●2級建築士試験問題●

過去に出題された問題を毎週掲載します。

 2級H09建築計画No. 1

【問題1】

次の建築物とそれに関連する用語との組合せのうち、最も不適当なものはどれか。

1. サヴォア邸(フランス)…………ピロティ

2. シドニー・オペラハウス(オーストラリア)……オーダー

3. パリ大聖堂(フランス)…………フライングバットレス

4. パルテノン神殿(ギリシア)………黄金比

5. クリスタルパレス(イギリス)………万国博覧会

【解答】2

【解説】

シドニーオペラハウスは、ヨットの帆をモチーフにした球面の屋根が特徴的な建築物で、オーダーはギリシャ建築の円柱などの装飾形式をいう。

【問題2】

次の用語と単位の組合せのうち、最も不適当なものはどれか。

1. 照度……………………lx

2. 圧力……………………Pa又はkgf/平方メートル

3. 熱貫流率………………Wh又はkcal

4. 二酸化炭素濃度………ppm

5. 音の強さのレベル……dB

【解答】3

【解説】

熱貫流率は、熱の伝わりやすさの度合で、単位はW/平方メートル・Kまたはcal/平方メートル・h・℃で表す。

【問題3】

室内気候に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.快適な温度の範囲は、夏と冬とでは異なる。

2.気流の速度によって、同じ温度でも体感温度は変化する。

3.空気の温度が同じでも、室内表面温度が低いと体感温度は低くなる。

4.気圧は、温度と並ぶ温熱感覚についての主要な要素である。

5.温度が高くても、湿度が低いと不快感は少ない。

【解答】4

【解説】

室内の温熱要素は、温度・湿度・気流・輻射(放射)の4つで、気圧は関係ない。

【問題4】

換気や通風に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.居室の必要換気量は、一般に、室内の酸素濃度を基準にして決められる。

2.気密性の高い住宅では、換気設備による適切な換気が必要である。

3.自然換気は、風によるほか、室内外の温度差によっても行われる。

4.通風の効果を上げるためには、夏期の最多風向に合わせた方位に給気のための窓を設ける。

5.機械換気とは、給気機と排気機の双方、又はいずれかを用いる換気である。

【解答】1

【解説】

必要換気量は、一般に二酸化炭素濃度の許容量を基準にして決める。

【問題5】

外壁の伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.中空層では、放射(ふく射)と対流によって熱が伝わる。

2.放射(ふく射)による熱の移動を防ぐには、アルミはくによる断熱が効果的である。

3.グラスウールは、水分を含むと、その熱伝導率は大きくなる。

4.グラスウールの熱伝導率は、実用の範囲では、密度が大きいほど大きくなる。

5.グラスウールの熱伝導抵抗は、一般に、同じ厚さのコンクリートの30〜40倍程度である。

【解答】4

【解説】

グラスウールは通気性があるので、密度が小さくなると熱伝導率は大きくなる。

【問題6】

冬期の結露に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.通常のガラス窓にカーテンを吊るすと、室温が上がるので、ガラス面での結露防止に効果がある。

2.外壁の室内側に生じる表面結露の防止には、外壁の断熱が有効である。

3.外壁の内部結露の防止には、室内側に防湿層を設けて、室内から外壁への水蒸気の流入を抑えると効果的である。

4.各室間の温度差を小さくすることは、結露防止上有効である。

5.暖房しない部屋の窓を気密化すると、その部屋の換気量が減って、相対湿度が上がるので、結露しやすくなる。

【解答】1

【解説】

カーテンを吊るすと暖かい空気が遮られ、窓ガラスの表面温度が低下するため、結露が発生しやすくなる。

【問題7】

採光に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.形、面積、材質が同じ窓の場合、天窓は側窓より採光上有利である。

2.昼間の室内照度分布の変動は、北向き側窓による採光よりも、南向き側窓による採光のほうが大きい。

3.冬期の場合、北向き側窓による採光は、薄曇りの時より快晴時のほうが大きくなる。

4.ブラインドは、室内の照度を均一化する効果がある。

5.窓の大きさ・位置などは、昼光率を変化させる要素である。

【解答】3

【解説】

北向き側窓による採光は、薄曇時の方が光を拡散・乱反射させるので、快晴時より大きくなる。

【問題8】

音に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.吸音力とは、材料の吸音率にその面積を乗じたものをいう。

2.重い壁体ほど、一般に、遮音性能が優れている。

3.室内騒音の許容値は、住宅よりも屋内スポーツ施設のほうが低い。

4.残響時間は、室容積に比例する。

5.気密性の高い窓は、外部騒音を防ぐのに有効である。

【解答】3

【解説】

室内騒音の許容値は、住宅で40dB、屋内スポーツ施設で55〜60dBであり、住宅の方が低い。

【問題9】

色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.白・黒及び灰色は、無彩色である。

2.色の3属性とは、色相、明度、彩度のことをいう。

3.明度は、反射率と関係がある。

4.演色性は、光源の種類と関係がある。

5.赤と青緑のような補色を並べると、互いに彩度が低くなったように見える。

【解答】5

【解説】

赤と緑のような補色を並べると、互いに彩度を高め合ってあざやかさは増して見える。これを補色対比という。

【問題10】

住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.押入れの広さは、各個室の床面積の20%程度のものが多い。

2.食寝分離とは、食事と就寝を同じ空間で兼用しないことである。

3.ユーティリティは、調理以外の家事の中心となる場で、家事労働を能率的にするために設ける。

4.バリアフリーとは、外部からの侵入者を防ぐための防犯上の工夫のことである。

5.家族の動線は、単純明快なものとし、なるべく短くなるように計画する。

【解答】4

【解説】

バリアフリーとは、車椅子使用者の為に段差を無くし、出入り口の有効幅を広くすることなどを配慮した設計上の形式である。

【問題11】

中層又は高層集合住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.階段室型は、片廊下型に比べて、各住戸のプライバシーを確保しやすい。

2.メゾネット型は、1住戸が2層にわたる住戸形式である。

3.ツインコリダー型は、中廊下型に比べて、通風や換気などの点で優れている。

4.ポイントハウスは、塔状に高く、計画によっては、住宅地の景観に変化をもたらすことができる。

5.スキップフロア型は、片廊下型に比べて、共用廊下の面積が大きくなる傾向がある。

【解答】5

【解説】

スキップフロア型は、各階ごとにエレベーターを停止させる必要がないので共用廊下の面積を小さくできる。

【問題12】

劇場に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.奈落………………舞台や花道の床下の空間

2.上手………………舞台において、観客席からみて右手の部分

3.プロセニアムアーチ……背景の演出等に使用される舞台後方に設けられた壁

4.ホワイエ………………観客の休憩、歓談、又は待ち合わせ等に用いられる広間

5.フライズ(フライロフト)…道具類・照明器具等が吊られて収納されている舞台上部に設けられた空間

【解答】3

【解説】

プロセニアムアーチとは、舞台前面に設けられた額縁上の飾り壁をいう。

【問題13】

A〜Dの用語と関係の深いア〜エの建築物との組合せとして、最も適当なものは、次のうちどれか。

A.パントリー     ア.学校

B.クリーンルーム   イ.精密機械工場

C.メディアセンター  ウ.病院

D.デイルーム     エ.レストラン

【解答】5

【解説】

A:パントリーとは、食品庫や食器庫を意味しレストラン等に設けられる。

B:クリーンルームとは、無菌室などのことを言い、手術室や精密機械工場などに使用される。

C:メディアセンターとは、学校の図書館を基盤として視聴覚教材などの各種情報を集約し、学習活動の活性化を狙ったものである。

D:デイルームとは、談話室のことを意味し病院などに設けられる。

【問題14】

各種建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.地域図書館の分館の計画において、開架式を採用した。

2.保育所の計画において、便所を保育室から離して配置した。

3.公民館の計画において、集会室をエントラスホールの近くに配置した。

4.小規模の博物館の展示計画において、エントラスホールも展示空間の一部として利用した。

5.診療所の計画において、診察室と処置室を隣接させて配置した。

【解答】2

【解説】

保育所の計画において便所と保育室は隣接して配置する必要がある。

【問題15】

身体障害者を配慮した公共建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.車いす使用者用の駐車スペースは、建築物の出入口に到達しやすい位置に設けた。

2.玄関マットは,埋め込み式のものとし、端部はしっかりと固定した。

3.廊下の手すりの端部の形状は、曲げて安全なものとした。

4.居室の出入口の戸のガラスには、安全ガラスを用いた。

5.主要な階段は、回り階段とした。

【解答】5

【解説】

身体障害者を配慮した公共建築物の階段は、昇降途中に踊り場のある折り返し階段とした方が良い。

【問題16】

建築物の各部とその寸法・数値との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.車いす使用者用の屋内斜路の勾配………1/15

2.住宅の電灯スイッチの床からの高さ……1.5m

3.病院の病棟の中廊下の幅…………………2.2m

4.和風浴槽の深さ……………………………0.6m 

5.小学校普通教室の天井の高さ……………3.0m

【解答】2

【解説】

住宅の電灯スイッチは、通常床から1.2m程度である。

【問題17】

木造建築の工法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ツーバイフォー工法(枠組壁工法)においては、一般に、断面が2インチ×4インチ以外の部材も使用される。

2.プレカット方式とは、ツーバイフォー工法特有の工場加工方式である。

3.ツーバイフォー工法は、一種の壁構造であるので、壁の配置と壁量の確保に留意して平面計画を行う。

4.在来軸組工法は、柱・はりを主要構造としたものであるが、筋かい等による水平力に対する補強も必要である。

5.在来軸組工法の継手や仕口は、ツーバイフォー工法と比較して、多様である。

【解答】2

【解説】

プレカット方式とは、木造の継ぎ手や仕口などの部位を工場で機械により加工することであり、ツーバイフォー工法特有というわけではない。

【問題18】

高齢者や身体障害者を配慮した住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.出入口の戸は、引き戸ではなく、開き戸とした。

2.水栓は、シングルレバー式とした。

3.便所の出入口の有効幅は、90cmとした。

4.台所の流し台の高さは、床面から75cmとし、流し台の下を開放とした。

5.高齢者の寝室と便所・浴室・洗面所とは、近接させて配置した。

【解答】1

【解説】

開き戸の場合、出入口に対して前後の動きが大きくなるため車椅子使用者にとっては不便である。引き戸のほうが良い。

【問題19】

建築設備に関する次の用語の組合せのうち、最も関係の少ないものはどれか。

1.照明設備…………ダウンライト

2.空調設備…………ファンコイルユニット

3.電気設備…………キュービクル

4.消化設備…………クーリングタワー

5.衛生設備…………ロータンク

【解答】4

【解説】

クーリングタワーとは、冷凍機に吸収された室内の熱を外気に放散させる装置であり、空気調和設備機器に属する。

【問題20】

空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.冷温水配管系には、一般に、膨張タンクは不要である。

2.単一ダクト方式の空気調和設備は、熱源装置、空気調和機、搬送装置、制御装置によって構成される。

3.室の用途、使用時間、空調負荷、方位などにより、空調系統をいくつかに分割することをゾーニングという。

4.空気調和とは、室内又は特定の場所の空気の温度、湿度、清浄度、気流分布などを使用目的に適した状態に同時に調整することをいう。

5.ルームエアコンの冷媒に用いられている代替フロンについても、オゾン層を破壊するとして、規制の対象となっているものがある。

【解答】1

【解説】

膨張タンクとは、冷水又は温水配管内の水の体積が、温度変化により膨張、収縮するのを調節するものである。従って冷温水配管系には、膨張タンクは必要である。

【問題21】

給水・給湯設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.飲料用水道水から、大腸菌群は検出されてはならない。

2.高置タンク方式による給水方式においては、揚水ポンプが必要である。

3.飲料水用の水槽を建築物内に設置する場合、原則として、周囲及び下部に60cm以上、上部に100cm以上の保守点検スペースを設ける。

4.集合住宅においては、1日の居住者1人当たりの単位給水量を600リットル程度として計画する。

5.給湯循環ポンプは、湯を強制的に循環させるもので、給湯栓を開いた場合に、すぐに湯が出るようにするために設ける。

【解答】4

【解説】

集合住宅における単位給水量は、一日、居住者一人当り200〜250リットルである。

【問題22】

排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.通気管は、排水管内の圧力変動を緩和するために設ける。

2.排水立て管の上部は、伸頂通気管として延長し、大気に開放する。

3.横走りする通気管は、その階にある最高位の衛生器具のあふれ縁より、15cm以上立ち上げて横走りさせる。

4.排水トラップの封水深は、一般に、5〜10cmとする。

5.飲料用冷水器の排水管は、一般排水系統の排水管に直接連結する。

【解答】5

【解説】

飲料用冷水器の排水管は、汚水の逆流を防ぐため、間接排水としなければならない。

【問題23】

照明に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.直接照明は、一般に、間接照明に比べて、照明の効率は高い。

2.光り天井照明は、室内の照度分布が均等で、照明による影が弱くなる。

3.白熱電球は、一般に、蛍光ランプに比べて、寿命が短い。

4.局部照明と全般照明を併用する場合、全般照明の照度は、局部照明による照度より低くするが、この場合1/10未満にならないように注意する。

5.全般照明の照度計算では、一般に、壁・天井などの相互反射は考慮しない。

【解答】5

【解説】

全般照明の照度計算では、壁、天井などの色や仕上により反射率が変化するので、相互反射を考慮する必要がある。

【問題24】

防災・消防設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.閉鎖型スプリンクラー設備は、ヘッドが火災時に熱気流を感知し、自動的に散水する。

2.非常警報設備は、火災発生の際、一般に、発見者がボタンを押し、非常ベル等を鳴動させ、建築物内の人々に報知する。

3.誘導灯は、一般の建築物では、通常時には消灯の状態で、停電時に点灯する。

4.自動火災報知設備の差動式熱感知器は、周囲の温度上昇率が一定の率以上になった場合に作動する。

5.泡消火設備は、泡による酸素供給の遮断と冷却効果により、消火を行う。

【解答】3

【解説】

誘導灯は、常時点灯していなければならない。また、停電時にも非常電源により点灯するようにする。

【問題25】

建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.スプリット型(セパレート型)の空気熱源ヒートポンプ式エアコンは、一般に、冷媒管の長さが長くなるとその能力は低下する。

2.便所など臭気を発生する室には、第3種換気が適している。

3.ロープ式エレベーターは、油圧式エレベーターに比較して、昇降行程や速度に限度があるため、高層建築物より低層建築物に用いられることが多い。

4.自家発電設備は、消火設備などの予備電源に用いられる。

5.OA機器などによる高度情報通信設備に対応する配線方式には、セルラーダクト方式やフリーアクセス方式などがある。

【解答】3

【解説】

ロープ式エレベーターは、速度や昇降揚程の範囲が広いので、低層から高層まで広く用いられる。

【問題1】

用語に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.建築物に関する工事を請負契約によらないで自らする者は、「建築主」である。

2.コンクリートは、「耐水材料」である。

3.建築物に関する工事用の図面(現寸図その他これに類するものを除く。)及び仕様書は、「設計図書」である。

4.建築物を移転することは、「建築」である。

5.避難上有効なバルコニーがある階は、「避難階」である。

【解答】5

【解説】

直接地上へ通ずる出入口のある階を避難階という。建築基準法施行令第13条の3第一号

【問題2】

建築基準法上、全国どこの場所においても、確認申請が必要なものは、次のうちどれか。

1.鉄骨造平家建、延べ面積90平方メートルの一戸建住宅から飲食店への用途変更

2.補強コンクリートブロック造平家建、延べ面積100平方メートルの自動車車庫の新築

3.鉄骨造2階建、延べ面積120平方メートルの事務所から倉庫への用途変更

4.鉄筋コンクリート造平家建、延べ面積200平方メートルの一戸建住宅の新築

5.木造平家建、延べ面積300平方メートル、高さ8mの事務所の新築

【解答】3

【解説】

特殊建築物への用途変更による確認の準用において、延べ面積100平方メートルを超えるものは確認が必要。建築

基準法第6条1項第一号、第87条第1項

【問題3】

次の手続きとそれに添えるべき図書との組合せのうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.工事中の建築物の仮使用の承認の申請………安全計画書

2.道路の位置の指定の申請………………………地籍図

3.建築物の大規模の模様替の確認申請…………各階平面図

4.建築物の用途変更の確認申請…………………配置図

5.建築の工事完了届………………………………付近見取図

【解答】5

【解説】

完了検査申請に際しては、付近見取図の添付は必要ない。建築基準法施行規則第4条

【問題4】

図のような建築物の敷地面積、建築面積及び延べ面積の組合せとして、建築基準法上、正しいものは、次のうちどれか。ただし、建設大臣が高い開放性を有すると認めて指定する構造の建築物の部分はないものとし、建築基準法第42条第1項の規定による区域の指定はないものとする。

【解答】1

【解説】

敷地面積の算定(法42条2項)

 幅員4m未満の道路があるので、道路中心線より2m後退したところが道路境界に

 なる。したがって、24×(20−1)=456u

建築面積(令2条1項2号)

 ひさし、地階共建築面積に算入しない。したがって、10×10=100u

延べ面積(令2条1項4号)

 各階の床面積の合計とする。したがって、10×10+10×8+10×6=240u

 

【問題5】

居室に設ける自然換気設備の構造に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.換気上有効な給気口及び排気筒を有すること。

2.給気口は、居室の天井から下方80cm以内の高さの位置に設け、常時外気に開放された構造とすること。

3.排気筒は、排気上有効な立上り部分を有し、その頂部は、外気の流れによって排気が妨げられない構造とし、かつ、直接外気に開放すること。

4.排気筒には、その頂部及び排気口を除き、開口部を設けないこと。

5.給気口及び排気口並びに排気筒の頂部には、雨水又はねずみ、虫、ほこりその他衛生上有害なものを防ぐための設備をすること。

【解答】2

【解説】

給気口は、居室の天井の高さの1/2以下の高さの位置に設ける。建築基準法施行令第129条の2の3、第1項第二号

【問題6】

第一種住居地域内において、隣地境界線に面する図のような住宅の居室で、建築基準法上、窓全面を採光上有効に

するために必要となる隣地境界線と窓面との距離Xの最小限度は、次のうちどれか。

 

1. 1.00m

2. 1.15m

3. 1.20m

4. 1.60m

5. 1.80m

【解答】4

【問題7】

建築物の一般構造に関する次の記述のうち、建築基準法に適合しないものはどれか。

1.木造の床の床下をコンクリートで有効に防湿し、床の高さを直下の地面から20cmとした。

2.水洗便所に、照明設備と換気設備を設け、窓を設けなかった。

3.外壁の床下部分には、壁の長さ4mごとに、面積300平方センチメートルの換気孔を設けた。

4.共同住宅の共用の階段のけあげを23cmとした。

5.階段に代わる傾斜路の勾配を1/12とした。

【解答】4

【解説】

共同住宅の共用階段における蹴上げは22cm以下とする。建築基準法施行令第23条第1項

【問題8】

延べ面積100平方メートルの木造建築物の構造耐力上主要な部分に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.柱の有効細長比は、150以下としなければならない。

2.張り間方向及びけた行方向に配置する壁を設け又は筋かいを入れた軸組の長さの合計は、原則として、それぞれの方向につき、床面積及び見付面積をもとに求めた所定の数値以上としなければならない。

3.引張り力を負担する筋かいに鉄筋を使用する場合、その鉄筋は径9mm以上としなければならない。

4.はりの中央部附近の下側には、耐力上支障のある欠込みをしてはならない。

5.屋根を亜鉛鉄板でふいた2階建集会場の場合、2階の柱の小径は、横架材の相互間の垂直距離の1/33以上としなければならない。

【解答】5

【解説】

2階建集会場における2階の柱の小径は、横架材の相互間の垂直距離の1/30以上とする。建築基準法施行令第43条第1項 

【問題9】

延べ面積100平方メートルの鉄筋コンクリート造の建築物の構造耐力上主要な部分に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。ただし、構造計算又は実験による安全の確認は行わないものとする。

1.柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の0.8%以上とする。

2.柱の帯筋の間隔は、15cm以上20cm以下とする。

3.直接土に接しない耐力壁の鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、3cm以上とする。

4.耐力壁の厚さは、12cm以上とする。

5.壁式構造の耐力壁の長さは、45cm以上とする。

【解答】2

【解説】

柱の帯筋間隔は、15cm以下、かつ、最も細い主筋の径の15倍以下とする。建築基準法施行令77条第二号

【問題10】

構造計算に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.木造3階建、延べ面積200平方メートルの一戸建住宅の設計に当たっては、構造計算により、その構造が安全であることを確かめなければならない。

2.密実な砂質地盤の長期応力に対する許容応力度は、20t/平方メートルとすることができる。

3.床の構造計算をする場合、事務室の床の積載荷重は、230kg/平方メートルとしなければならない。

4.煙突その他の円筒形の構造物の風圧力の計算に用いる風力係数は、風洞試験により定める場合のほかは、0.7としなければならない。

5.積雪荷重は、原則として、積雪の単位重量に、その地方における垂直最深積雪量を乗じて計算しなければならない。

【解答】3

【解説】

事務室の床の構造計算用積載荷重は300kgとする。建築基準法施行令第85条第1項

【問題11】

次の建築物のうち、建築基準法上、耐火建築物及び準耐火建築物のいずれともしなくてよいものはどれか。ただし、防火地域及び準防火地域外にあるものとする。

1.平家建(床面積150平方メートル)の自動車修理工場

2.2階建(各階の床面積300平方メートル)で1階物品販売業営む店舗、2階を共同住宅とするもの

3.2階建で1階を飲食店(床面積230平方メートル)、2階を演芸場(客席の床面積180平方メートル)とするもの

4.2階建(各階の床面積120平方メートル)で各階を児童福祉施設とするもの

5.3階建(各階の床面積90平方メートル)で各階を美術館とするもの

【解答】4

【解説】

児童福祉施設は、2階の床面積が300平方メートル以上の場合に耐火建築物または準耐火建築物とする。建築基準

法第27条第2項第一号、別表1・3項(ろ)欄、同施行令第115条の3第二号

【問題12】

建築物の部分で、建築基準法上、原則として、当該部分とその他の部分とを防火区画により区画すべき部分に該当しないものは、次のうちどれか。

1.主要構造物を耐火構造とし、3階に居室を有する建築物の廊下の部分

2.主要構造物を準耐火構造とし、地階に居室を有する建築物のダクトスペースの部分

3.主要構造部を耐火構造とし、地階に居室を有する建築物の昇降機の昇降路の部分

4.主要構造部を準耐火構造とし、3階に居室を有する建築物の階段の部分

5.主要構造部を準耐火構造とし、4階に居室を有する建築物の吹抜きとなっている部分

【解答】1

【解説】

廊下の部分は、防火のための区画を設ける必要はない。建築基準法施行令第112条第9項

【問題13】

避難施設等に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.共同住宅の2階のバルコニーに設ける手すりの安全上必要な高さは、1.1m以上としなければならない。

2.共同住宅の各住戸には、非常用の照明装置を設けなければならない。

3.屋外に設ける避難階段は、耐火構造とし、地上まで直通する構造としなければならない。

4.劇場における避難階以外の階で客席を有するものには、避難階又は地上に通ずる2以上の直通階段を設けなければならない。

5.集会場における客席からの出入口の戸は、内開きとしてはならない。

【解答】2

【解説】

共同住宅の住戸には、非常用の照明装置を設ける必要はない。建築基準法施行令第126条の4第一号

【問題14】

建築基準法第35条の2の規定による内装期限に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。ただし、窓その他の開口部を有しない居室、地階及び排煙設備はないものとする。

1.耐火建築物である劇場で延べ面積が400平方メートル、客席の床面積の合計が250平方メートルのものは、内装制限を受けない。

2.内装制限を受ける特殊建築物の居室から地上に通ずる主たる廊下の壁及び天井の室内に面する部分の仕上げは、不燃材料又は準不燃材料でしなければならない。

3.木造2階建の住宅の1階部分にある火を使用する器具を設けた調理室は、内装制限を受けない。

4.自動車修理工場は、その規模にかかわらず内装制限を受ける。

5.耐火建築物である学校は、その規模にかかわらず内装制限を受けない。

【解答】3

【解説】

木造2階建て住宅の場合、内装制限を受けるのは1階に調理室がある場合で、2階に調理室がある場合内装制限受けない。建築基準法施行令第128条の第4項

【問題15】

都市計画区域内における道路に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.災害があった場合において建築する公益上必要な用途に供する応急仮設建築物の敷地であっても、道路に2m以上接しなければならない。

2.都市計画法による新設の事業計画のある幅員8mの道路で、2年以内にその工事が執行される予定のものとして特定行政庁が指定したものは、建築基準法上の道路である。

3.道路内であっても、特定行政庁の許可を受ければ、公共用歩廊を建築することができる。

4.敷地を造成するための擁壁は、道路に突き出して築造してはならない。

5.特定行政庁は、必要な場合においては、私道の変更又は廃止を禁止し、又は制限することができる。

【解答】1

【解説】

応急仮設建築物は、敷地と道路の関係についての規定は適用されない。建築基準法第85条第2項

【問題16】

2階建、延べ面積300平方メートルの次の建築物のうち、建築基準法上、原則として、建築してはならないものはどれか。

1.第一種低層住居専用地域内の老人福祉センター

2.第二種低層住居専用地域内の老人ホーム

3.第二種低層住居専用地域内の学習塾

4.第一種中高層住居専用地域内の銀行の支店

5.第一種中高層住居専用地域内の自動車車庫

【解答】3

【解説】

学習塾の用途に供する部分の床面積が150平方メートルを超えるので建築してはならない。建築基準法施行令130条の5の2第二号、別表2(ろ)項第二号

【問題17】

建築基準法の規定で、用途地域の種類と関係なく定められているものは、次のうちどれか。

1.建築物の各部分の高さの限度(斜線制限)

2.建築物の敷地が道路に接する部分の長さの最小限度

3.延べ面積の敷地面積に対する割合(容積率)の制限

4.建築物の敷地面積の最低限度

5.日影による中高層の建築物の高さの制限

【解答】2

【解説】

建築物の敷地は、道路に2m以上接しなければならない。用途地域の種類とは関係ない。

【問題18】

図のような敷地において、建築基準法上、建築することができる建築物の建築面積の最高限度は、次のうちどれか。ただし、図に記載されているものを除き、地域、地区及び特定行政庁の指定はないものとする。

1. 360平方メートル

2. 340平方メートル

3. 320平方メートル

4. 300平方メートル

5. 270平方メートル

【解答】4

【問題19】

図のような専用住宅を建築する場合、建築基準法上、容積率(延べ面積の敷地面積に対する割合)を算定する際の

延べ面積は、次のうちどれか。ただし、自動車車庫等の用途に供する部分はないものとする。

1. 115平方メートル

2. 120平方メートル

3. 135平方メートル

4. 144平方メートル

5. 180平方メートル

【解答】2

【解説】

52条2項、容積率の緩和規定に該当、地階の面積は、住宅の用途に供する部分の床面積の合計の1/3を限度として算入しない。

したがって(40+75+65)×1/3=60平方メートルを地階の床面積に算入しない。よって(65‐60)+75+40=120平方メートルとなる。

【問題20】

第一種低層住居専用地域内に図のような建築物を建築する場合、建築基準法上、A点における建築物の高さの限度は、次のうちどれか。ただし、都市計画において定められた建築物の高さの限度は12mとし、敷地、隣地及び道路の相互間の高低差並びに門及び塀はないものとする。

1. 7.50m

2. 8.75m

3. 9.00m

4. 10.00m

5. 12.00m

【解答】4

【解説】

第一種低層住居専用地域内における建物の高さは、道路斜線、北側斜線、絶対高さの制限のうち、最も小さい値とする。

・道路斜線制限(法56条1項1号、2項)(4+6+4+8)×1.25=27.5m

・北側斜線制限(法56条1項3号)  4×1.25+5=10.0

・絶対高さ(法55条1項) 12mしたがって、高さの限度は10m。

【問題21】

延べ面積が200平方メートルの木造2階建住宅に関する次の記述のうち、建築基準法上、誤っているものはどれか。

1.準防火地域内においては、外壁及び軒裏で延焼のおそれのある部分を防火構造としなければならない。

2.準防火地域内においては、屋根を耐火構造又は準耐火構造としない場合には、不燃材料で造り、又ふかなければならない。

3.準防火地域内においては、準耐火建築物とすれば、外壁を隣地境界線に接して設けることができる。

4.準防火地域内においては、当該住宅に附属する高さ2mの門は、木造とすることができる。

5.準耐火建築物とする場合、防火地域と準防火地域にわたって新築してはならない。

【解答】3

【解説】

外壁が耐火構造の建築物は、その外壁を隣地境界線に接して設けることが出来る。建築基準法第65条

【問題22】

壁を有しない自動車車庫、屋根を帆布としたスポーツの練習場その他の政令で指定する簡易な構造の建築物又は建築物の部分で、政令で定める基準に適合するものについて、次の建築基準法の規定のうち、適用が除外されるものはどれか。

1.第20条(構造耐力)

2.第22条(屋根)

3.第28条(居室の採光及び換気)

4.第31条(便所)

5.第33条(避雷設備)

【解答】2

【解説】

屋根は適用を除外される。建築基準法第84条の2

【問題23】

「建築物の耐震改修の促進に関する法律」による耐震改修計画についての次の記述のうち、正しいものどれか。

1.特定建築物以外の建築物については、耐震改修計画の認定を受けることができない。

2.大規模の模様替を伴う耐震改修においては、建築基準法のすべての規定について、既存の不適格状態が存続するものであってはならない。

3.耐火構造の一部を模様替する耐震改修においては、耐火建築物とすべき規定に必ず適合するものでなければならない。

4.耐震改修計画の認定申請に当たっては、資金計画を作成する必要はない。

5.所管行政庁の認定を受けた耐震改修計画の工事に当たっては、確認申請の必要はない。

【解答】5

【解説】

所管行政庁が計画の認定をしたときは確認申請があったものとみなす。同法第5条第8項

【問題24】

次の開発行為のうち、都市計画法上、知事の認可を受けなければならないものはどれか。

1.市街化区域内で、日常生活のために必要な物品を販売する店舗を新築するために行う2,000平方メートルの開発行為

2.市街化区域内で、診療所を新築するために行う1,000平方メートルの開発行為

3.市街化調整区域内で、中学校を増築するために行う1,000平方メートルの開発行為

4.市街化調整区域内で、農業を営む者の居住用の住宅を新築するために行う500平方メートルの開発行為

5.市街化調整区域内で、土地区画整理事業の施行として行う50,000平方メートルの開発行為

【解答】1

【解説】

市街化区域内における1000平方メートル以上の開発行為は、知事の許可を受けなければならない。都市計画法第29条第二号、同施行令第19条第1項

【問題25】

用語とそれを規定している法律との組合せとして、正しいものは、次のうちどれか。

1.建築主事…………………建築士法

2.取引主任者………………宅地造成等規制法

3.安全管理者………………消防法

4.建設工事紛争審査会……建設業法

5.開発審査会………………都市再開発法

【解答】4

【解説】

建設業法第25条第1項に規定。

【問題1】

構造力学に関する次の用語のうち、単位が断面係数と同じものはどれか。

1.剛度

2.断面二次モーメント

3.ヤング係数

4.曲げ応力度

5.断面二次半径

【解答】1

【問題2】図の問題に答えなさい。

【解答】5

【問題3】

図のような長方形断面のX軸に関する断面二次モーメントの値として、正しいものは、次のうちどれか。

1. 500平方センチメートル

2. 800平方センチメートル

3. 1,600平方センチメートル

4. 2,000平方センチメートル

5. 2,400平方センチメートル

【解答】4

【問題4】

図のような等分布荷重w(N/cm)を受ける単純ばりに断面12cm×20cmの部材を用いた場合、その部材が許容曲げモーメントに達するときの荷重W(N)として、正しいものは、次のうちどれか。ただし、部材の許容曲げ応力度は1,000N/平方センチメートル{102kgf/平方センチメートル}とし、自重は無視するものとする。

【解答】3

No. 4

【問題5】

図のような水平力を受ける静定トラスにおいて、部材A、B、Cに生じる軸方向力の組合せとして、正しいものは

次のうちどれか。

【解答】3

No. 5

【問題6】

図のような荷重Pを受ける静定ラーメンの支点Dに生じる水平反力をHD、鉛直反力をVDとしたとき、これらの

比(HD:VD)として、正しいものは、次のうちどれか。

【解答】4

【問題7】

図のような材の長さと材端の支持条件が異なる柱A、B、Cの座屈荷重をそれぞれPA、PB、PC、としたとき、それらの大小関係として、最も適当なものは、次のうちどれか。ただし、すべての柱の材質及び断面形状は同じものとする。

【解答】4

【問題8】

既存建築物の耐震改修に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.屋根葺材を金属板などの軽いものから瓦などの重いものに取り替える。

2.木造建築物の場合、軸組を構成する柱・間柱及びはり・けた・土台などに構造用合板を釘で打ち付ける。

3.木造建築物の柱、筋かい及び土台のうち、地面から1m以内の部分に有効な防腐措置を講ずる。

4.鉄筋コンクリートの柱が、腰壁・垂れ壁によって極脆性柱となっている場合は、柱と腰壁・垂れ壁との間にスリットを設けることにより、柱の可撓長さを長くする。

5.鉄筋コンクリートの柱が、せん断破壊などによって急激な耐力の低下を生じるおそれのある場合には、柱に鋼板を巻き付ける。

【解答】1

【解説】

屋根葺材は、重い瓦よりも軽い金属盤などで葺く方が耐震上有利である。

【問題9】

荷重及び外力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.多雪区域においては、固定荷重、積載荷重及び積雪荷重による応力の和を長期応力とする。

2.風圧力の計算に用いる風力係数は、地盤面からの高さが高い部位ほど大きい。

3.建築物の地上部分の地震力は、多雪区域以外では、当該高さの部分が支える固定荷重と積載荷重との和に、当該高さにおける

 地震層せん断力係数を乗じて計算する。

4.地下水位面から下にある地下外壁に対しては、土圧だけでなく水圧を考慮する。

5.屋根に雪が一様に分布している場合の応力に比べて、そこから一部の荷重を減らして不均衡な分布となる場合の応力のほうが不利になることがある。

【解答】2

【解説】

風力係数は、建築物の形状によって定められる係数で地盤面からの高さには関係ない。

【問題10】

基礎構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.場所打ちコンクリート杭の断面積は、杭の全長にわたって各部分の設計断面積以下であってはならない。

2.杭基礎の許容支持力は、杭の支持力のみによるものとし、一般に、基礎スラブ底面における地盤の支持力を加算しない。

3.既製コンクリート杭の1本の長さは、15m以下とする。

4.不同沈下を減少させるには、地中ばりの剛性は小さいほうがよい。

5.鉄筋コンクリート造建築物の基礎の設計においては、一般に、風圧力について考慮しなくてよい。

【解答】4

【解説】

不同沈下を減少させるには、地中ばりの剛性を大きくして基礎の一体性を増すとよい。

【問題11】

壁式鉄筋コンクリート造の住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.平面形状が整形でないので、構造計算によって構造耐力上安全であることを確かめた。

2.壁ばりのせいを、20cmとした。

3.地上2階建なので、耐力壁の厚さを、15cmとした。

4.軒の高さを、7mとした。

5.耐力壁を、つり合いよく配置した。

【解答】2

【解説】

壁はりのせいは、45cm以上とする。

【問題12】

木造建築物の構造設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.曲げモーメントを生じるはりは、たわみについても検討する。

2.小屋ばりの断面寸法は、荷重の状態、スパン、はり間隔等を考慮し適切なものとする。

3.床の下地板として構造用合板を直張りすると、床面の水平剛性を高めるのに有効である。

4.2階建の建築物における隅柱又はこれに準ずる柱は、一般に、通し柱とする。

5.小屋ばりに丸太を使用する場合、所要断面寸法は、丸太の元口寸法による。

【解答】5

【解説】

小屋はりに使用する丸太の所要断面寸法は、元口寸法ではなく末口寸法による。

【問題13】

No. 9

木質構造の耐力壁に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.構造用面材と筋かいを併用した軸組の倍率は、それぞれの倍率の和が5を超える場合であっても、5とする。

2.地震力に対して必要な耐力壁の有効長さは、見付面積には関係しない。

3.木材の筋かい(断面3cm×9cm)を入れた軸組の倍率は、土塗壁を設けた軸組の倍率より小さい。

4.筋かいは、その端部を、柱と横架材との仕口に接近して、釘、金物などで緊結する。

5.風圧力に対して必要な耐力壁の有効長さは、床面積には関係しない。

【解答】3

【解説】

筋かい(3cm×9cm)をいれた軸組の倍率は1.5、土塗壁を設けた場合の軸組の倍率は0.5である。

【問題14】

木質構造の釘接合部及びボルト接合部に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.釘接合部の耐力は、一般に、側材として木材を用いる場合より、鋼板を用いる場合のほうが大きい。

2.ボルトと釘を併用する接合部では、一般に、ボルトの耐力と釘の耐力との和を接合部の耐力とすることはできない。

3.釘接合部の引抜耐力は、樹種及び釘径が同じであれば、一般に、釘の打込み長さが長いほど大きい。

4.釘接合部及びボルト接合部においては、割れの生じないように、端あき及び縁あきを適切にとる。

5.ボルト接合部の引張耐力は、ボルトの材質、ボルト径、座金寸法及び樹種が同じ場合、ボルトの長さに比例する。

【解答】5

【解説】

ボルト接合部の引張耐力は、ボルトの長さには関係しない。

【問題15】

鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.はりの引張鉄筋比がつり合い鉄筋比以下の場合、許容曲げモーメントは、引張鉄筋の断面積に比例する。

2.階段やその他の床開口のために、床スラブと連結されない耐震壁は、水平力が伝達されないので、地震力に対して有効に働かないことがある。

3.帯筋やあばら筋の間隔を密にすると、一般に、部材を粘り強くする効果がある。

4.部材のせん断破壊は、曲げ破壊に比べて粘りのない破壊形式であり、構造物の決定的な崩壊をもたらすおそれがある。

5.はりに設備用の貫通口を設ける場合、構造的には柱に近接して設けるほうが望ましい。

【解答】5

【解説】

はりに設備用の貫通口を設ける場合、せん断力を考慮してはりの中央部に設けることが望ましい。

【問題16】

図中の問題に答えなさい。

【解答】4

【問題17】

鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.圧縮材の許容圧縮応力度は、細長比が大きいものほど大きい。

2.部材がほぼ降伏点に達するまで局部座屈を起こさないようにするため、平板要素の幅厚比が定められている。

3.トラス部材の応力の算定に当たっては、一般に、部材の伸縮の影響は考慮しない。

4.山形鋼、みぞ形鋼などをガセットプレートの片側だけに接合する場合は、偏心の影響を考慮して設計する。

5.鋼材に多数回の繰返し荷重が作用すると、その応力の大きさが降伏点以下の範囲であっても破断することがある。

【解答】1

【解説】

圧縮材は、細長比が大きいほど座屈しやすく、許容圧縮応力度は細長比が大きくなるほど小さくなる。

【問題18】

鉄骨構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.構造計算に用いる重ね継手のすみ肉溶接のサイズは、薄いほう

 の母材の厚さを超えることができる。

2.溶接線の交差を避けるため、片方の部材にスカラップを設ける。

3.ボルトは、振動、衝撃又は繰返し応力を受ける接合部には、使用してはならない。

4.一つの継手に高力ボルトとボルトを併用する場合には、全応力を高力ボルトに負担させる。

5.高力ボルトの許容せん断力は、設計ボルト張力やすべり係数を考慮して定められている。

【解答】1

【解説】

重ね継手のすみ肉溶接のサイズは、薄いほうの母材の厚さ以下とする。

【問題19】

建築構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.ラーメン構造は、一般に、各節点で部材が剛に接合されている骨組による構造である。

2.トラス構造は、一般に、各節点がピンで接合され、各部材が三角形を構成する構造である。

3.フラットスラブ構造は、はりを用いないで、スラブをキャピタル付きの柱で支持する構造である。

4.空気膜構造は、構造体の内部と外部の空気圧の差により、膜面に張力・剛性を与えて形状を保つ構造である。

5.シェル構造は、壁体と床スラブなどの平面的な構造体で構成する構造である。

【解答】5

【解説】

シェル構造は、構造体として薄い曲面板を用いて外力を面内応力で処理する構造である。

【問題20】

木材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.繊維方向の圧縮強度は、せん断強度より大きい。

2.心材は、辺材より腐朽しやすい。

3.強度は、繊維方向のほうが繊維に直角方向より大きい。

4.節は、一般に、強度上の弱点となる。

5.含水率は、温度と相対湿度によって変化する。

【解答】2

【解説】

心材は、辺材より樹液が少ないので腐朽しにくい。

【問題21】

コンクリートの強度に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.セメント水比が同じであれば、コンクリートの圧縮強度は、一般に、空気量1%の増加に対し、4〜6%の割合で低下する。

2.コンクリートの圧縮強度は、一般に、セメント水比が同じであれば、スランプが8cmの場合も18cmの場合も、ほぼ同じである。

3.コンクリートと鉄筋との付着強度は、一般に、コンクリートの圧縮強度が大きいほど大きい。

4.コンクリートの引張強度は、一般に、圧縮強度の1/3程度である。

5.コア供試体の圧縮強度は、一般に、高さ(h)と直径(d)との比(h/d)の影響を受ける。

【解答】4

【解説】

コンクリートの引張強度は、圧縮強度の10分の1程度である。

【問題22】

コンクリートの混和材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.AE剤を用いたコンクリートは、一般に、ワーカビリティーは良好になるが、耐久性は低下する。

2.高性能AE減水剤は、高い減水性能と良好なスランプ保持性能を有するもので、特に、コンクリートの高強度化・高耐久性化を図ることができる。

3.防錆剤は、コンクリート中の鉄筋が使用材料中に含まれる塩化物によって腐食することを抑制する。

4.高炉スラグは、ワーカビリティーを良好にするとともに、水和熱を低減させ、塩化物イオンの浸透などを抑制する。

5.フライアッシュは、ワーカビリティーを良好にするが、一般に、中性化速度が速まる。

【解答】1

【解説】

AE剤はワーカビリティー、耐久性を共に向上させる。

【問題23】

鋼材に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.常温において、鋼材の線膨張係数は、普通コンクリートの線膨張係数とほぼ同じである。

2.鋼材に含まれている硫黄は、鋼材を粘り強くする。

3.JISにおける一般構造用圧延鋼材SS400の400は、引張強さの下限値(400N/平方ミリメートル)を表している。

4.JISにおける鋼材の種類の記号SN400AのSNは、建築構造用圧延鋼材を表している。

5.一般の鋼材の引張強さは、温度が250〜300℃程度で最大となり、それ以上の温度になると急激に低下する。

【解答】2

【解説】

鋼材の粘りに影響を及ぼすものは炭素であり、硫黄は鋼材の粘りに影響を与えることはない。

【問題24】

ガラスに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.網入板ガラスは、ガラスが割れた場合の破片の飛散防止に有効である。

2.熱線吸収板ガラスは、ガラスの原料に微量のコバルト・鉄などの金属を添加したもので、可視光線や太陽ふく射熱を吸収する目的で用いられる。

3.合わせガラスは、複数枚の板ガラス専用スペーサー用いて一定間隔に保ち、中空部に乾燥空気を封入したもので、断熱性が高く、結露しにくい。

4.強化ガラスは、板ガラスを軟化点近くまで加熱した後に、常温の空気を均一に吹き付けて急冷したガラスで、フロート板ガラスに比べて、衝撃力や風圧力などに対して強い。

5.SSG(ストラクチュラル・シーラント・クレイジング)構法は、サッシを用いずに板ガラスを止め付ける構法で、構造シーラントを用いて板ガラスを金属支持部材に接着固定する。

【解答】3

【解説】

合わせガラスは、2枚の板ガラスの間に中間膜をはさみ全面接着したものである。2枚の板ガラスの間に中空層を設けたものは複層ガラスという。

【問題25】

建築材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.酢酸ビニル樹脂系の接着剤は、木質系下地材にプラスチック床材を接着する場合に用いられる。

2.せっこうボードは、耐衝撃性に優れているので、階段室や廊下の床仕上げ材として用いられる。

3.ポリサルファイド系のシーリング材は、コンクリート壁のタイル張りの目地材として用いられる。

4.インシュレーションボード(軟質繊維板)は、防音性及び断熱性に優れているので、内壁の下地材や畳床として用いられる。

5.ALCパネルは、軽量で、耐火性に優れているので、鉄骨の耐火被覆材として用いられる。

【解答】2

【解説】

石膏ボードは、耐衝撃性に劣るので、壁や天井などの下地材として用いられる。

H09建築施工

【問題1】

下に示すネットワーク工程表に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.この工事のクリティカルパスは、A→B→D→Fである。

2.B作業の所要日数が1日減少すると、この工事全体の作業日数は、1日減少する。

3.C作業の所要日数が4日増加すると、この工事全体の作業日数は、1日増加する。

4.D作業の所要日数が3日減少すると、この工事全体の作業日数は、3日減少する。

5.E作業の所要日数が3日増加すると、この工事全体の作業日数は、1日増加する。

【解答】4

【解説】

この工事のクリティカルパスは、ABDF=18日であるがD作業が3日減少するとクリティカルパスは、ABEF

16日となる。

【問題2】

工事現場の安全確保に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.スレート葺屋根の上で作業をするので、幅30cmの歩み板を設け、防網を張った。

2.地盤面からの高さが2m以上の箇所で作業をするので、足場を組み立て、作業床を設けた。

3.地盤面からの高さが3mの場所からくずやごみを投下するので、投下設備としてダストシュートを設けた。

4.移動はしごは、幅30cmの丈夫な構造とし、すべり止め装置を取り付けた。

5.単管足場における建地の間隔は、けた行方向を1.9m、はり間方向を1.6mとした。

【解答】5

【解説】

単管足場の建地の間隔は、桁行1.85m以下、はり間1.5m以下とする。

【問題3】

建築工事に関する申請・届等とその提出先との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.道路占用許可申請…………道路管理者

2.クレーン設備届……………警察署長

3.建築物除却届………………都道府県知事

4.工事完了届…………………建築主事

5.安全管理者選任報告………労働基準監督署長

【解答】2

【解説】

クレーン設置届は、労働基準監督署長に提出。

【問題4】

仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.高低差が2.1mの登りさん橋は、勾配を30度とし、滑止めのために踏さんを設けた。

2.架設通路について、墜落の危険のある箇所に設ける手すりの高さは、75cmとした。

3.地盤面からの高さが2.1mの位置に設ける作業床の幅は、30cmとした。

4.工事現場の周囲に設ける仮囲いの高さは、地盤面から3mとした。

5.丸太足場の地上第一の布は、地盤面からの高さが2.5mの位置に設けた。

【解答】3

【解説】

高さ2m以上に設置する作業床の幅は、40cm以上とし、床材間の隙間は3cm以上とする。

5 2、捨てコンクリート地業とは、墨だしや型枠建て込み等を容易にするために打設するものであって、地盤強化にはならない。

【問題5】

地業とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.地肌地業……………賢固で良質な地盤をならして、支持面とする地業

2.捨てコンクリート地業………コンクリートを打設して、地盤を強化するための地業(均しコンクリート地業)

3.砂地業……………軟弱地盤に砂を充てんして、地盤を改良する地業

4.砂利地業……………根切り底に直接砂利を敷き並べて突き固める地業

5.割栗地業……………根切り底に割栗石を小端立てに並べて、砂利を充てんして突き固める地業

【解答】2

【解説】

捨てコンクリート地業とは、墨だしや型枠建て込み等を容易にするために打設するものであって、地盤強化にはならない。

【問題6】

鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.使用する鉄筋がJIS規格品であったので、規格証明書を監理者に提出して承諾を得たうえで、鉄筋の材料試験は省略した。

2.床版の配筋において、スペーサーの個数は、特記がなかったので、上端筋、下端筋とも、それぞれ1平方メートル当たり8個とした。

3.最上階の柱の主筋上端の長さが不足したので、所定の継手長さをとって、鉄筋を補足した。

4.壁の配筋において、柱、はりに接していない開口部の周囲は、縦、横及び斜めの鉄筋で補強した。

5.鉄筋組立ての結束線は、径0.8mm以上のなまし鉄線を使用し、その端部は躯体の中心方向に折り曲げた。

【解答】2

【解説】

スラブ配筋におけるスペーサーの使用個数は、上端筋、下端筋とも1平方メートルあたり1〜2個程度とする。

【問題7】

鉄筋コンクリート工事における鉄筋の加工・組立てに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱の鉄筋の必要な最小かぶり厚さは、主筋の外側からコンクリート表面まで測定した。

2.はりの鉄筋を加工する際に見込んでおくかぶり厚さは、必要な最小かぶり厚さに10mmを加えた数値とした。

3.鉄筋の切断は、シヤーカッターによって行った。

4.径の異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細いほうの鉄筋径の45倍とした。

5.はりの鉄筋のかぶり厚さの検査は、コンクリートの打込みに先立って行った。

【解答】1

【解説】

かぶり厚さは主筋より外側にある帯筋の外面から測るものとする。

【問題8】

型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱・壁のせき板は、コンクリートの圧縮強度が5N/平方ミリメートル{50kgf/平方センチメートル}以上に達したことを確認した後に取り外した。

2.冬期の工事においては、せき板の存置期間は、夏期の工事より長くした。

3.一度使用したせき板は、表面をよく清掃し、破損箇所等を修理のうえ、監理者の承諾を受けてはく離剤を塗布し、再使用した。

4.はり下の支柱は、コンクリートの圧縮強度が設計基準強度以上で、かつ、施行中の荷重及び外力について、構造計算により安全であることを確認した後に取り外した。

5.コンクリートの若材齢における収縮による変形を防止するために、床版下の支柱の盛替えを頻繁に行った。

【解答】5

【解説】

支柱の盛替えは原則として行ってはならない。

【問題9】

コンクリートの調合・強度に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.調合強度は、品質のばらつきや養生温度等を考慮して、設計基準強度に割増しをして定めた。

2.単位水量は、コンクリートの所要の品質が得られる範囲内で、できるだけ少なくした。

3.レディーミクストコンクリートを発注する際のスランプは、荷卸し地点における値を指定した。

4.断面が大きな部材に用いるコンクリートであったので、単位セメント量は、所要の品質が得られる範囲内で、できるだけ少なくした。

5.打設されるコンクリートのスランプと所要スランプとの差が3cmであったので、許容範囲内とした。

【解答】5

【解説】

打設するコンクリートのスランプと所要スランプとの許容差は2.5cm以内とする。

【問題10】

コンクリートの打込みに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.振動棒は、直接鉄筋に振れないように差し込み、10秒程度ずつ振動させて締固めを行った。

2.高さ5mの柱の打込みには、縦形シュートを使用した。

3.階段を含む打込み区画は、階段まわりから打ち込んだ。

4.コンクリートの打込みを中断する時間は、1時間以内とし、かつ、先に打ち込まれたコンクリートが再振動可能な時間内とした。

5.はりの打込みでは、柱・壁の打込みをはり下で一度止めずに、上端まで連続して行った。

【解答】5

【解説】

はりの打込みの場合、はり下で一度打止めして安定させてから、上端まで打込む。

【問題11】

鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.溶接棒は、十分乾燥していなければならないので、吸湿の疑いのあるものは、再乾燥させてから使用した。

2.溶接作業の姿勢は、部材の位置を調整して、できるだけ下向きで行った。

3.完全溶込み溶接の溶接部の余盛りの高さは、特記がなかったので、5mm以上盛り上げた。

4.高力ボルトの本締めにおいては、1次締めの際に付けたボルトとナットのマークのずれにより、とも回りの有無を確認した。

5.高力ボルト接合による継手の仮ボルトの本数は、一群のボルト数の1/3以上で、かつ、2本以上とした。

【解答】3

【解説】

余盛りは、6mm以内とし必要以上に行わない。

【問題12】

補強コンクリートブロック工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.高さ1.5mのへいにおける基礎の根入れの深さは、30cmとした。

2.ブロックの空洞部を通して、電気の配管を行った。

3.耐力壁の部分は、ブロックの1日の積上げ高さを2.0mとした。

4.縦目地空洞部には、ブロック2段ごとにモルタルを充てんした。

5.ブロックは、フェイスシェルの薄いほうを下にして積んだ。

【解答】3

【解説】

コンクリートブロックの1日の積み上げ高さは、1.6m以内とする。

【問題13】

屋根のアスファルト防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.アスファルトの溶融がまは、できるだけ施工箇所の近くに設置した。

2.アスファルトルーフィングは、水上側から水下側に向かって張り進めた。

3.アスファルトルーフィングの上下層の継目は、同一箇所にならないようにした。

4.屋根保護防水断熱工法における断熱材には、押出法ポリスチレンフォーム保温材のスキン層付きを使用した。

5.屋根露出防水層の最上層には、砂付きストレッチルーフィングを使用した。

【解答】2

【解説】

ルーフィングは水下側から水上側へ張り重ねて行かなければならない。

【問題14】

木造建築物に使用する接合金物とその主な用途との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

【解答】1

【解説】

かね折金物は、通し柱と胴差しの筋結、補強に用いる。

【問題15】

コンクリート下地壁のセメントモルタル塗りに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.室温が2℃以下になったので、5℃以上に採暖して施工した。

2.下塗りには、上塗りに比べて、富調合のモルタルを用いた。

3.下塗り面には、金ぐしを用いて、荒らし目をつけた。

4.下塗りを行った3日後に、中塗りを行った。

5.中塗りの塗り厚は、7mm以下とした。

【解答】4

【解説】

中塗りは、下塗り後2週間程度乾燥期間をとる。

【問題16】

陶磁器質タイル張り工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.壁の改良積上げ張りにおいて、張付けモルタルの調合は、容積比でセメント1:砂2.5とした。

2.外壁の改良積上げ張りにおいて、伸縮調整目地用シーリングの目地幅は、10mmとした。

3.壁の改良積上げ張りにおいて、1日の張付け高さは、2.5mとした。

4.内壁の積上げ張りにおいて、張付けモルタルの塗り厚は、15mm程度とした。

5.壁の接着剤張りにおいて、接着剤の1回の塗付け面積は、30分以内に張り終える面積とした。

【解答】3

【解説】

改良積上げ張りの1日の張付け高さは、1.5m以内とする。

【問題17】

建具・ガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.高さが1.8mの木製建具には、ステンレス鋼製の木製建具用丁番を2枚使用した。

2.外部に面する複層ガラスをはめ込む下端ガラス溝には、径6mmの排水用水抜き孔を3箇所設けた。

3.建具の保管に当たって、障子とガラス戸は種類別に立てかけとした。

4.アルミサッシがモルタルに接する部分は、サッシの保護塗膜をはがして付着性をよくした。

5.鉄筋コンクリート造において、アルミサッシの周囲充てん用モルタルの調合は、容積比でセメント1:砂3とした。

【解答】4

【解説】

アルミは、アルカリに弱いので、コンクリートに接する部分は、保護皮膜が必要である。

【問題18】

室内における塗装に関する素地と塗料との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.フローリング……………ウレタン樹脂ワニス

2.一般木部…………………マスチック塗材

3.コンクリート……………合成樹脂エマルションペイント

4.亜鉛めっき鋼板…………合成樹脂調合ペイント

5.鋼板………………………塩化ゴム系エナメル

【解答】2

【解説】

マスチック塗材は、ローラーを使用して凹凸面を造る塗材で、コンクリート、モルタル下地以外は適さない。

【問題19】

木造住宅における内装工事又は断熱工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.洗面室、洗濯室まわりの壁の下地材料として、JAS(日本農林規格)による普通合板の1種を用いた。

2.天井の仕上げに用いる化粧合板の切断は、化粧裏面から行った。

3.脱衣室、便所におけるビニル床シートの張付けには、エポキシ樹脂系接着剤を用いた。

4.1階床の断熱施工に当たっては、床下の地面には防湿措置を講じ、床下には換気口を設けた。

5.外壁に設ける通気層は、厚さを25mmとし、その上下端部は外気に開放した。

【解答】2

【解説】

化粧合板の切断は、化粧面から行う。

【問題20】

設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.給水と排水の配管を平行に地中に埋設する場合、両配管の水平間隔を50cm以上とし、排水配管が給水配管の上方になるようにした。

2.排水管は、建設地域の凍結深度より深く埋設した。

3.自動火災報知設備の熱複合式スポット型感知器の下端は、天井面の下方30cm以内の位置に取り付けた。

4.屋内電気配線は、水道管及びガス管等と接触しないように離して施設した。

5.LPガス(プロパンガス)のガス漏れ警報設備の検知器の上端は、床面から上方20cmの位置に取り付けた。

【解答】1

【解説】

給水と排水の配管の水平距離は50cm以上とし、必ず給水管が上方になるよう設置する。

【問題21】

各種工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.内装工事において、フローリングは、割付墨に合わせて、室の中心から両側に向かって張り進めた。

2.多彩模様塗料の吹付けにおいて、湿度が高かったので、付着しやすいように、吹付圧を通常の2倍とした。

3.壁の下地の石こうボード張りにおいて、目地なし処理とするために、テーパー付き石こうボードを用いた。

4.左官工事において、セメントモルタル塗の中塗りについては、一般部分に先立って、隅、角などの形を決めるために、定規塗りを行った。

5.壁の張り石工事において、大理石の引き金物は、ステンレス製のものを用いた。

【解答】2

【解説】

多彩模様塗料の吹付けは、温度が低く、湿度が高い場合は、作業を中止する。

【問題22】

工事とそれに用いる工法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.根切り工事における地下水の排水………ウエルポイント工法

2.山留め工事……………鋼矢板工法

3.杭地業工事……………オールケーシング(ベノト)工法

4.鉄筋工事……………リチャージ工法

5.型枠工事……………スライディングフォーム工法

【解答】4

【解説】

リチャージ工法とは、地盤沈下防止の地下水処理工法である。

【問題23】

積算に用いる用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.工事原価は、直接工事費と共通仮設費とを合わせたものである。

2.複合単価は、材料費と労務費を加えたものなど、2種類以上の費用を合わせたものの単価である。

3.諸経費は、現場経費と一般管理費を合わせたものである。

4.共通費は、共通仮設費と諸経費を合わせたものである。

5.共通仮設費は、現場事務所の設置や動力、光熱、用水等に要する費用である。

【解答】1

【解説】

工事原価とは、純工事費と現場経費を合わせたものである。

【問題24】

各種測量A〜Cとその説明ア〜ウとの組合せとして、最も適当なものは、次のうちどれか。

----------------------------------------

A.平板測量

B.トラバース測量

C.水準測量

----------------------------------------

ア.トランシットと巻尺等を用いて距離や水平角度を測定する比較的精密な測量

イ.アリダート、巻尺等を用いて距離や方位を測定し、現場で紙上に図解する測量

ウ.レベルと標尺(箱尺)等を用いて高低差を測定する測量

【解答】3

【解説】

平板測量:現場で測量しながら作図ができる。

【問題25】

工事請負契約に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.工事請負契約書には、工事価格に応じた収入印紙を貼る。

2.工事請負契約書には、主任技術者の氏名及び資格を記載する必要はない。

3.工事請負契約書には、天災その他の不可抗力による損害の負担についても記載する。

4.通常、鉄筋コンクリート造の建築物の瑕疵担保期間は、引渡しの日から3年間である。

5.通常、請負工事中の出来形部分と工事現場に搬入した工事材料に、火災保険を掛ける者は、請負者である。

【解答】4

【解説】

鉄筋コンクリート構造の瑕疵担保期間は、2年間である。



「飛躍への第一歩」
         ・・・・・・・・・・広島塗装高等職業訓練校 
 長崎 浩司

「なげださないで最後まで」
        ・・・・・・・・・・広島県建築高等職業訓練校
  佐藤 薫


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