P泊・Pキャンプについて
最近はRVがめっきり増えて、我が家同様P泊をする方が増えています。尤も、P泊にはRVが無くては成らないって事はなく、1BOXでもセダンでも車中
泊
さえ出来ればP泊はできます。P泊とは、駐車場で行う車中泊の事と考えます。同じく、同列に扱われる言葉に「Pキャンプ」という言葉があります。本質的に
は同じモノだと思うのですが、私は或る理由で使い分けをしています。P泊のモットーは「起つ鳥後を濁さず」の精神で、1夜の宿をお借りする施設の目的に反
する行
為をしない・・・と云う事です。オートキャンプ系の雑誌ではキャンプ禁止の看板が立つ「道の駅」が出てきた事の背景には「極少数のマナーの悪い駐車場車中
泊者の常軌
を逸した行動に対する施設管理者からの警告」と記されています。これが本当に駐車場車中泊者の行動に依るのか、否かは、私には判りません。(だっ
て・・・、
観光バスから降りた観光客の方が食べ残した釜飯を洗面台に流して、釜を大事に持ち帰る現場に遭遇した事がありますモノ・・・。施設を利用した誰か判らない
人が犯した罪だとしてもRVは目立つし、現に駐車場に長時間居座っているし・・・、一緒くたに濡れ衣を着せられたのかもと過激に考えますケド)
又、デコイに群がるカモの様にRVのP泊が多すぎる場所へは立ち寄りません。P泊禁止の札が出なくても、人気のP泊地は敢えて訪問リストから外す事にし
て
います。別に申し合わせた訳ではないにしろ、白いRVが所狭しと並ぶ光景はRVに興味のない一般の方から見ると恐怖の対象にも成りかねません。P泊が常態
と成っている公共の駐車場では、管理者に許可を取りに行くと理由を付けて渋られます。渋られたら、「そうですか?ゴメンナサイ」と謙虚に引き下がり今後の
立
ち寄りを避ける事にしています。そんな中で、我が家のお気に入りのP泊地は減りつつあると云っても沢山あります。折角のP泊地を減らしたくないのでWeb
での公開は致しません。悪しからず・・・
。
何れにしろ、どんな場所の駐車場でも駐車場はキャンプ場では無い訳で、駐車スペースにイスやテーブルを持ち出すなんて以ての外です。仮眠目的の車中泊と
割
り切るべできは無いでしょうか?良い子ブル訳でもありませんが、長距離移動の前泊には大抵高速道路のSA・PAでP泊をしますが、大抵朝食はソコの食堂で
食べる事にしています。必然的に食事がマズイSA・PAにはP泊したくなくなります。この運動を徹底すれば、P泊の多いSA・PAは食事の美味い処と云う
演出効果も御理解願えるカモ知れませんネ。
P泊のノウハウ
P泊を連ねて旅行をなさって居られる方々(便宜上、P泊の名人)の皆さんと出会うと、流石にP泊の名人ですので、こういう類の施設をよく利用するに当たって堂々としていると云うか、慣れてるというか、さり気なく普通に過ごしている
んです。こういう場所の利用方法やマナーなどといった事はチョッと考えれば分かり
ます。他人に迷惑をかけないように気を付けるが、只で利用出来る施設は遠慮なく利用する。臨機応変というか・・・或る時は図々しく、また或る時には大人しく、場所や状況に応じてカメレオンの如く上手に旅をされ
ていらっしゃいます。「君子豹変す」とも云いますか、見習うべき点がココにあります。
#「君子豹変す」と云う易経の言葉は、「ころころ態度を変える」と間違えて使われる事が多いのですが、正しい意味は「豹が季節の移り変わりに依って、毛
が抜け替わり美しい斑紋が現れてくる如く、君子は時代や環境の変化に合わせて自分自身を素早く的確に変えていける。」と云う意味です。そこから、君子は例
え過ちを犯したとしても素早く善に立ち戻れる・・・と云う意味も含まれます。尚、君子ならぬ一般人はどうなのかと云うと「小人は面を革む」と続きます。
「君子豹変す、小人は面を革む」ですね。小人(一般人)も変わりますが、それは表面的な変化に過ぎないと云う意味です。過ちをしでかした時に一般人は悪事
の慣性に引っ張られ抜け出す事が出来なくなるが、君子なら過ちに気が付いた時点で正しく立ち返る事が出来ると云う意味です。
ですが、1BOXでP泊旅行を続ける御夫婦とは違い、我が家のデカいトラベルトレーラーを同列で扱う訳には往きません。1BOXでサッサと車中泊を終
え、朝と共にサッサと去っていく車中泊者の皆さんなら寝付かれない深夜の駐車場(数台のP泊車以外に車のない駐車場)に、イスを出してコッヘルでコーヒー
を入れながら夜空を眺めてもOKだと思うのです。現に御夫婦はそうされて居られました。ですが、大型車枠を占拠している我が家が真似をする事は出来ませ
ん。我が家は主に夏場の大混雑したキャンプ場を嫌ってP泊旅行をする訳ですが、夏場のみと云う云い訳は他の人には通用しません。デカいキャンピングカーや
トラベルトレーラーは、駐車場に停める時点で、既に反社会的行為カモ知れません。前述の御夫婦は「良い人で良かった」と賛辞を下さいましたが、それは逆に
「良い人では無い」可能性が多いという意味合いです。
1BOX車のP泊も、我が家のデカいトラベルトレーラーのP泊も、根元的には同じ筈です。駐車場設置者の、又は管理者の間隙を縫って、ゲリラ的に目的外
利用を行っているダケに過ぎません。Pキャン禁止の立て看板を掲げられる迄もなく、設置者や管理者は車中泊を歓迎してはいません。許容範囲内だから、積極
的に歓迎はしないモノの積極的に排除するには当たらないと云うバランスの中の事です。
一般的には「P泊べからず集」と云うモノが雑誌やインターネット上に数多存在します。
(1)長居は無用。用(車中泊or休憩)が済んだらサッサと離脱しましょう。
(2)連泊は御法度。基本は施設の利用が少なくなった夜以降に入り、朝になったら出て行く事。
(3)レストランや土産物屋はセッセと利用しましょう。
(4)イスやテーブル、当然バーベキューコンロを出すのは絶対に御法度。
(5)トイレを借りるのは良いとしても、どんな工夫を凝らしても洗い物や洗濯は絶対に御法度。
(6)排水タンクのオーバーフローは目立ちますので、工夫が必要です。
(7)施設内のゴミ箱は利用せず、ゴミは全て持ち帰りを徹底しましょう。
(8)門やゲートの周辺、掲示板等を確認し、規則等が書かれていないかに注意。
(9)関係者を見かけたら、一声掛けて許可を頂きましょう。
等々です。これらが最低限のマナーだと思います。ですが、マナーを守っている事がP泊の許可状にはならないと云う事です。その施設が常態的にP泊車に依っ
て使われている場所であると知っていても、本やインターネットでP泊OKと公開されていても、そこでP泊をしても宜しいという許可を貰った訳ではないと云
う事を認識すべきです。更に、既に何台もの車中泊車が止まっていようとも、それが免罪符には成らないのです。もしも、管理者に退去を要請されたら笑顔で退
去すべきです。「他の車も退去させてから俺に言いに来い!」と逆ギレしてはいけません。
そうならない為にも、我が家流P泊マナーには
(1)先客の居ないP泊地を見つける。
(2)P泊好適地を見つけたら、前面道路から見えにくい場所に駐車しコッソリと車中泊をする。
(3)多少、奥まった場所の方が、静かに休める。しかし、翌朝の離脱を考えて出庫し易い工夫をする。
(4)広い場所なら、1周場内を回った後に停泊場所を決める事。
(5)駐車場の窪みや水溜まりの跡に注意。翌日の移動の際に困る。
(6)砂利引きの駐車場は、他の車中泊者や「走り屋さん」が好まないので歓迎。
(7)通過の際でも、P泊好適地を見つけたらナビに地点登録を行う。
(8)関係者を見かけたら、一声掛けて許可を頂く。
(9)観光先の施設や地元の観光協会にP泊場所の斡旋をお願いする。
(10)得体の知れない謎の車中泊者にならない工夫をする。
この中で最もお奨めのP泊テクニックは(9)です。日帰り入浴施設で、観光施設でも、海水浴場でも、案外聞いたら何かのプランを提示してくれる事が多い
のです。岡山県内の某日帰り入浴施設では駐車場での車中泊は禁止しています。警備システムの都合上だそうです。でも、どっか他にないですかと聞くと、無料
開放している「巨大遊具」の駐車場はOKなので、そこをドウゾと斡旋してくれました。某観光施設では、隣接する有料の観光駐車場を紹介してくれたし、某海
水浴場では焼きそばを焼いていたボランティアの方の民間駐車場で安く泊めてくれるプランを提示してくれ夕食の後にスイカを差し入れてくれたし・・・。明日
もココで遊びたいのでトラベルトレーラーを停めて眠れる場所は無いですか?と云う言葉は現時点まででは無敵の言葉だと思っています。明日も行きたいと思う
観光スポットにしか声掛けした事は在りませんが・・・。道の駅で車中泊を申し出て断られたら、怒って退去ではP泊好適地の紹介は得られません。じゃぁ、ド
コなら良いですか?ともう一段聞く勇気が必要です。これはPキャン公害(夏の和歌山県南端周辺ではゲリラ的キャンプを通り越して、駐車余地が在る場所全て
にキャンカーとテントが立ち並ぶ異常な場所ですが・・・)の被害を受けている地域でも、相談をすれば一夜のP泊場所を紹介して下さいました。某町役場裏の
駐車場で翌日の観光に備えて就寝した折には、盗電ではなく御親切を有り難く頂戴して商用電力を分けて頂いた事もあります。日本と云う国は、まだまだ捨てたモノでは無いと思います。
これは私だけの意見で普遍的な意見では無いかも知れませんが、バブル期以降、日本全国には星の数ほどオートキャ
ンプ場が在ります。料金面以外の理由でRV所有者が使用を断念する場合も少なからず存在すると思うので
す。為政者の都合の良い場所に都合の良い設備を備て都合の良い運営をしているオートキャンプ場が、RV旅行者に賛同を得られないと云う現実にこそ現在のP
泊問題が在ると思うのですが・・・。
それと、これが一番大事な事なのですが、道の駅ならいざ知らず、山奥や人里離れた場所にある公共駐車場でコッソリP泊をする・・・と云う幸せは完全自立
可能なRV所有者だけの楽しみなのですが、人里離れた場所にあると云う事で大きな危険を家族に強いていると云う事も認識すべきです。「P泊だろうが、P
キャンだろうが、良いじゃないかチョット位、愉しいし経済的だよ。」「人に迷惑さえ掛けなければ、七面倒臭い事を云うなよ。」「人に迷惑を掛けないで済む
P泊に切り替えて、Pキャン禁止の掲示が出ない様に食い止めるべきだ。」と云う論調がインターネット上の情報に多いのですが、その前提にはP泊を賞賛する
心情があるのでしょう。ですが、治安の良い国と云われる日本に於いても、又、生き馬の目の抜く大都会でなくても、在る一線を越えれば大きな危険を家族に強
いる危険性があると認識すべきです。寂しい話ですが、これも現実です。RVに於ける車中泊で不幸な事態に陥ったと云う話は知りませんが、一般車での車中泊
に於いて暴行や強盗に遭った事件情報は少なからず聞き及んでいます。一般車に於ける車中泊の鉄則では、「女性が車内で寝ていると云う情報を外部に見せな
い」と云う事があります。家族での移動を前提にしたRVでのキャラバンでは、当然に女性の同伴も、少々の余分な現金も持ち合わせている治安の良い日本でも
充分に注意すべき状況にある訳です。その中で、自分自身と家族の安全を守るのは自分しか出来得ない訳です。P泊を賞賛するインターネット上の情報には意外
にP泊の危険性に注意を払う警告文は余り目にしません。我々の愛すべき日本国も、人里離れた駐車場でも充分に安全を保証される程では無いと思います。P泊
を始めた当初、臆病な(いや、人以上に安全に留意する)妻は危険性への担保を求めた事が在ります。安心して文字通り安眠する為には、平和な日本でも自分と
家族の安全を守る為の準備を欠かしてはならないと思うのです。安全担保上の問題で公開は出来ませんが、私なりに考えた自衛手段はRVに搭載しています。例
え誤射しても人の命を奪わない護身目的に限定された自衛手段ですし、それを実際に使う事は想定していませんが、自衛手段を搭載していると云う安心は代えが
難いモノです。御同輩も御留意なさる事をお奨め致します。