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三段峡は、西中国山地の中心部にある渓谷である。
広島県では、東の帝釈峡と並び賞される西の紅葉の名所だ。


JR可部線の終点・三段峡駅から柴木川を遡り、三段滝・二段滝までの遊歩道は、
秋になると紅葉をめでる人々で溢れる。
昔は鉄道が、三段峡への唯一の交通手段であったが、
今は車にその主役を奪われてしまった。
来年の春には、三段峡駅までのJR可部線存続問題に結論が出されるとか。

最近は、三段峡のかなり奥まで、車で入れる。
R191・戸河内町小坂から餅の木を経由して、奥三段峡の近くを通り、
横川へ抜ける二車線の道路が、来年開通するとか・・・。
このルートが開通して、車の交通が便利になれば、
恐羅漢山周辺は、いっぺんに俗化してしまうのを覚悟しなければならない。

西中国山地の熊も、益々住みにくくなるだろう。

かなり以前、JR三段峡駅から三段滝・猿飛・二段滝を往復したことがある。
紅葉の最も美しい頃であった。
三段滝から、もっと奥を散策しようと思ったが、台風で遊歩道が崩れていた為、目的を達成できなかった。

今日は、逆に聖湖の樽床ダムから下って、三段滝まで歩いてみることにする。

山陽道〜広島道〜中国道経由で、中国道・戸河内ICで下りる。
戸河内町を抜け・・・

山陽道から広島道 広島道から中国道へ 国道・戸河内IC
を出て
発電所を見送り 戸河内町を通過


・・・三段峡駅入り口を右折して、深入山方面へ向かう。
深入山の「いこいの村ひろしま」の前を通過。
「お食事処きのこ」を左に見送ると・・・

JR三段峡駅分岐
を右へ
虫木トンネル
を抜け
松原郵便局の
信号を左折
深入山 深入山・
「いこいの村ひろしま」
の前を通過
「お食事処きのこ」を
左に見て

・・・正面に臥龍山が見えてくる。
戸河内町小坂で、餅の木への分岐を過ぎ、道戦峠を越えて芸北町に入る。

正面に臥龍山
を見ながら
小坂の「餅の木」への
分岐点の先に
道戦峠、その先を 道戦峠 左折して 聖湖に沿って


道戦峠を越えて直ぐに左折。
聖湖の樽床ダムへ向かう。
ダムを渡った向こう側に駐車場がある。
ここを出発点にする。
鏡のような聖湖に、白い雲と青い空が映って美しい。

駐車場の奥から・・・

樽床ダムを渡る 向こう岸に駐車場 案内板 聖湖 樽床ダム 駐車場の奥が
遊歩道入り口


・・・ダムの下の三ツ滝・竜門へと遊歩道を下る(09:28)。
「名勝 三段峡」の石柱が、三段峡の歴史の古さを物語っている。
「昭和7年3月文部省」の文字が読める。

ジグザグに・・・

三ツ滝へ下る 古い石碑(昭和7年) 案内板 階段を下る 高松宮殿下
親植之檜
ジグザグに下る


・・・谷底へ下っていく。
紅葉はもう遅いようだ。遊歩道は落ち葉の絨毯。
三ツ滝(みつだき)のプレートはあるが、何処を見渡しても、滝らしきものはない。
はて?
(後で聞けば、紅葉のシーズンに限って、樽床ダムから放水して三ツ滝を再現するのだとか。
つい、先週まで見事な滝があったそうな・・・)
今は澱んだ滝壺があるのみ。

右手に貴船滝(きふねだき)を見送り・・・

三ツ滝を・・・ ・・・探すが・・・ ・・・滝壺だけの・・・ ・・・三ツ滝 渓流沿いの遊歩道 右手に貴船滝


・・・直ぐに、両岸に岩がそそり立つ竜門(りゅうもん)。幅は5mほどしかない。

直ぐに竜門へ 竜門 竜門 竜門 竜門の先に


その先の赤い竜門橋を渡る。駐車場から30分。
渡るときは下が丸見えなので、いささか怖い。
三段峡にも例の「落書きヤロー」が出没している。
橋を渡って対岸に・・・

竜門橋 が透けて見える ムラサキシキブ 落書きヤロー クラシックなガード 岸に繰糸滝

・・・「繰糸滝(くりいとだき)」があるが、水量が少ないのか良く見えない。
竜門橋から20分で「霧ケ瀬」。
橋を渡ると左に「出会滝(であいだき)」。
この滝は、深入山からの水を集めて、豪快に落ちる。

繰糸滝 右下に立岩を
見ながら
赤い橋を渡って 例の落書きヤロー 霧ケ瀬 すぐ左手に出会滝


出会滝の上に、立派なトンネルが見える。
小坂からの林道だ。
「名勝 三段峡」の石碑には「大正14年10月内務大臣」の文字。
この辺りは、雪深いところらしい。

左・対岸に
林道のトンネル
古い石碑・
大正14年
橋を渡る 餅の木の林道の
橋が見えてくる
餅の木の林道の
橋が見えてくる


やがて遊歩道も終わり、餅の木の集落に出る。
駐車場から1時間30分。

舗装された立派な二車線の林道を暫く行く。
この道が、来年には餅の木峠を越え、新しいトンネルを通って横川へ抜けるようになる、
と出会った地元の老婦人が話す。
来年はこんな山奥にも車が溢れるようになるのか・・・。

三段峡への案内板のある前の民家の人が、手作りの椅子を作っている。
注文生産だとか。値段は?と聞くと、笑って答えず。

案内板の周辺は、道路の開通を見越して、大きな駐車場ができつつある。
来年から、奥三段峡に観光客を迎え入れる準備であろう。

林道に合流して 民家の前の の椅子を作る人 作品 案内板に従って


整備された遊歩道を、左の山の方へ進む。
ぼつぼつ熊も冬眠の季節か・・・。「熊に注意」のプレートも寝ている。
台風の後遺症か、名勝三段峡の石碑も流されたまま。

広い駐車場の脇を
三段峡へ
熊注意の標識も
冬眠
何の建物? 橋を渡って左 ツキノワグマ 壊れた石碑


ダムの為か、渓流の水量は寂しい。
遊歩道の縁のコンクリートのガードに、素朴な飾り石。
昔の職人の心意気を感じる。

流沿いに下る 鯉淵 昔のガードレールの
飾り石


玉緒滝のプレートを、樹木が咥えている。
思わず中村玉緒の顔が・・・。

行く手に玉緒滝 幹が咥えるプレート 玉緒滝 落下したコンクリート橋の上に
新しいコンクリート橋
ヒヨドリ


丸淵からのぞくと、水は不思議な緑色。思わず吸い込まれそうになる。
ここにも落書きヤローが

渓流の幅が広がる マムシグサ マムシグサ 丸淵 落書きヤロー 丸淵

丸淵を過ぎて少し登ると、三段滝の上部に出る。
ここからジグザグに滝の方へ下る。
上段の滝壺横から下段の滝壺を左にみつつ、展望所へ。
前回来たときは、ここが崩れて通行止だった。

丸淵 峠を越えて ジグザグに下る 上段の滝壺から さらに 下り 展望所へ向かう


展望台には、続々と観光客がつめかける。
樽床ダムから、休憩時間も含めて2時間20分。

高級カメラを引っさげた人々が多い。
小雨が降り出したので、ここに長くとどまる人は少ない。

三段滝展望所へ 観光客で賑わう 展望所 観光客 三段滝 説明版


上段の滝壺の脇まで引き返して・・・

三段滝 三段滝 水しぶき 滝壺に浮かぶ
落ち葉
元に戻る(前回は
ここが崩壊していた)
右手に


・・・わずかに残った紅葉を眺めながら、豪華昼飯。

往路を引き返す(12:31)。

滝壺を見ながら 上段の滝壺の脇で 豪華昼飯 丸淵 落書きヤロー


餅の木の集落から、遊歩道に戻り・・・

猪上らず 幹に取り込まれた
鯉淵のプレート
鯉淵 餅の木の集落へ 林道へ 林道から分かれて、
遊歩道へ


・・・出会滝、竜門橋、竜門、三ツ滝を経て、樽床ダムに帰着。
三段滝から、約1時間。

温泉は、「いこいの村ひろしま」のセラミック温泉。
湯上りのソフトクリームが美味い。

橋を渡り 出会滝を右に見て 霧ケ瀬の橋を渡り 竜門橋を渡り 樽床ダム駐車場へ
帰着
いこいの村ひろしま


反省会は、山陽道・小谷SAのアンデルセンで、「松茸ご飯幕の内弁当・・¥1000−」。
まずまずのお味。

それにしても、ここ小谷SAのパン屋は、いつ来て見ても、焼くはしから飛ぶように売れる。
若い店員がキビキビして気持ちがいい。

小谷SA 松茸ご飯幕の内弁当・・¥1000−


ここ暫く、性悪の風邪にやられたので、病み上がりの足慣らしには、三段峡歩きは適当であった。


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