写真をクリックすると地図へ


広島県の最高峰・恐羅漢山(1346m)は、西中国山地の山々の主。
一帯はツキノワグマの生息地。今にスキーゲレンデを熊が散歩する。
しかし、二年後には大規模林道が通じて、大型バスがこの地に入るようになる。
将来は、十方林道も拡張整備され、吉和に繋がる計画もある。
西中国山地の秘境の趣が、次第に消えてゆく。


恐羅漢山と言えば、
山頂からの広島県側の大展望、旧羅漢山への往復、夏焼峠を挟んだ砥石郷山への縦走がある。
これらは、それなりに素晴らしいが、
それにもまして、山頂から台所原に掛けて広がる大樹の森を歩かずして、恐羅漢は語れない。

ホームページ仲間の堀氏が属する広島山稜会の「ひえばた小屋」が恐羅漢山にある。
恐羅漢山の主・堀氏を表敬訪問することと、
恐羅漢山と天杉山の間の台所原まで歩きたくて、今日は恐羅漢に登る。

山陽道〜広島道〜中国道・下り経由で戸河内ICを出る。
戸河内町の町外れの信号を左、明神橋を渡り直ぐに右折。
恐羅漢スキー場の看板に従って・・・

1.中国道・戸河内IC 2.福山東ICからの料金 3・発電所
4.戸河内バイパス西口信号左折 5.明神橋を渡り直ぐ右へ 6.県道恐羅漢公園線12km


・・・県道恐羅漢公園線を進む。
所々にロードヒーティングの機械室がある。
内黒峠には、携帯電話の中継塔が出来ている。ここにも近代化の波が・・・。

7.県道恐羅漢公園線 8.ロードヒーティングの機械室 9.ロードヒーティング
10.内黒峠、携帯電話の中継塔 11.内黒峠


内黒峠展望所で、お馴染みの山々を眺めながら一休み。

12.内黒峠展望所から北・お馴染みの山々


展望所を少し過ぎると、恐羅漢山・旧羅漢山(匹見羅漢山)が顔を出す。
今日は、あの裏側を歩くのだ。幸い天気もよさそう。

13.内黒展望所の少し先に恐羅漢山


内黒峠展望所から先、二軒小屋までの道は狭くカーブが多い。
対向車に気をつけながら行く。
二軒小屋から、道標に従って牛小屋高原へ。

14.二軒小屋から 15.牛小屋高原へ向かう 16.道標に従い右へ
17.民宿前を通過 18.斜め左へ 19.スキー場


途中、堀氏の属する広島山稜会の「ひえばた小屋」を表敬訪問。
丁度、小屋開き。メンバーにより小屋はお化粧直し中。
下山後、再会を約して小屋を辞する。

20.広島山稜会・ひえばた小屋


牛小屋高原駐車場は広い。
山頂にむかって左に白いレストハウス。スキーシーズン以外は閉鎖。
レストハウスに向かって、その左端が登山口(09:10)。

21.牛小屋高原駐車場から望む恐羅漢山


初めて恐羅漢山に登ったのは1991.07.15(H3)。雨で展望はなかった。
その時の登山口。標識は古びているが懐かしい。
少しゲレンデの草原を歩いて、右手の斜面を登る。

22.登山口道標 23.登山開始 24.スキー場に入り、右前の斜面へ
25.斜面を登り 26.右にゲレンデを見ながら 27.キジムシロ


やがて、ゲレンデの中を登り、リフトの終点から先は・・・

28.林を抜けて 29.スキー場の中を 30.緩やかに登る
31.リフト終点 32.リフト終点からゲレンデ脇を登る 33.ギンリョウソウ


・・・ゲレンデ脇の道を行く。アンテナの脇を通り過ぎ・・・

34.チゴユリ 35.ゲレンデの端を 36.少し喘ぐと
37.やがてアンテナ 38.スミレ 39.ショウジョウバカマ


・・・遭難碑からは森の中に入る。

40. 41.遭難碑 42.遭難碑
43.遭難碑からスキー場を見下ろす 44.森の中へ 45.緩やかに登る


さしたる急登はないが、最後の急坂を少し喘ぐと目の前に大木。
その直ぐ先に、夏焼峠からの道が右から合流する。
左折して山頂へ。

46. 47.少し急坂を登ると 48.前方が開け
49.大木 50.右から夏焼峠からの道が
合流、左・山頂へ
51.左折・山頂へ
52.ツクバネソウ 53.ユキザサ 54.クロモジ


少し潅木帯を進むと、右に台所原への分岐点。
ここは直進して山頂を目指す。
紅葉の木に抱え込まれた岩を左に曲がると、恐羅漢山山頂。
三角点タッチ(10:20)。登山口から1時間10分。

55.潅木帯を進む 56.右に台所原への分岐点。ここは直進。
57.岩を左へ 58.山頂へ 59.三角点タッチ


サラサドウダンの花を求めて旧羅漢山方面へ向かう。
平太小屋原まで行ってみたが、目指す花は見つからないので引き返す。

60.旧羅漢山方面へ 61.エンレイソウ 62.エンレイソウ
63.豪華昼飯 64.ワンちゃん 65.山頂の岩


山頂からのパノラマを楽しみながら豪華昼飯。


66.写真をクリックすると恐羅漢山山頂360度パノラマ


下山開始(11:49)。
山頂から少し下り、台所原分岐点を左に下る。

67.下山開始 68.左・台所原へ 69.下り
70.苔むした樹木


下るにつれて大木が天を突く。

71.明るい 72.下り道


やがて仰ぎ見る空は高い緑の天井に覆われる。
大樹の円柱が続く。


74.古い倒木
73.大樹が並ぶ 75.緑の天井


異なる種類の大樹が合体している。
仲良く共存して何年になるのだろう・・・。
樹木に耳を寄せ尋ねてみるも、答えなし。

76. 77.何か聞こえる・・・ 78.合体


妖しい色のキノコが、森に彩を添える。

79.キノコ 80.キノコ 81.木橋
82.苔むした石


伐採・植林の侵略から逃れた森の木々は、のびのびと成長している。


84.木陰の道
83.ブナ 85.イタヤカエデ


道が平らになって程なく台所原(12:48)。
直進は中川山から天杉山へ。右は「中の甲林道」へ。
分岐点には大きなミズナラの木が。
恐羅漢山山頂からここまで1時間。


86.道は平らになると 87.台所原・ミズナラの大木:
直進・中川山から天杉山、右・中の甲林道へ
88.右、中の甲林道へ向かう 89.山頂で見たワンちゃん休憩中、聊かお疲れ


90.ミズナラ 91.ホオノキ 92.ハリギリ


5分ほど行くと、「中の甲林道」の終点。
その先直ぐ右手に広場。ここには十分に駐車できる。
聖湖を起点とする「中の甲林道」は、終点まで乗用車で入れる。
ここまで車で入って、台所原経由で恐羅漢山の往復もいいし、天杉山への往復もいい。
何れもブナの古木などの大樹の森が楽しめる。

93.やがて 94.中の甲林道終点 95.右手に広場
96.中の甲林道終点の広場の360度パノラマ


この広場から、右手に恐羅漢山の稜線、左手に中川山・天杉山に挟まれた
「中の甲林道」を、トコトコと歩く。

97.中の甲林道 98. 99.中の甲林道


林道を歩くこと45分。「なかのこうばし」で中川を渡る。

100.カーブの先に 101.なかのこうばし 102.なかのこうばし
103.なかのこうばし 104.カキドオシ


橋を渡って直ぐ右手に、夏焼峠登山口。
長い林道歩きに草臥れて、10分休憩。

最初の計画では、
台所原から天杉山を往復した後、ここ「中の甲林道・夏焼峠登山口」まで、のつもりだった。
台所原から天杉山までと、台所原からここ「中の甲林道・夏焼峠登山口」までが大体同じ距離。
もし天杉山を往復していたら、3倍以上の時間が必要であったろう。
天杉山まで行かなくてよかった。

エンジン音を響かせて、ランドクルーザーが林道の奥へ行く。

一息入れて、いざ夏焼峠へ、コロバシ谷沿いの急坂を登る。

105.夏焼峠登山口 106.夏焼峠登山口・登り開始 107.夏焼峠登山口


やがて道は比較的平らになる。
牛小屋高原から夏焼峠を経て「中の甲林道」に抜けるルートは、近年整備されたらしい。
ルート上の沢に、多くの木橋が掛けてある。
「中の甲林道」から夏焼峠まで約20もの木橋。
牛小屋高原にたどり着くまでには、数えて合計28近い木橋がある。
中には作りすぎて余り、平地に置いてあるような橋もあった。

108.水平なトラバース道 109.ギンリョウソウ 110.余った橋?
111.新旧交代 112.砥石郷山分岐点 113.砥石郷山分岐点


砥石郷山分岐点付近、「落書ヤロー」のペンキは聊か色あせている。
やがて夏焼峠。
「中の甲林道」登山口より1時間。台所原から1時間45分。
恐羅漢山山頂から2時間45分。

114.落書ヤロー 115.落書ヤロー 116.程なく
117.夏焼峠 118.直進、牛小屋高原へ 119.沢を横切る


夏焼峠からスキー場リフト乗り場を経て・・・

120.木橋 121.右から道が合流 122.森を抜け
123.スキー場 124.リフト乗り場 125.左手にコテージ


・・・牛小屋高原駐車場へ下山完了(15:30)。
夏焼峠から30分。「中の甲林道」登山口から1時間30分。
台所原から2時間15分。恐羅漢山頂から3時間15分。
休憩時間も入れて3時間40分。

126.熊除け 127.牛小屋高原へ 128.牛小屋高原駐車場へ
129.下山完了


さて、帰路の途中、今朝ほど寄った広島山稜会「ひえばた小屋」へ。
今朝は赤かった屋根が、鮮やかなブルーになっている。
作業も終了したらしい。
堀氏と再会。恐羅漢山の花の話など伺いながら、
堀氏手作りの「山菜もぐり」をご馳走になる。美味。

130.小屋 131.キンラン 132.山菜もぐり

「ひえばた小屋」には、立派な玄関もあり、内部は外見に比してかなり広い。
つめれば20人以上宿泊可能かな・・・。

133.山荘内部。写真をクリックすると、おもてなしをして下さった堀氏とのツーショットのページへ。


もう一日二日、小屋でノンビリすると言われる堀氏に、又の再会を約して帰途につく。


温泉と反省会

帰路は中国道・戸河内ICから三次ICまで。
R184で甲山町まで。
お馴染みの「クアハウス今高野」でゆっくり湯につかる。

134.クアハウス今高野 135.乾杯! 136.やっこ
137.野菜サラダ 138.牛のスタミナ焼き 139.甲山城



念願の大樹の森を歩いた。
台所原を未だ訪れておられない方に是非お勧めする。


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