00335/00335 CXJ00674 山下 宏 YSS自戦記1

(19) 93/12/25 23:54

コンピュータ将棋選手権の対戦を紹介します。

第1局は高田将棋と対戦しました。

後手:YSS

後手の持駒:なし

先手:高田将棋

先手の持駒:歩 

手数=43 ▲3五歩 まで

  YSSが総矢倉に組んだのに対し高田将棋は

 箱入り娘もどき?からのよく分からない囲いです

 

 3五歩からの攻めに対し飛車先から逆襲して

 有利になりました。

以下、暗い指し回しを続けて駒得を重ねます。


後手:YSS

後手の持駒:飛 角 金二 銀二 桂 香 歩三 

先手:高田将棋

先手の持駒:歩五 

手数=117 ▲5一角打 まで

  極めつけの暗い手が5一角に対する8三歩

 でした。

成るところがなくなり角は切るしかありません。

有利になったとき駒得を目指さず、1手勝ちを

目指すような、さわやかな?プログラムが

作れないものかと思っています。

先手:高田将棋

後手:YSS

▲2六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽6二銀 ▲4八銀 ▽3二金

▲2五歩 ▽3三角 ▲6八玉 ▽2二銀 ▲7八玉 ▽4二角

▲9六歩 ▽4一玉 ▲5八金右 ▽8四歩 ▲3六歩 ▽8五歩

▲6八金寄 ▽8六歩 ▲7七金 ▽8七歩成 ▲同 金 ▽5四歩

▲6八銀 ▽8五歩打 ▲3七銀 ▽3三銀 ▲7七金 ▽6四歩

▲8七金 ▽5二金 ▲9七角 ▽5三銀 ▲7七銀 ▽4四歩

▲8八玉 ▽3一玉 ▲7八金 ▽2二玉 ▲4六銀 ▽4三金右

▲3五歩 ▽4五歩 ▲同 銀 ▽3五歩 ▲3六歩打 ▽4四歩打

▲5六銀 ▽3四金 ▲3五歩 ▽同 金 ▲1六歩 ▽3四銀

▲1七桂 ▽3六歩打 ▲2四歩 ▽3七歩成 ▲2三歩成 ▽同 銀

▲2九飛 ▽2七歩打 ▲6六銀 ▽2八歩成 ▲4九飛 ▽2七と寄

▲7五銀 ▽2六金 ▲4六歩 ▽1九と ▲6六銀 ▽1八と引

▲4五銀 ▽同 歩 ▲7五銀 ▽3八と ▲4七飛 ▽3六金

▲4五歩 ▽4七金 ▲2五桂 ▽5七金 ▲6六歩 ▽2四歩打

▲1三桂成 ▽同 香 ▲8四歩打 ▽1六香 ▲9五歩 ▽8六香打

▲同 銀 ▽同 歩 ▲同 角 ▽8四飛 ▲7五角 ▽8二飛

▲5九香打 ▽4八金 ▲5七香 ▽7四歩 ▲8六角 ▽5八金

▲6八金 ▽8六飛 ▲5八金 ▽8五飛 ▲8六歩打 ▽4五飛

▲5二金打 ▽4九飛成 ▲4二金 ▽5八龍 ▲9七玉 ▽4二金

▲5四香 ▽同 龍 ▲5一角打 ▽8三歩打 ▲4二角成 ▽7九角打

▲9六玉 ▽8四桂打 ▲8五玉 ▽7三桂 ▲7四玉 ▽6三銀打

▲7三玉 ▽7二金打 ▲投了

消費時間

高田: 32:57 (手入力を含む)

YSS : 5:52

00336/00336 CXJ00674 山下 宏 YSS自戦記2(対森田将棋4)

(19) 93/12/25 23:57

第2局は森田将棋4と対戦しました。

 森田将棋の初手はなんと9六歩!定跡をはずすためか、森田さんのユーモアなのか

分かりませんが意表を突かれました。もっともYSSに対しては心理的効果?はなっかた

ようで(^_^)ノータイムで3四歩と指しました。

 にしても、後手番で2手目3二金と指していたのは形を決めすぎていて良くなかった

のでは? 対極戦ではそれがおもいっきり裏目にでていますね(振飛車にされて)

棋力が同じなら戦いになったとき王が堅い方が有利になるのは当然ですから。

題名:第74手、▲7四歩打に△5六歩です。

後手:YSS

後手の持駒:歩四 

先手:森田

先手の持駒:歩二 

手数=74 △5六歩 まで

 戦型はYSSの矢倉に対して森田将棋は銀冠に組みます。

お互いに組み上がってからYSSが不用意に8五歩と合わせたため7四歩と桂を殺され

アララララ。と思っているとここで5六歩の突き捨ての好手を指し、いっぺんに

難しくします。この手を指したのは、たまたまこの局面になったから指せた、ので

あって8五歩の合わせからの読みではありません。YSSに運があったといえます。

題名:第145手、△8八歩打に▲同 金です。

後手:YSS

後手の持駒:飛 歩九 

先手の持駒:金 銀 歩 

手数=145 ▲8八金 まで

 長い中盤を経てYSS優勢のまま終盤に入りました。途中森田将棋は地平線効果のため

やたら歩を叩いて(成り捨てて)随分損をしています。

今回YSSには対策として、ただで駒を捨てる手に対して、それを取る手の探索を2手

深くするルーチンを付けましたが完璧とは言いがたいものでした。他にも王手による

ものもあり、根本的な対策は分かりません。これが解決すれば相手が無茶な攻め合いに

来たときにじっくり受けに回るようなことが出来ると思うのですが。

 さて、終盤のクライマックスは上の局面で、同桂成、同玉、7八飛でいいかな、と

見ていたらYSSはここから3手1組みで必至をかけてしまいました。

8七歩、同金、7八飛。までで見事に受けがありません。操作していて全然気づいて

いなかっただけに感激でした。

先手:森田将棋

後手:YSS

▲9六歩 ▽3四歩 ▲7六歩 ▽6二銀 ▲4八銀 ▽8四歩

▲6八金 ▽4四歩 ▲7八銀 ▽3三角 ▲5六歩 ▽2二銀

▲5七銀 ▽3二金 ▲2六歩 ▽8五歩 ▲7五歩 ▽4一玉

▲1六歩 ▽5二金 ▲2五歩 ▽1四歩 ▲3六歩 ▽4三金右

▲9五歩 ▽4二角 ▲7七銀 ▽3三銀 ▲4六歩 ▽3一玉

▲5五歩 ▽2二玉 ▲6九玉 ▽6四歩 ▲7八玉 ▽6三銀

▲5八金上 ▽5一角 ▲7九角 ▽4二角 ▲8八玉 ▽5四歩

▲同 歩 ▽同 銀 ▲6六歩 ▽8四飛 ▲3八飛 ▽7四歩

▲同 歩 ▽5五歩打 ▲7六銀 ▽8六歩 ▲同 歩 ▽同 飛

▲8七銀 ▽8四飛 ▲8五歩打 ▽同 飛 ▲8六歩打 ▽8四飛

▲7三歩成 ▽同 桂 ▲7八金 ▽5一角 ▲3五歩 ▽同 歩

▲同 飛 ▽4二角 ▲3九飛 ▽8五歩打 ▲同 歩 ▽同 飛

▲7四歩打 ▽5六歩 ▲同 銀 ▽2五飛 ▲3四歩打 ▽同 金

▲3五歩打 ▽2四金 ▲2六歩打 ▽同 飛 ▲7三歩成 ▽2八飛成

▲5九飛 ▽7七歩打 ▲同 桂 ▽5五歩打 ▲6七銀 ▽1九龍

▲8三歩打 ▽2七香打 ▲3七桂 ▽2九香成 ▲8二歩成 ▽3五金

▲4五歩 ▽2六金 ▲4四歩 ▽3七金 ▲4九桂打 ▽3八金

▲4三歩成 ▽同 金 ▲3四歩打 ▽同 金 ▲5七桂 ▽4八歩打

▲9四歩 ▽5六歩 ▲同 銀 ▽8六歩打 ▲同 銀 ▽4九歩成

▲6九飛 ▽4八と ▲同 金 ▽同 金 ▲5五歩打 ▽5八金

▲6七飛 ▽1六龍 ▲4七銀 ▽4八金 ▲5四歩 ▽7六金打

▲4三歩打 ▽5一角 ▲4二歩成 ▽同 銀 ▲5三歩成 ▽同 銀

▲1七歩打 ▽2六龍 ▲6三と ▽6六金 ▲同 飛 ▽同 龍

▲7五銀打 ▽6九龍 ▲5三と ▽7六桂打 ▲8九玉 ▽8八歩打

▲同 金 ▽8七歩打 ▲同 金 ▽7八飛打 ▲3三金打 ▽同 桂

▲3一銀打 ▽1三玉 ▲2二銀不成▽同 玉 ▲8八歩打 ▽7九飛成

▲9八玉 ▽9九龍 ▲投了

消費時間

森田: 21:15

YSS : 10:28

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