「地球(テラ)へ・・・」

竹宮恵子

<宇宙の潮騒 悲しいまでに広がる星の海 一粒の真珠 ・・・・・・テラ(地球) よ>
このさびしげな題名に先ず惹かれました
この竹宮恵子さん
じつは児童まん画家志望でした
実際石森章太郎大先生の影響が色濃くとくに字のレタリングがそっくり
しかし成り行きで少女漫画家に
絵が少女漫画化するほど十何年も書いていたころ
手塚・石森両名が愛した漫画少年にちなんだ マンガ少年に連載した作品
最初は短い予定で恵子さんに多い物語りへの序奏的な短編(訳わかりませんんねごめ んなさい)のはずが大長編に。

内容は
テーマとしてはありがちな新人類(エスパー)と旧人類の抗争です。
精神までも完全な管理下に。大人社会と子供社会のきりはなし。
無駄選別の繰り返しとエリート養成。だめなものは排除。
監視弾圧体制。みんなが同じでなくては気に食わない社会。
このように未来であり現代である世界。
しかし体の不自由な者感性豊かな者のような削除対象となる 者の覚醒(ミュウと呼ばれるエスパーに・・・)。さらなる弾圧。
そして反乱。
戦争。
戦争に適応してしまった更なる者の誕生と歴史の繰り返しの不安。
ミュウ化する人類へのエリートの不安。
機械による完全なるエリートの生産。
機械の矛盾。
そして管理制度以前の人類の遺産と賭け。
<地球はそれでも動いている。われらはよみがえる、地球の土に>
すばらしきSF作品。私のお気に入りです。

(投稿:nattoさん)


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