めやすく長く使えるジュニアシートです。(ただし背もたれを使えるのは7歳まで)
Baby-Proのおすすめ度・・・★★☆☆☆

ポイント : 価格的にこなれているので買いやすいでしょう。予算を絞るにしても、ジュニアシートは是非背もたれ付をお勧めします。8サポートは安いですが、細かく色々と配慮がされた製品でお勧めです。ただ、構造的には華奢です。ジュニアシートはベビーシートやチャイルドシートと違って、それ自体が子どもを支える仕組みは必要ないので、華奢でも軽いことが大事という考えもあります。そうしたとき8サポートは有力な候補になるでしょう。
 
おすすめパターン5
< 廉価なヨーロッパスタイル>

快適性★★★★☆
経済性★★★☆☆
新生児〜1歳    ・    1歳〜4歳    ・    3歳〜11歳


ベビーシート  ・  チャイルドシート  ・  ジュニアシート
(例 マキシコシベビー・マキシコシチャイルド・アップリカ8サポート)


ヨーロッパで主流の構成。新生児〜1歳をベビーシートで、1歳から3歳半頃までチャイルドシート、以降は背もたれ付ジュニアシートへ、という組み合わせです。おすすめパターン1が高価すぎるという方にお勧めする組み合わせです。

マキシコシベビーはコンビプリムベビーの原型となったモデルで、コンパクトかつ軽量。 ベビーシートが狭くなったらチャイルドに移行。リクライニングつきで、ジュニアシート兼用タイプのように角度がきつくなく、ラクに移行できます。体重が9キロ近くになったらベビーシートを卒業してこちらを使った方がサイズ的にもラクですし、赤ちゃんも姿勢が起きるので見通しが良くなり機嫌がとりやすくなります。取り付けも信頼性の高い3点固定。マキシコシチャイルドは、これからのシートの手本となるシンプルかつ信頼性の高い取り付けと、便利なリクライニング機構を両立させた極めてオススメの製品。

3歳を過ぎたら、ぼちぼちジュニアシートを検討しましょう。マキシコシジュニアが2004/5月現在完売となったので代わりにアップリカの製品を紹介しています。マキシコシジュニアもNEWモデルが輸入開始されたら注目株です。
Baby-Proのおすすめ度・・・★★★★☆

ポイント :  この組み合わせは、どの時期の体格でもフィット感が高く、次の子供がいつ生まれても何とか使いまわしてクリアできるので、とても安心感のあるパターン。お勧めパターン<1>のレーマートリオには、サイズの余裕やサイドインパクト対策でかなわないものの、基本的な安全性能に長けており、また、二人三人と子供を増やしたい夫婦におすすめ。
 
おすすめパターン6
< ベビーシート+チャイルド兼ジュニアシート>

快適性★★☆☆☆
経済性★★★★☆
新生児〜1歳


ベビーシート
(例 コンビ プリムベビー)
1歳〜11歳

チャイルド兼
ジュニアシート
(例 プリムキッズ)

 今から主流になってくる可能性が高いベビーシートですが、3点固定方式がまだまだ取り付けできない車が多く、適合確認が欠かせません。(主にシートベルトの長さの問題。210センチ以上必要。)ベビーシートは、カーシート・キャリー・簡易ラックと、いろいろ使い方を工夫できるのでとても便利ですが、使いやすいのは生後1ヶ月〜6ヶ月くらいで、以降1歳まではかなり窮屈を我慢して使うことになります。レーマーのベビーセーフなどのように大きく深く作ってあるものが理想ですが、価格的にはこのプリムベビーが魅力に映る方が多いでしょう。生地のやさしさね縫製の良さなど、コンビ的な配慮も行き届いています。

次に移行するカーシートは体重9キロから使えるタイプとなりますが、メーカーが薦めているロングライフ設計のプリムキッズは、その移行直後はしばらく使い勝手がイマイチ。インパクトシールドが大きい、背もたれ角度がきつい、などが主なポイント。1歳半くらいになると徐々に馴染んできます。プリムキッズはすわり心地はあまり良い方ではありませんが、可動式のヘッドサポートの使い勝手が良いので長く重宝します。
Baby-Proのおすすめ度・・・★★☆☆☆

ポイント : 基本性能は高いのですが、サイズとスタイルの関係で移行時期(生後9〜18ヶ月くらい)に少し苦労します。うまく乗り切ればロングライフでとても経済的。9ヶ月から3歳くらいまではフィッティングを考えるとチャイルドシートを使用するほうが無難ですが、お得感でこの組み合わせに惹かれる方は多いでしょう。
  
パターン6
< イス型チャイルドシート+ブースターシート>

快適性★☆☆☆☆
経済性★★★★★
新生児〜4歳


チャイルドシート
(例 ネオシスファーストS)
4歳〜


簡易ジュニアシート
(例 マシュマロ
ジュニアSTD)

 一般的に良く見かける組み合わせがこちらですね。どちらのタイプももっとも種類が多く、価格域も広いので、選択に迷いますが、あまり安さに走ると品質の伴わないものを買ってしまうことがあります。

上に例としてあげたのは、低価格ながら充分な性能があり、取り付け適合性も高いネオシスファーストS。ブースターシートはすわり心地の良いマシュマロジュニアSTD。普通のブースターシートは安いものなら2000円程度からありますが、あまりにちゃちなものばかりなので、気になる方にはおすすめします。

余談ですが、ネオシスファーストのシリーズにはハピオスと言う廉価版が全く同じスタイルで販売されています。バーゲン商材なので、取り付け角度を微調整するアジャスターが一段省略してあります。他にも適切な取り付け角度をチェックするため角度チェッカーや取り付け解説ビデオがカットされているので、あまりお勧めしません。(月齢が進んでから使用する分には問題が少ないですが、新生児に適した角度での取り付けがしにくい、あるいはできない場合もあります。ビデオがないので、勘違いによる誤使用の心配も高まるでしょう。直感的に取り付けできるタイプのカーシートではありませんのでご注意下さい。)
Baby-Proのおすすめ度・・・★☆☆☆☆

ポイント : このあたりの商品の選択になると、商品の性能を云々と言うより、使用する車にきちんと「適合しているかどうか」をメインに考えるべきでしょう。特筆するところがないのでお勧め度も低めですが、経済面では5つ星。
車を複数持っている方など、セカンド的使用には有効な商品郡です。

コラム
    


 ここで紹介した「組合せでの商品選択」というのは、基本的な知識の一つでしかありません。具体的な商品の選択には、いろいろな商品の解説や、FAQもごらん頂き、より知識を深めてください。

 また、購入したいカーシートがいくつか選べたら、まずは適合確認をしましょう。せっかく購入したのに付けられなかったなんて失敗は絶対避けたいですからね。各メーカーのHPや適合確認ページは下記のおすすめリンクページからどうぞ。

Baby-Pro おすすめリンク↓
http://www.baby-pro.co.jp/link.htm






いろいろな組み合わせ例を示してみましたが、当サイトのユーザー様には「パターン1」か「パターン2」「パターン3」あたりが良く見受けられます。皆さんよく勉強されて目が肥えてきた証拠かな、と思っています。

パターン4を最低レベルとして推奨してきましたが、一般市場でもようやく背もたれ付ジュニアシートが認知されてきました。簡易な腰下だけのブースターシートでは心もとないことを肌で感じる方が増えてきています。

パターン6は数年前から出てきたパターンですが、メーカーの意図に反してなかなか浸透しません。逆に後退の感すらあります。

そこで、もういちど基本に返って、国が模倣しようとしているヨーロッパの地を調べたとき、パターン1や5の市場がヨーロッパではとても大きいということを知りました。なるほど、この方が赤ちゃんにとっては馴染みやすいに違いない、と感じました。幸いヨーロッパでも権威あるメーカー、レーマー社やマキシコシ社の製品が扱えるようになったので現在力を入れて普及を試みています。

新生児から4歳まで使えるカーシートがあれば問題ないように思いがちですが、実際には二人目や三人目の出産もあるわけで、体格に合わせて買い足しをしなくてはなりません。
対象が1歳までのベビーシートも利用者が増えていますが、結構多くの方がベビーシートの次に、新生児対応のチャイルドカーシートを買いなおしています。今からベビーシートの需要はますます増えるはずなので、次をサポートする製品が品薄なのは残念です。

マキシコシチャイルドやレーマーキングは「体重9キロ、約9ヶ月ないし1歳から」とされています。最近は6ヶ月も経たないうちに9キロに達してしまう赤ちゃんもいるので、ベビーシートを1年使用することは困難なケースが多々あります。

頭がはみださないうちは、多少窮屈でも、ベビーシートを使うことが無難ですが、それも無理になったらベビーシートは早々に卒業して、マキシコシチャイルドやキング、ロードといったチャイルドシートに移行してあげると、きっとすわり心地も良かろうと思います。リクライニングも結構きくので、負担が少なくお座りできます。





カーシートの利用を考えて車を買い換える方も冗談ではなくて本当に増えてきました。ますますワゴン全盛と言う感じ・・・。

セダンではベッドタイプを1台載せると横に乗ることすら厳しくなる場合もありますので、ましてや二人以上子供の予定があれば、座席数の多い車でないと外出もままならないということになります。

 お子さんの誕生をきっかけに大きなワゴン車を購入したとしても中古車で年式が古い場合、最近のカーシートは仕様が変わっていて、取り付けできない場合があります。私ども専門家が立ち会えれば、いろんな裏技を駆使してどうにか万全な取り付けをしてあげられますが、遠方への通販ではそうもいきません。せっかく相談を受けたのに手を施してあげられなくて残念に思うことがあります。

ワゴン車の場合、座席数は多いですが、カーシートによっては適合する座席が2列目だけという場合もあります。3列目はシートが狭いことが多いからです。2列目につけたとき、シートスライドは使えなくなります。キャプテンシートのウォークスルーもベッドタイプだとふさがってしまいます。3列目のシートへの乗り降りはどうなるか、検討する必要がでてきます。2列目がベンチの場合、大抵は変則なシート配分なので、カーシートは1台しか付けられないこともあります。

さらに上のお子さんがすでにいる場合など、その子のカーシートはどこにつけるか、乗り降りに支障はないか、目は行き届くか、お世話はしやすいか、などいろいろ考えて決めないといけません。私も3人の子持ちですが、3つのカーシートを付けるとワゴン車もちっとも広く感じられないことに驚いたものです。

まぁ結果的には「どうにかなる」というか「どうにかする」しかないので、心配をあおってもいけませんが、「3列シートなら楽勝」とは思わない方がいいです。予備知識として知っておいてください。

(車メーカーの人が読んでくれてますなら、ワゴン車のカーシートの適合を高める努力をお願いします。座面途中から出ているシートベルトはカーシートの取り付けにとても不自由です。)




ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシートといった言葉自体、よく分からないという方は、下記のページにて説明をしています。No.0054 Question が参考になるでしょう。

Baby-Pro FAQコーナー↓
http://www.baby-pro.co.jp/faq/faq.cgi?Category=seet01

購入はトップからショッピングページにお入り下さい。↓
http://www.baby-pro.co.jp/

(このレポートは2002/11に作成されたものです)
(更新 2004/5/25)
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