梅雨明け宣言があった途端に、その後の一週間は各地で大雨。
台風が早々とやってきた所為らしい。週末、やっと雨が上がった。

県内の近い所の山へと、賀茂郡黒瀬町の小田山に登る。

高速道路に乗った途端、待っていたかの様に、どしゃ降りの雨。
引き返すのも癪だから、兎に角、登山口まで行ってみる事とする。
所が、尾道の先のトンネルを抜けた途端、どしゃ降りの雨は消えて、薄日が差している。
勇んで西へ向かう。

山陽道西条ICを出て右(南)、R2方面へ向かう。
「サイエンスパーク」の道標をたどって、旧R2を横切り、突き当たって右折。
暫らく行って次の信号を左折。

高速道は土砂降り 旧2号線 左折


更にR2を横切り、R375を呉方面へ。やがて新幹線の下を潜り、黒瀬町に入る。
黒瀬町役場の先の信号を、広島熊野道路の道標に導かれて右折。
次に、ジュンテンドウの信号を右折。R34を熊野町へ。
前方に大きな小田山が見えて来る。
そのまま暫く進む。

新幹線 黒瀬町、右折 ジュンテンドウ右折 小田山


中々それらしい建物が見えてこない。
やがて右カーブの手前に、高いクレーンのある工場(S株新開)が見えて来る。
イラスケのバス停の前だ。工場の手前を右に入る。
100m程行くと小屋がある。ここを登山口とする。電柱に小さなプレートが打ち付けてある。
その前に4〜5台は駐車出来るスペースがある。
ここからダート道で、車は奥まで入るが、奥の作業小屋の前の駐車場は私有地。
許可無く駐車禁止だ。
車は、ここ登山口に駐車して歩いた方が無難だ。

イラスケバス停 新開KK 工場手前右折 左・駐車場・・・ ・・・右・登山口


作業場の奥から山道になる。
道は高圧線に沿う様にして登る。

抜け殻 高圧線 この先山道



この山は松茸山で、9月25日から11月5日までは入山禁止。この期間の登山は要注意。
やがて、最初の鉄塔。登山口から30分。
野呂山・善棚山、灰ケ峰などの展望が開けて来る。
次の鉄塔まで明るい山道を行く。

キキョウ 樹林帯 松茸山 最初の鉄塔



丁度この山道の下を、山陽新幹線の安芸トンネルが通っている。
ここは静かに、そっと歩かないと、下のトンネルの天井のコンクリートが剥げ落ちるかも・・・。
ネッ、JR西日本さん。

やがて二番目の鉄塔。良い風が吹く。登山口から40分。

直ぐに樹林帯の中へ。
まるでゴルフボールをティーアップしたようなキノコに出会う。

前方に小田山 第二の鉄塔 再び樹林帯 ボール様のキノコ


森の中を登ると、笹ケ峠からの道に合流する。
登山口から1時間。
山頂へは右へ。直ぐに急登が始まる。
樹林帯の中の道なので、直射日光は当たらない。
しかし、今日は気温も湿度も高いので、かなりこたえる。
マイペースを保って、極ゆっくり歩を進める。汗がじっとりと肌に絡み付く。
疲れが大きい。

笹ケ峠から合流 右へ 急登


10分程登ると大岩出現。少し平らな道になるが、再度、急登が始まる。

童話に出て来る「三角帽を被った小人」の様なキノコが道端に。
屈み込んで写真を撮っていると、このキノコが囁く。
「オイ君、何処かに車のキーを落とさなかったかい?」と。
「?」とズボンのポケットを探ってみる。無い。
ウエストポーチの中身を全部出してみる。無い!
背中のバッグを降ろして探してみる。無い!無い!
大変だ。何処かに落とした〜。無い!無い!無〜い!
イロイロな事が一気に頭の中を駆け巡る。

山頂近く来て、ここから引き返すのも癪。
下山時に探しながら下りる事、と腹を括って登山続行。

直ぐに山頂。三角点タッチ。GPS作動せず。
登山口から1時間50分。
山頂は全く展望なし。
昔、ヤグラがあったのか、注意書きが落ちている。いつ頃の事だったのだろう。

大岩 三角のキノコ 山頂 注意


更にその先、展望台の大岩に向かう。
途中、左手に西条方面の展望がある。
山頂から5分で大岩へ。
岩には、登り易い様に木が立て掛けてある。
よじ登って左に廻り込むと、大岩の向こう側に展望の特等席。

大岩へ 西条方面 大岩、丸太の階段


南側の展望が開ける。
黒瀬平野の真ん中に、ぽっかりと島のように浮かぶ岩山。
その向こうに、大きな野呂・善棚山と灰ケ峰が、広の街を挟んで対峙している。
灰ケ峰の右肩に、江田島の陀峯山が尖っている。
遠く安芸灘に中島が浮かぶ。

合流点からの登りにはしごかれた。
兎に角、ビール。
背中で揺られたビールは、たとえ生ぬるかろうが、シャンペンの様であろうが、美味い。
今日の「豪華昼飯」は「うな重」だ。
しっかりスタミナをつけておかないと・・・。
下山はキー探しなのだから・・・。

野呂・善棚山 灰ケ峰 陀峰山 豪華昼飯と野呂山 特選蒲焼き弁当
¥780



野呂・善棚山に雲がかかりだした。
さて、「落とし物探し」の下山開始。見つかればいいが・・・。
幸い、登山道はよく踏まれており、落ちていれば見つかる筈。
そこかしこ、目を皿の様にして下るが、それらしき物は一向に見つからない。
鉄塔を過ぎた辺りからパラついていた雨が、大雨に変る。
終に作業小屋まで下りてきたが、キーは見つからない。

JAFを呼ぼうか・・・。
トヨタは今日はお休みだろうな〜・・・。
鍵屋に電話しようか・・・。
ここら辺りは山じゃ故、携帯電話は通じるだろうか・・・。
車を置いておき、タクシーを呼んで、駅まで。電車で家までスペアキーを取に帰るか〜・・・。
ここに引き返して来るのは、夜中になるだろうな〜・・・。
諸々考えながら、駐車場に近づくに連れて、次第に足が重くなる。

野呂山に暗雲 無断駐車禁止


とうとう、駐車場までキーは見つからず。


ふと、車のスペアータイヤに目が行く。
「?!」 、「あった!!」。「キーがあった!!!」
出発前に、無意識にスペアタイヤの上に置きっぱなしにしていたのだ。
幸いにも、人通りの無い所で、そのままに・・・。
や〜れやれ。この豪雨の中、どうなる事かと思ったが、先ずは安堵。

「もう、歳だから・・・」の言い訳はしたくないし・・・。
我ながら危機管理の甘さに呆れ、大いに反省。

キーが・・・ ・・・あった!


登山中のみ好天気。下山後は大雨。
朝と午後の両方の「どしゃ降り」、に挟まれた山行きであった。

土砂降り


温泉と反省会は、三原・須波の「みはらし温泉」で。
中国の三人娘の楽器演奏を聞きながらのバイキング料理。
曲目が「りんごの歌」や、千 昌夫の「北国の春」では、折角の中国楽器の演奏テクニックが泣く。
発想が古い。
一億総カラオケ歌手のこの国では、日本の歌をどんなにうまく演奏されても、刺激が無い。
やはり、本場「中国の曲」を目一杯演奏してほしかった。
ちょいと、日本の大衆を甘く見てるんじゃ〜ないの?




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