料理教室

7月28日に開かれた自然医学講議及び料理教室について



先日7月28日に開かれた自然医学会講議及び料理教室は、28人の方々に来ていただき、自然医学会講師 藤井佳江 先生による指導のもと、前半は自然医食料理教室、後半はできた料理をいただきながら、電磁波についての講義を聞き、無事つつがなく終了いたしました。



私ども健美苑では、自然医学講義、料理教室を今回を入れて二七回開催しており、一回一回、違うテーマで講議し、違う献立を作りました。 来ていただいた皆さんは本当に真剣に講義を聞いて、真剣に料理をし、どの回も有意義で、お互いの交流を深められたと思います。 私達が、このような催しものを開くのは、自然医学の啓蒙と発展のためと同時に、現代の社会、生活環境の急激な変化に伴う、予測される、また現れつつある、健康、人間性、環境に関する問題、危険性を自然医学の観点から指摘し、その対処方法を考え、皆さんと一緒に検討する場を作るためでもあります。 今回は、最近問題になりつつある電磁波についての講義をいたしました。 詳細は長くなりますので、ここでは割愛させていただきます。
料理に関しては、その都度その季節に合わせ、病気を持っておられる方が食べられても、体力が回復し、血液を浄化し、病気をも消し去るような食材、料理方法を考えて 献立を作りました。
つまり私達の料理教室では、手間と暇をかけて、体を元気にしてなおかつおいしい料理を作る事を第一としておりますが、最近のグルメ指向の遊びの料理教室とは違います。体の浄化、健康の具現、増進、を望む人、健康のありがたさ、喜びを知った人達がほとんどですので、和気あいあいでありますが、その目は真剣で、エネルギーにあふれ、全てがすばやく、料理はてきぱきと進みます。まるで、実験に熱中している研究者のようです。このような雰囲気は貴重であり、すがすがしいものがあります。
このような雰囲気の中で作られた料理を、自然食の作法に則り、講義を聞きながら、ゆっくりいただきます。
私達は、今述べたような活動をもっともっと多くの方に知っていただき、現代社会の中での自然食の意義、その重要性を認識していただきたいと思っております。


次に今回の料理教室の様子を写した写真を紹介します。


藤井佳江先生の講議中! 僕も真剣に料理してます。?


玄米のとぎ方の実演 皆さん真剣です!


できあがりました。!




献立

黒蜜
材料

固形黒糖500g
48時間天龍石水200cc−300cc



食養効果
喘息、気管支炎、胃腸病、風邪、美声、 去痰、鎮咳


作り方
1
    鍋は大きめの厚手鍋を使用。最初の2分間は大きな炎で熱し煙が出るようになるまで中火と弱火の中間ぐらいの炎とし、手を休めず攪拌を続ける。固形がなくなりとろりとしてくる。更にまぜ続けると力を入れずとも混ぜやすく次第に泡立ってくる。この状態で弱火にして更に攪拌。
2
    1の中に天龍石水300ccをいれるのであるが、小さな爆発があるので2−3回に分けて注ぎ、十分注意を要する。この時固形化することがあるが、一時的なもので、手を休めず攪拌し続ける事。また、同時に多量の泡が出るので注意を要する。泡が少なくなりかき混ぜながら固まりのないことを確かめて火を止める。
3
    冷えたら茶漉しで漉してビン詰めにする。



注意


粉黒糖の使用は禁。固まりのまま使用する事。
天龍石水は必ず48時間以上のものを使用の事。
2年以上保存の事。病人は3年以上保存する。
途中カビを発したら漉して沸騰させて保存を続ける。



鯉こくお好み焼
材料
すべて適量で
小麦粉 4割
そば粉 3割
ハトムギ粉 3割
鯉こくの実

たくあん
キャベツ
桜海老
竹輪
巻き海苔
紅生姜
お好みソース
ウスターソース
ミネラルソルト

必要があれば
鳥骨鶏の卵
作り方

  1. 粉を4:3:3の割合で水を加えとろりとなるまでよくこねる。
  2. 鯉こくをすり鉢で十分すりつぶす。キャベツは細切、葱はうすい小口切、たくあんは1cmの角切。
  3. 1と2を桜海老と合わせてよく混ぜる。
  4. 竹輪は薄い斜め切り。
    巻き海苔は3−5cm角に切って別にしておく。
  5. 熱くした鉄板かフライパンで3を伸ばして焼く。
    生焼けの時、竹輪、海苔、紅生姜をのせ、裏返ししてフライ返しで押さえながら焼く。



グルテンミートステーキ(鯉こくソース)
材料5人分
グルテンミート 大1缶
卸しニンニク 大さじ3杯
鯉こくの汁 1缶分
水又はだし 1/2カップ
みりん 大さじ3杯
絹こし白胡麻バター
大さじ2杯
八丁味噌 大さじ3−4杯
白葱 少々
ごま油 適量
ソーミー 適量
しそ 少々
作り方
  1. Gミートをなるべく大きくステーキ様に切り、ごく少量の塩をすり込み、卸しニンニクをまぶしておく。
  2. だし汁、みりん、胡麻バター、鯉こく汁を合わせてひと煮立ちして、最後に生姜絞り汁を加える。
  3. フライパンに胡麻油を熱し1をならべてこんがりと焼く。
  4. 出来上がったものを器に盛り2のソースをかけ、しその細切り、白髪ねぎを添える。
食養効果

骨格形成、精神頭脳の強化、難病、癌、乳汁分泌、安産、虚弱、体力増強



納豆サラダ
材料
納豆 50g
千切大根 30g
葱 1本
人参 40g
漉き昆布 30g

ドレッシング材料
玉葱しぼり汁
大さじ3杯
紅花油 大さじ2杯
米酢 大さじ2杯
醤油 大さじ3杯
わさび 少々
自然酢 大さじ2杯
作り方
  1. 千切大根、漉き昆布を水に戻す。
  2. 納豆は、紅花油大さじ1杯、醤油大さじ1杯を加えて混ぜておく。
  3. 野菜は極細い千切りとする。
  4. わさびを水でねっておく。
  5. ドレッシングの材料を合わせ、中に123を入れさっと混ぜて盛り付ける。



食養効果

肌荒れ、角膜を丈夫にする、腸の健康、骨を丈夫にする、放射性物質の排除




今回の献立は、玄米ご飯、グルテンミートステーキ、鯉こくお好み焼、納豆サラダ、黒蜜に寒天様にした葛を入れたデザートでした。皆さんとてもおいしくいただきました。
材料はすべて自然農法、無添加、昔ながらの製法、自然の力を増幅する製法で作られた物を選びました。
今回の料理の様に、夏にエネルギーの強い食べ物を食べると、冬に病気をしないで健康を保てます。特に虚弱体質のひとにおすすめします。
夏に、暑いからと言って冷たいものや、陰性の食べ物(くだものや生野菜)ばかりを食べていますと、冬になって体が冷えて風邪をひきやすくなったり、冷え性がひどくなり寒さに耐えれないようになります。冬に寒さを全然気にしないで元気に過ごすには、夏に食べる物に気を配る事が重要です。
鯉こくは動物性の食べ物としては最高のものです。高原の清流で取れた鯉を数日間絶食させ、うろこも一緒に鯉全体をごぼうや人参などの根菜類と形がなくなるまで煮込んだものが鯉こくです。
この食べ物は大変エネルギーがあり、婦人病、冷え性、虚弱体質の方に特におすすめします。また母乳の出も大変よくなります。
黒蜜は長時間熱をかけて練り込んで作っていますので、甘くても陽性であり熱のエネルギーを十分吸い取っています。
グルテンミートステーキも体にエネルギーを与え体液や粘液質を丈夫にするような料理です。納豆サラダは、ミネラルや酵素を補給し、体から毒素を排泄し血液を浄化する役目があります。
食べ物は単なる嗜好品ではありません。あなたの体を造り、養うものですからとくにそのことを意識しながら食事を取っていただきたいと思います。
まず玄米を主食に、味噌、醤油、塩(など自然のエネルギーを貯えている調味料)、海藻類、根菜類、あとは体質や生活の状況に合わせた物を使ったおかず、をいただいていますと、体全体の機能が強まり、生命力あふれ、あなたの生活、人生がより充実したものになるでしょう。



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