写真をクリックすると地図へ
2002.04.27(誤)・2002.04.29(正)


帝釈川上流の帝釈から神龍湖・紅葉橋までは、
途中の白雲洞、雄橋、断魚渓、雌橋などの散策道があり、ポピュラーだ。
神龍湖・紅葉橋より下流の帝釈川・下帝釈峡を訪れる人は少ない。

連休前半の昨日は、沖の郷山
今日の天気はあまり良くなさそう。山は敬遠して中国自然歩道を歩くことにする。


福山からR182を北上。
成羽川沿いに東城町に近ずくと、左手に「自由の女神」のパチンコ屋が見えてくる。
その先の中国道を潜り直ぐ、友末交差点の信号を左折して、
R25を帝釈峡へ向かう。

右手にレストランを見送ると、やがての赤い陸橋(「休暇村帝釈峡」への遊歩道)を潜る。
ここには広い駐車場がある。
その先、「帝釈峡」トンネルを潜り、次いで「神龍」トンネルを抜け、
直ぐに赤い「紅葉橋」を渡り・・・・

1.東城町でR25を西へ 2.帝釈峡手前のレストラン 3.遊歩道陸橋
4.帝釈峡トンネル 5.神龍トンネル 6.神龍トンネルを出て紅葉橋


・・・その先の「神龍湖」トンネルを抜けて、直ぐに右折。
しばらく細い道を行くと、
神石町歴史民族資料館、神石町特産品売り場、食堂、お土産屋が並ぶ駐車場広場に出る。
広場には案内板、資料館内には帝釈峡の地図、が掲示してあるが、
下帝釈峡を歩くには「神石・永野ウォーキングマップ」が一番解りやすい。
しかし、このマップは資料館に掲示してあるのみ。

7.紅葉橋を抜けて
神龍湖トンネルへ
8.神龍湖トンネルを抜けて直ぐに
右折
左に渓流を見て細い車道を行くと
9.神石町歴史民族資料館
11.案内図 12.案内図 13.下帝釈・永野地区案内図


今日は、歴史資料館で「帝釈峡湖水開き」の式典が行われている。
式典を終えた来賓達が、歩いて神龍湖で行われる祭りに向っている。

先ほどの、「神石・永野ウォーキングマップ」は、
お土産屋さんで何か買うと、もらえることがあるので、頼んでみるといい。



14.神石町歴史民族資料館、神石町特産品売り場、食堂、お土産屋広場の360度展望

お土産屋の先の古いトンネルを抜けると、先ほど車で通った紅葉橋の袂にでる。
紅葉橋から、多くの人々が神龍湖を見下ろしている。

15.お土産屋の前を通って 16.トンネルを抜けると 17.紅葉橋西詰


今日の我々は、偶然にも「帝釈峡湖水開き」に遭遇したらしい。
隣で見ていたペアーは2時間も待っていたそうだ。


18.神龍湖を見下ろす紅葉橋。湖面では「帝釈峡湖水開き」が始まる。


折りしも、
緑の神龍湖面を、賑やかに爆竹を鳴らしながら、龍神船がクス球に向かってくる。
クス球が割れて、中から色とりどりの風船が空中に舞う。

19.煙を吐き爆竹を鳴らしながら
龍神船が
20.くす球の下へ


さて、下帝釈峡のウォーキングに出発(11:50)。
紅葉橋の西詰めの道路を横切り、右岸に沿って旅館前を通過する。

21.紅葉橋の西詰を横切り 22.右岸沿いに 23.石碑
24.旅館街の前を通過する


暫く右岸沿いに舗装道路を進む。
この神龍湖沿い(右岸)の道は、中国自然歩道になっている。


25.紅葉橋から右岸を下る。


道路わきに、小さな花々を探していると、なかなか先に進まない。

26.ヤマシャクヤク 27. 28.ムラサキキケマン
29.タチツボスミレ 30.中国自然歩道 31.イチリンソウ


左下に神龍湖を眺めながら、中国自然歩道を南へ進む。
新緑もいいが、紅葉の頃も、さぞ美しいことだろう。

32.ヤマルリソウ・
         ヤマネコノメソウ
33.ヤマブキ 34.中国自然歩道
35. 36.ケヤキ 37.オオバイカリソウ


紅葉橋から15分で、瑠璃薬師堂分岐点。
寄り道してみる。

38.シロタンポポ 39.ジュウニヒトエ 40.瑠璃薬師堂へ寄る
41.薬師堂へ少し登る 42.ジュウニヒトエ 43.ホタルカズラ


少し登ると、岩の上に薬師堂の建物。覗いてみるが暗くて中は良く見えない。
建物の裏から神龍湖が望める。この辺りも紅葉が綺麗な場所。
元の中国自然歩道まで下る。

44.瑠璃薬師堂 45.瑠璃薬師堂 46.ツクバネウツギ
47.瑠璃薬師堂横の石仏 48.瑠璃薬師堂から
見下ろす神龍湖
49.瑠璃薬師堂から戻り


カーブの左に民家がある。その前を斜め右へ。中国自然歩道へ進む。
この辺りは「火の首」と云う地名。
恐ろしげな地名だが、どんな謂れがあるのだろうか。

50.左に民家を見て 51.右の地道へ 52.中国自然歩道道標
53.タンポポ 54.ウマノアシガタ 55.ジシバリ


地道は車が通るのか、整備され轍がはっきりしている。
生活道路にも見える。
左下に神龍湖を眺めながら、道路脇に花を探しながら、のんびりと歩く。

56.はんざき淵を左に見る 57.カノコソウ 58.オドリコソウ
59. 60.コハコベ 61.ヤマハコベ


この道が、神龍湖右岸沿いに延々と続くのか・・・

62.蛾 63. 64.水場に鯉
65.サギゴケ 66.更に南下する 67.セントウソウ


・・・突然、民家の勝手口へ。
薬師堂入り口から30分。紅葉橋から45分。
この屋の専用の道路かと思ったら、道はぐるりと回って家の表側へ。
立派な石垣のお宅の前に広がる眺めに息を飲む。

68.右カーブの先に 69.民家の 70.表に回ると絶景が


これ以上の展望所はない、と言っていいほどの眺めが庭先に広がる。
この家一軒で、神龍湖の絶景を独り占めである。
どなたかの別荘かと思ったが、昔からここにお住まいの方(城後さん)らしい。
下帝釈峡の移り変わる四季の景色を、縁側から眺められる当主の気持ちは、
何とも云えないであろう。


71.城後邸庭先からから眺める神龍湖


城後邸の庭に咲く鮮やかな石楠花(シャクナゲ)の先には、緑の湖面。
鏡のような水面を、遊覧船が美しい波紋を描きながら滑って行く。

早春と晩秋の朝は、ここの湖面に霧が螺旋状に舞い上がるそうだ。
一度眺めて見たい。

72.シャクナゲ 73.シャクナゲ 74.シャクナゲ
75.遊覧船 76.遊覧船 77.遊覧船


遊覧船は、右に船首を振ってダムの方へ姿を消す。
この辺りには、晩秋から春にかけて数百羽のオシドリが飛来するとか。

城後邸の前を通り越すと、舗装道路になる。
どうやら、こちらがこの家の生活道路らしい。

78.天文峡を望む 79.遊覧船はダム方面へ 80.シャガ
81.タラの芽 82.山方方面へ 83.イチリンソウ


暫く行くと、「山方」と地名の入った道標と車庫の所へ出る。
ここから道が広くなる。左下に民家の屋根。
斜面でご婦人が黙々と草刈機を動かしている。

84.「山方」の地名が入った
道標
85.道標 86.蛾
87.左下に民家 88.北前地区の主婦が
草刈
89.ヒレアザミ


やがて右にR259からの舗装道路が合流し、そのまま直進する。
城後さん宅から20分。紅葉橋から1時間05分。

5分ほど歩くと、右手に「ダム・下帝釈峡」の道標、右カーブの所に駐車用の広場。
紅葉橋から1時間10分。
「下帝釈峡」の看板に従って、作業小屋の脇を左へ入る。

90.ムラサキツメクワ 91.直進 92.右カーブの所に駐車場
左へ
93.道標 94.作業小屋を左へ 95.案内道標


10分程、暗い植林帯の中を歩く。
周りが自然林に変わる頃、右下に立石城址から神龍湖ダムへの道が見えてくる。
この道に合流して左下に下り、ダムへ向かう。

96.暗い植林帯 97.自然林の先の 98.遊歩道に合流
99.左下へ下る 100.ダムへ下る 101.あと300m


合流点から少し下った右手に、素晴らしい渓谷美。
ダム下流の帝釈川が、深い谷底をうねる。
この眺めを、真っ赤に染め直した秋の紅葉の景色に置き換えて、想像してみる。
きっと素晴らしい眺めであろう。
是非もう一度、秋に訪れたい。


102.「ダムまで残り300m」の道標手前右手の絶景


更に遊歩道を下り、左手にダム湖が見える辺りから、湖水目指してジグザグに下る。
いかにも昔の手堀といった風情の小さなトンネルを抜ける。
トンネルの中には照明はない。
出口の明かりが頼り。
トンネルを出て直ぐに、小さなダム(渓流の一番狭いところを堰き止めているので)の上に架かる吊橋。
分岐点から10分。紅葉橋から1時間30分。休憩時間も入れて2時間15分。

103.左下のダム湖へ 104.ジグザグに下る 105.トンネル入り口
106.トンネルの先に 107.ダムの上を渡る橋


トンネルを出た直ぐ右の岩壁に、遭難者の慰霊プレートが填め込んである。
こんな恐ろしい所を歩いた冒険家がいたのだ・・・・。
下流正面に大きな太郎岩が。
遥か眼下の渓谷に、ダムの放流水がジェット噴射して、太郎岩の足元を削る。


108.トンネルの脇に慰霊碑 109.慰霊碑 110.太郎岩


吊橋の上からの眺めは、
狭く深い渓流の、両側の岩壁の間にホバーリングするヘリコプターからの眺めに似てスリリング。


111.写真をクリックすると、ダムの上に掛かる吊橋からの360度パノラマ


ダムの底へと下るジグザグの階段があるが、立ち入り禁止。

吊橋の先は、特殊な石灰岩を削り取った道。
落石防止の為か、屋根が着いている。

112.ダムの下流の太郎岩 113.屋根付き道路 114.説明板


ダムには取水口がある。
これが、R182沿いの帝釈川の「手入発電所」に通ずる。
(この発電所は、R182が油木町をぬけ、ループ橋・油木大橋を下り切って、
帝釈川を大渡橋で跨ぎ、直ぐに田川瀬トンネルを抜け、田川瀬大橋を渡り、
左手のレストランを見送り、次のトンネルの手前の帝釈川の対岸に見える。)
この発電所の水は、この帝釈湖ダムから、はるばる山の中のトンネルを通って、帝釈川に注ぐ。
帝釈川は、すぐ下流で成羽川に合流する。
成羽川は、岡山県高梁市で高梁川に合流する。
高梁川は岡山県倉敷市で瀬戸内海に注ぐ。

ダム左岸に、このダム工事の犠牲者の慰霊碑がある。
昭和15年とある。
約60年前、現代の様に大型の建設機械のない時代に、よくぞこんな大工事が出来たものだと感心。
ダムにしても、発電用の水路トンネルにしても、人馬が主役であったろうに・・・。
日本人は偉い!

115.取水口 116.ダム左岸 117.工事関係犠牲者慰霊碑


ダム左岸には、「休暇村帝釈峡」からの舗装道路が終点となる。
ここでは今、新しい発電所の取水口の工事が進んでいる。
このトンネルは何処へ抜けて発電所となるのだろう?

遊覧船がダムでUターンして帰ってゆく。
静かな湖面に、案内のスピーカーの声がこだまする。

118.「休暇村帝釈峡」からの
舗装道路
119.新しい取水口の工事 120.遊覧船
121.遊覧船


122.神龍湖ダム、左岸で発電所用の取水口の工事中。湖面には遊覧船が浮かぶ。


神龍湖ダムを後にして、元の遊歩道を帰り、分岐点まで戻る。
ダムから20分。
立石城址へ向かう。

123.トンネルを抜けて
元の方向へ戻る
124.ギンリョウソウ 125.立石城址へ向かう
126.自然歩道から
左へ外れる
127.やがて 128.両側が切り立った


両脇が切り立った岩尾根を、先まで進む。
分岐点から10分。ダムから30分。
ロープがある所まで行ってみるが、その先は危険なので引き返す。
この岩尾根全体が立石城址なのだろうか?
案内板も説明板もない。
元の遊歩道に戻り、「八谷休憩所」を目指す。

129.岩尾根 130.先端部に 131.ロープ
132.ノイバラ 133.自然歩道に戻り 134.道なりに進む


道が左にカーブする所に道標がある。「路傍(八谷)休憩所」まで0.4km。
植林帯を抜けるとR259・八谷休憩所に出る。
立石城址から40分。ダムから1時間10分。

右折して北上。出発点の歴史民族資料館を目指す。

135.休憩所まで400m 136.植林帯の 137.先に
138.路傍(八谷)休憩所 139.案内板 140.右折して北上


10分ほど歩くと、ダムへ向かう道が右に分かれる。
ここは直進。
更に5分行くと道路左下に「鬼の懐岩」。説明板がないので謂れは不明。
双子山城址や永野八幡神社のある集落を過ぎ・・・

141.右はダムへ、ここは直進 142.鬼の懐岩 143.
144.永野八幡神社前 145.シシミバナ 146.ヤエザクラ


少し先に「ながの鉱山跡」の説明板があるが、場所は不明。
ホームタウンの行き付けの店のマスター(石好き)なら知っているかも・・・。

147. 148.説明板


この辺りの集落には、ユーモア豊かな御仁が居られるとみえて、
道路のアチコチに趣向をこらした標語が掲げてある。
傑作は「女房捨てても、空き缶捨てるな」だが、
当世は「女房に捨てられても、空き缶捨てるな」かな・・・。

やがて下のほうに、出発点の歴史民族資料館が見えてくる。
出発点に帰着。
「路傍(八谷)休憩所」から50分。ダムから2時間。休憩時間も入れて2時間20分。

149.標語 150.標語 151.標語
152.歴史民族資料館 153.歴史民族資料館 154.駐車場帰着



温泉と反省会

お馴染みの温泉・フレッシュハウス東城で、ゆっくり湯につかる。
温泉の後は食堂で反省会。
毎度の比婆牛で乾杯!
BSEなんてくそくらえ!

食堂の外は田植えの準備。日暮近い田んぼに山影が映る。

155.フレッシュハウス東城 156.乾杯! 157.肴
158.ロースステーキ 159.田んぼに映る山々


神龍湖ダムを中心とする下帝釈峡は、秘境の趣。
紅葉の季節に、是非、再度訪れたい。「S2Pro」を肩にして・・・。


TOP CONTENTS BACK MAP NEXT