魚病情報
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KHV情報 KHV=コイヘルペスウイルス
11月16日
問い合わせと情報を求める人たちが多いので、正しい情報を得てください。
このウイルスで金魚が死亡することはありません。
コイヘルペスウイルスで予防できると言って販売しているようなものが見受けられますが、効果は期待できません。
また、このウイルスの確認は、水温を22Cから24Cにして三週間様子を見ることです。これで発病しなかった場合は、まずは一安心と思って良いと思います。
薬は効果がありませんので、使わないでください。
変わった情報では、
淀川で死んだ黒鯉のKHVが確認されていますが、1m級の真鯉が大川(裁判所の近く)に集まっていることが報告されています。またこの1mクラスの鯉を釣った人もいると報道されています。
11月10日
高梁川は倉敷市及び周辺の市町村の水道水源として活用されている。
この水道水を使用して錦鯉を飼育している錦鯉愛好家では、死亡例が出ていません。
また、ランチュウが岡山で大量死亡しているとの情報は、ありません。
9月中旬から下旬にランチュウで二歳と親魚が死亡したケースは一人ありますが、これは、らんちゅう品評会に参加した後に自身の池に入れたためとしています。
同品評会には多くの人たちが出品(120名余り)していますが、他での死亡例は出ていないので、抗体持っていない鰓病だと推測しています。
またこの二歳と親を失った人は、全滅ではありません。生きている二歳と親魚はなんともない健康状態です。
コイヘルペスとは関係がないと思われます。
2003年11月8日岡山県の小田川で鯉の大量死亡が確認された。TVニュースでは、100魚以上と話していた。
また、錦鯉のKHVも確認された。養魚場が被害になっていたと報じた。
5月から8月にも大量死亡が報告されていて、茨城の霞ヶ浦からの導入真鯉ではないことからKHVの感染ルートが異なると思われ、県は錦鯉及び真鯉の移動禁止を発表した。
11月6日
茨城県霞が浦1100トン およそ120万匹
茨城県北浦 200Kg
宮崎県 7トン、
山梨県石和釣り堀2トン埼玉県上尾釣り堀1.6トン5000匹
長野県200-300匹
福島県500匹
青森、高知、岡山でも死亡が確認された。
いずれも霞が浦から導入された真鯉である。
独立行政法人の養殖研究所(三重県)の検査ではKHV可能性が高いと発表した。
農水省は対策協議会を 青木教授を座長とし9名で11月6日午前中に開催する。
養殖黒鯉は、完全な真鯉ではないと思われ、養殖用に改良された鯉です。早く太るように改良されている。
また、霞ヶ浦は日本の供給基地とされ、各地の食用鯉養殖場に供給されています。
したがって、養殖業者が育成している野池で、霞ヶ浦から導入された場合はKHVの感染発病が予想されます。
http://www.pref.mie.jp/SUKYOKYU/kurashi/etc/2003110062.htm
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20031102press_1.htm
情報は上記に書かれていますので、参照して正しい情報を得てください。
コイヘルペスウイルス病とは
1 原因(病原体) KHV(Koi herpesvirus)と呼ばれるウイルス
2 感受性魚種 コイ(マゴイ及びニシキゴイ)
3 症状 行動緩慢、摂餌不良になるが、目立った外部症状は少なく、鰓の退色やびらんなどが見られ、死亡率が高い。
4 感染経路 コイヘルペスウイルス病に感染したコイ(マゴイ又はニシキゴイ)との接触により感染する。
5.潜伏期間 2〜3週間とされている。
6.発生状況
外国 イスラエル、英国、ドイツ、オランダ、ベルギー、米国、インドネシア及び台湾
7 診断法 培養細胞によるウイルス検査およびPCR検査
*PCR検査・・・遺伝子診断法:病原体の特異的遺伝子を検出する方法
8 治療法 現在のところ治療法はない。
9 その他 コイ特有の病気であって、コイ以外の魚や人への感染はない。
本病は、持続的養殖生産確保法(平成11年法律第51号)における特定疾病に指定されており、発生した場合は、同法に基づく、まん延防止措置(移動制限、焼却等)の対象となる。
錦鯉と金魚のウイルス情報 2000年6月4日掲載
錦鯉と金魚のウイルスに効果がある薬は存在しない。しかし、まれに抗ウイルス薬は存在する。これは人のための薬で存在する。錦鯉と金魚のウイルス薬は聞いたことがない。 ヘルペスに使う薬は、1つだけ存在する。しかし、 この薬は人のための薬で特許です。 このヘルペス薬は大変高い薬です。これをランチュウに使っても効果は期待できません。
錦鯉の場合、コロナ型ウイルスや冷水性ウイルスを治療する場合は、水温を上昇させる。または、下降させるだけです。 通常、水温を上昇させることが望ましい。ポイントは、ウイルスの発生水温を知ることです。発生水温帯を知ることにより対策が効果的になるでしょう。
ウイルスには、二次的に細菌感染が一般的に表れる。 二次的細菌感染として、エロモナス、サルモニシダとカラムナリスが多く存在する。
薬は、エロモナスとサルモニシダとカラムナリスに効果があるものを用意することが望ましい。そして使うべきです。
重要なのは細菌感染を防止することが必要。これは、最初にウイルスで弱った魚体に細菌感染すると死亡率が極めて高いのです。
水硬度が高いときカラムナリス(鰓病の主原因)はより強くなる。しかし、塩水には弱い。 これは、エロモナスとサルモニシダに共通する。
ウイルスを殺すためにUVライトは有効です。UVライトを設置することは望ましい。 55トン池に60WのUVライトを私は設置している。そして、23トン池には40WのUVライトを設置している。 UVの光は、ウイルスの核を破壊するからOK。 しかし、魚体に入り込んだウイルスは、殺すことが出来ない。
錦鯉の月刊誌【日鱗】6月号には、宮崎教授のコロナ型ウイルス研究論文が掲載されています。購読されることを推薦します。
この情報がお役に立てれば幸いです。
鰓病について(’99.8.9)
USAで発生している鰓病があります。これは水温27度から28度でpH7.4前後で発生していると一部の報告があります。
症状は見た目ではわからないとされ、数日の期間に死亡すると言われております。この鰓病の原因については、現在調査中です。
疑われている細菌はカラムナリスですが、鰭等には異常が見られないタイプです。このFlexobacter (flavobactor)が一部の鯉から分離されています。しかし、これが主原因かどうかはまだはっきりしておりません。
SVCウイルスについて、('99.5.16)
SVCウイルスは”FAO”の指定する国際的重要な魚病の一つである。
学名:Rhabdovirus Carpio 英語名はSpring Viremia of Carp Virus
このウイルスの長さは120nm-180nmで、直径60nm-80nmの大砲の弾のような形状をしている。 健康な鯉にSVCウイルスを注射するとエロモナス症状と非常に似ている症状が発生する。 このSVCウイルスに感染していない鯉は発病し、死亡率は極めて高い。
この抗体をあらかじめ健康な鯉に与えることにより、この病気が発生しないことが証明されている。
日本はこのSVCウイルスが日本に入ってこないことを望んでいる。 今のところこのウイルスが日本に入っていない。
1998年春にアジアで初めてSVCウイルスが発生したことを聞いている。 しかし、これは日本ではない。
SVCウイルスはSBI(Swim Bladder Inflammation)と非常に似ている形状をしているけれど異なる。
SBIは浮き袋が溶ける病気で腹部が腫れて立鱗状態となる。
魚病情報
新穴あき病の主原因である新種のウイルスが発見されています。
これは三重大学の宮崎照雄教授が大阪と広島の鯉から発見され、’98年10月の学会において発表されておられます。
この新種のウイルスにより錦鯉の免疫抵抗力がいちじるしく低下し、エロモナスに感染しやすくなると思われます。
また、同教授はランチュウの奇病である主原因はヘルペスウイルスであることを発表されています。 このヘルペスウイルスは鯉とは発病温度と症状が異なるようです。
このヘルペスウイルスは錦鯉で見られるヘルペスウイルスとは症状が異なっています。錦鯉にもよく見かけますが、死ぬということはなく、健康魚と同様に元気です。
錦鯉の場合、どういう症状かと言いますと、水温10度前後から以下において頭部、鰭や皮膚部分に白い乳頭種ができます。これがヘルペスウイルスです。これは水温が上がってくれば自然となくなります。
【 新穴あき病 】
この病気は新しい病気で、従来の「穴あき病」と症状は酷似していますが、それまで効いていた薬がほとんど効かない新タイプの穴あき病のことで、[鯉の紅斑性皮膚炎]とも言われています。
小熊先生の公演による報告では、原因菌はエロモナス・ハイドロフィラとエロモナス・サルモニシダが多く検出されたとしています。
サルモニシダ属は3種類が確認され証明されていますが、まだ解っていないものもあると考えられます。
エロモナスの下位種は160種にも及ぶと米国より発表されているようです。
新穴あき病の原因菌として想定されているものの中ではサルモニシダ属の耐性菌ではないかとも言われています。
【症 状】
- 魚体の側線近辺から下側の体表に白濁したものがついてきて患部が赤くなります。
- 鰭も似たようになりますが、他の病気でもなるのでこの段階でははっきり区別できません。また、この段階での発見は比較的見逃しがちです。
- 魚体部の白濁したものは目立たなくなってしまうと、患部が少し膨れて見えるようになります。水面に上げて魚体を確認しますと、患部の中心部分の鱗が落ちてその部分が潰瘍状になっております。この時初めて穴あき病であると確認できます。
この病気は著しく鑑賞価値を落とす恐れがありますので早期発見を怠らないようにしてください。
[今までの穴あき病と異なる特徴]
- 当歳魚から発病します。魚体の大きさに関係なく感染し、発病します。
- 水温が高いほど症状が進みます。
- 症状で、患部が大きかろうが小さかろうが差異によらず、死亡します。
【新穴あき病の治療】
- 餌に薬を混ぜて投与する方法
a.動物用抗生物質 商品名 バイトリル10%液を1日あたり、魚体重1kgに対して0.1mlを餌に混ぜて一週間与える。餌に混ぜたものは直射日光に当てないようにする。
b.クロロマイセチン末1g当たり1000mgのもので、50〜100ppmに希釈したものを餌に混ぜて与えた場合、初期症状の場合では12日から15日間で治癒した例がある。
c.カナマイシン1g(力価)を100-150ppmにしたものを餌に混ぜて投与した場合も治癒した例がある。
b.c.は口経投与する前にマゾテンとマラカイトグリーンを希釈して混ぜたものを個別魚体患部に2回塗布したとしています。 どちらも餌の食べ方が悪いので(苦い等)薬の濃度はかなり薄められています。
(動物用抗生物質は獣医師の処方箋で指示がなければ使用できません。)

これらの治療法は餌を食べない時期や水温15度以下では餌を食べても消化が鈍いので適しません。水温17度以上にして対処すると良いでしょう。
- 注射による治療
動物用バイトリル2.5%注射液で魚体重1Kgあたり、0.4ml/回を3日間連続して行う。
この治療は小型魚には適しません
- 薬浴するケース
水産用オスカシン散で、100リットル当たりオスカシン散60gに重曹1gで溶かして薬浴槽に散布する。この時食塩500グラムも同時に入れ、まんべんなく溶解してから鯉を入れ薬浴する。
注意事項としては、直射日光を避けて、日陰かカバーをする。水温は20度以上に上げて2日間行い。エアーレーションを必ずしてください。
【予 防】
- この病気は伝染する可能性がある。が健康な鯉にはかかり難いと考えられている。
- コスティアやイカリ虫、ウオジラミ等を発生させないように配慮してください。
これらの寄生虫は魚体に傷をつけて新穴あき病の進入が考えられますからデミリンやマゾテンで定期的に駆除してください。
- エロモナス・ハイドロフィラやサルモニシダはどこにでも発生し、います。
これらはサギ(鳥)のフンや落ち葉についたもの等が池や野池に入ればこの菌が入り込みますので避けにくいと言えます。
池泉や水槽の濾過を十分行い、生物濾過を機能させて常に健康な魚体で飼育するようにしましょう。また、他からの導入鯉はオスカシン散で薬浴して入れるといいでしょう。
【その他】
- この病気は他の魚種(グッピーやコリドラス)では感染しませんでした。
- この病気は治った後でも別の所に症状がでますから注意深く観察して早期発見、早期治療をするように心がけてください。
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