吉和冠山は、今回で3度目。

最初は、8年前の今頃。大雨の中、潮原温泉から登った。
山頂近くでは、自分のいる所より下の方で雷の音。追い立てられるように三角点まで駆け登る。
片手に傘。インスタントカレーを手掴み同然で掻き込む。
勿論、懸崖から北の展望など皆無。ほうほうの体で下山。

2度目は、その2週間後。寂地峡〜犬戻峡〜寂地山経由で登る。
従走路〜冠山の間は、殆どがテープ頼りの薮こぎであった、と記憶している。

今回は、県境の松ノ木峠から登ることとする。
一週間前に、中国地方は梅雨入り宣言。週間天気予報は週末まで雨マーク。
所が、皮肉な事に、この一週間はずっと好天気。



前夜祭
先ずは、「ベースキャンプ」に吉和村の「MIWAKU VILLAGE」を選ぶ。
青い空に浮かぶ雲が赤く染まり、冠山が黒いシルエットに変る頃、
VILLAGEのプチ・レストランで前夜祭。

吉和村の夕焼け 冠山(中央)の
シルエット
プチ・レストラン


のっけから、お料理番組のようで申し訳ないが、
例によって我が友へ、前夜祭のメニューをレポートする。
何時も最後になるこの項、今日は最初にお目にかける。

乾杯! 桜コンニャク、
テリーヌ
かもmpロースト
刺し身(海老、鯛) 酢のもの(ニンジン
大根、若布)
煮物(なす、里芋
人参、海老)
なべ物(豆腐
野菜、餅)
牛ステーキ
鯛のムニエル
漬物 デザート
(ヤマモモ、メロン)





ホームタウンからだと5時起床だが、「ベースキャンプ」があると、朝ゆっくり出来るので楽だ。
R186を佐伯町方面へ。寂地峡へのルートをとる。

途中、右(西)・R432へ入り、冠高原へ向かう。
ビニールハウスが見えてくると、向かい側に広い駐車場がある。
駐車場のすぐ先に、登山口の県境・松ノ木峠がある。
登山口の立派なログハウスは、大工さんが増築工事をしている。
道は広く、ゆっくりとした登りが続く。やがて道は二手に分かれるが、ここを右へ。

R186からR432 駐車場 松ノ木峠 登山口 広い登山道 右へ


カラマツとモミジの林を抜けて、急坂を下る。ここは帰路の最後に登りとなり、喘ぐ所だ。
ここまで、登山口から20分。
鞍部から、いよいよ長い尾根道の登りが始まる。

カラマツ林 急な下り 杉林の上り


急坂と水平の尾根道を段階的に登ること3〜4回、少し展望のきく尾根道に出る。
登山口からここまで40分。

展望の尾根から・・ ・・小五郎山と・・ ・・・右谷山


更に急坂を3〜4回登る頃、杉や桧の植林帯も終わり、自然林の中へ。
急坂にロープがある。ここまで登山口から1時間。

引き続き急坂を繰り返すうちに、明るい展望所にでる。
東の広島方面から南、西への展望が開ける。
登山口から1時間30分。

ロープ この先、展望所 展望所 大峰方面 大野権現方面 横山


横山、羅漢山、鬼ケ城山、法華山、大将陣。
鬼ケ城山の麓をくねる中国道。
小五郎山や右谷山も木間越しに見える。
ここから一旦下り森の中に入る。

鬼ケ城山、羅漢山 大将陣 小五郎山 右谷山 倒木


やがて従走路の途中に、冠山への分岐点。
登山口からここまで2時間。

ヤブデマリ 冠山分岐点 分岐点のプレート


一旦下り、鞍部の太田川源流を渡り、登り返す事20分。
オオヤマレンゲに出会う。
この辺りでは、オオヤマレンゲはここにしか無いのか、大勢のカメラマンがシャッターを切っている。
珍しい雰囲気を漂わせている花だ。眺めていると時間を忘れる。

コル・太田川源流 オオヤマレンゲの木 オオヤマレンゲ オオヤマレンゲ蕾 逆光のオオヤマレンゲ

直ぐ先には、フタリシズカが群生している。
更に少し登ると,
サラサドウダンの大きな木が、葡萄の房のように沢山の花をつけている。

やがて、潮原コースとの合流点。
登山口から2時間30分。

フタリシズカ サラサドウダンの木 サラサドウダン 潮原分岐点


直ぐに一等三角点。
山頂に展望は無い為、北へ1分。
展望の懸崖へ。
北への大展望が広がる。
広高山の向こうに、前回登った大神ケ岳〜立岩山の山並
今日の登山目的の半分は、これが見たくてここまで来たようなものだ。大満足。
カシミールのカシバードで作った大神ケ岳の画面は、現実の山並にぴったり、とはいかなかった。
恐羅漢山、十方山。
両山の間に臥龍山(このピークについては、次々に登ってくる人々の間で諸説紛紛)。

遠くは、深入山。更には阿佐山山塊か・・・。
懸崖の上は狭く、次々に登山者が流れて行く。

三角点タッチ 懸崖の展望 大神ケ岳 恐羅漢臥龍、十方 深入、遥か阿佐


前のグループが始めた焼き肉の良い匂いをオカズに、例の豪華昼飯。
「家に帰ってから思い出すのは、ここの大展望じゃ〜の〜て、
この焼き肉のえ〜ニオイじゃろぅ〜の〜」とは、ある登山者の声。
一同、大爆笑。

豪華昼飯 焼き肉のにおい


大神ケ岳に別れを告げて、下山開始。
山頂付近のあちこちで、沢山のグループが宴たけなわ。圧倒的にご女性が多い。
最後に少し登り返しで喘ぐが、無事に下山。

落書きは、例の「XX官立寄所」以外は無し。
この辺りを中心に出没する「スプレー落書きヤロー」も無し。
従って山道は爽やか。
寂地峡にしても、冠山にしても、これほどの人出なのだから、
誰か一人でも「落書きヤロー」を目撃する筈。
見つけたら、警察に通報しよう。立派な「軽犯罪法違反」なのだから・・・。

コアジサイ アマドコロ 下山完了 落書き




温泉
「魅惑の里・水神の湯」で汗を流す。
こじんまりとして、人も少なく、ハーブ湯もあり落ち着ける。
さっぱりして帰途に就く。

魅惑の里・水神の湯




反省会
お馴染み、三原の「びんさん」で反省会。
前回、売り切れだった人気の「たこ飯定食(¥1800)」を注文。
他に、いわしの生姜煮(¥200)とホタルイカの沖漬け(¥250)。
何れも美味。

びんさん いわし生姜煮 ホタルイカ沖漬け タコ飯 タコ酢のもの タコ天婦羅


刺し身(タチウオ
マグロ)
茶碗蒸 漬物 吸い物




うす曇りで暑くもなく、風も爽やかな山行きであった。
前夜祭も反省会もまずまず。
梅雨であることを忘れた一日半であった。



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