ぶなの森と名水「雪霊水」の山、臥龍山に登る。

何時もなら、朝8時前後の時間帯の中国道は、前後を走る車は殆ど無い。
しかし今日は、妙に西行きの車が多い。
中国道は、広島ジャンクションから西は戸河内ICまで殆どトンネル。
その走行車線は車の数珠つなぎ。
やがて戸河内ICの手前から、渋滞が始まった。
田舎のICは、出口が二個所しかないので、なかなか出られない。
隣の車では、助手席の人が弁当を食べている。
近くで何か大きなイベントが有るらしい。他県ナンバーの車もちらほら。
やっと、料金所。
係りの人の話では、「八幡高原聖湖マラソン」があるとの事。
(翌日の新聞報道によると、中国四国は勿論、九州、大阪、東京から2500人が参加した由。)

ICを出て直進。三段峡方面へ進む。
マラソン会場も同じ方向なので、車の列が続く。

大渋滞 戸河内町 可部線


三段峡入り口、深入山、三段滝入り口、喫茶「きのこ」を通り過ぎる。
この辺りから、大勢の地元の人々がフラワーロードの手入れをしている。

三段峡駅左 霧の深入山 三段峡入り口 きのこ フラワー道路
を手入れする人々


スキー場の看板の先は道戦峠。
次いで「聖湖入り口」の道標の先の右手に、カーブ標識がある。
ここが登山口だ。
それを横目で見ながら通過すると、「聖湖キャンプ場入り口」左折の道路標識が現れる。
そのキャンプ場入り口の反対側の山の麓に、駐車場がある。

駐車場で登山の準備をしている間も、目の前をマラソン参加の車が次々と通過する。

駐車場から、先ほどの登山口まで200m程もどる。

スキー場看板 臥龍登山口 キャンプ場入り口 駐車場


直ぐに、美しい森の中にはいる。
ぶなの大木が美しい。

登山開始 左へ ハギ ニガナ


登山口から20分で、倒木と太いフジの蔓をくぐる。
遠くで、ドーン、ドーンと花火の音が響く。午前10時。
「聖湖マラソン」がスタートしたらしい。

ウルシ ウスムラサキホウキタケ 倒木とフジの蔓 キバナイカリソウ


深いぶなの森の頭上から、車のエンジン音が聞こえ始めたと思ったら、
舗装された道路(菅原林道)に出た。
林道終点の名水がお目当ての車なのか、結構、交通量が多い。
登山口からここまで30分。

車道を右に5分程進む。
左に2回カーブした先の右手に、山頂への道標がある。

ぶな大木 菅原林道・・・ ・・・右へ・・・ ・・・その先・・・ ・・・左カーブ・・・ ・・・右手に道標


道標には、山頂へ50分、と書き込みがしてある。
美しいブナの大木の森を登ること15分で、1053mピーク。
暫らく行くと五叉路。
登山口からここまで55分。

山頂への道標 ブナの大木 ぶな古木 看板の所が
1053mピーク
五叉路


五叉路前方の真ん中の道が山頂へ通ずる。木の枝に赤いリボンがある。

リボン ミヤマママコナ ボクチ? ヤマジノホトトギス キンミズヒキ


更にブナの古木が林立する森の奥に進む。
苔むした大きな倒木が、森の歴史の長さを物語り、
辺りを一層神秘的にしている。

ブナの大木 赤い実 ぶなの古木 大きな倒木 山仲間


山頂に近づくにつれてガス。
倒木を過ぎると右に聖湖展望地だが、潅木が繁り聖湖は見えない。
雲の中に深入山、聖山の山影が見えるのみ。
五叉路からここまで40分。
登山口から1時間35分。

ガスの中の枯木 倒木 シシウド 聖湖展望地


さらに5分で臥龍山山頂。
三角点タッチ。
GPS:北緯34度41分12秒、東経132度11分57秒。
登山口から山頂まで1時間40分。

さほど広くもない山頂は、山口県からのグループで満員。
展望は西に開けるのみ。
八畳岩に登ってみる。岩の正面に階段状に足掛かりがあるが、
それよりも、岩の裏側からの方が簡単に登れる。

アキチョウジ 枯れた大木 三角点タッチ 賑わう山頂 八畳岩


岩の上からの展望に、あまり差はない。弥畝山方面が望める。
右手の方向に見えるのは大佐山か。
例の豪華昼飯。
山頂で1時間程ゆっくり時を過ごし、下山開始。

弥畝山 大佐山 山頂 ツユクサ キンミズヒキ 豪華昼飯


再び、太いぶな木々の間を下る。

今日から「LEKI」のストック(スーパーマカルー・ターボアンチショックコルテック)
2本を使う事にする。
グリップに少し角度(15度)がついているので、手首の負担が少ない。
下りでの2本ストックは大変楽だ。
動物と同じ4本脚になると、これほど下りが楽になるとは驚きだ。
膝への負担も少ない。
こんな事なら、もっと早く2本ストックにすべきであった。
これからの山行きには、もう、この2本ストックが手放せない。

山頂から登山口まで1時間。
駐車場脇には、沢水が聖湖に向かって流れている。
澄んだ冷たい水で顔を洗うと、実に気持ちが良い。
水量は豊富だ。
顔も頭も、暫らく流れに浸けておきたい。

下山完了 ススキ 駐車場脇の沢


車で菅原林道を上り、再度、臥龍山山頂を目指す。
山頂直下の「雪霊水」がお目当てだ。
先ほど歩いた車道を今度は車で通る。
あっという間に「雪霊水」の広場に着く。
水は冷たくまろやかな味がする。ポリタンク持参の人もいる。
湧き出す水は豊富。
大きな容器でも直ぐに一杯になるので、列を成して待つ必要はない。

菅原林道終点・・・ ・・・雪霊水を汲む 雪霊水


広場の奥に、ウマゴヤ谷ルートが山頂へと続いている。
山頂へは急登を15分だ。
ここからなら、簡単に山頂まで登れる。

雪霊水広場の奥
ウマゴヤ谷ルート
山頂へ15分
急登


ペットボトルに「雪霊水」を詰め、菅原林道を下る。

次は、ウマゴヤ谷コースの登山口を探しに千町原へ向かう。
高原の道路は、整備されて広くなった所為か、
気を付けて通らないと、目印の橋が見つからない。
橋の手前に、申し訳程度の札が木の枝に括りつけて立ててある。
いずれ立派な道標が作られるとは思うが・・・。
何時の日か、このルートでのブナの森も楽しみたいものだ。

ウマゴヤ谷ルート 登山口 小さなプレート オタカラコウ イヨフウロウ


臥龍山山麓の八幡高原の道路には、
「八幡高原・聖湖マラソン」10キロ、5キロコースの進路を示すラインが引いてある。
この「山麓コース」は今年から新設された。
日本陸連公認のハーフマラソンは「聖湖畔コース」を走る。

初秋の高原を走り抜けた2500人のランナー達は、ここにはもう居ない。



反省会
二川キャンプ場から北へ。R186・芸北町亀山の交差点を右(東)へ。
芸北町細見からR40に入り豊平町へ向かう。
R433に出て左、千代田方面に向かう。
途中、吉川元春屋敷跡で手打ちそばを味わう。

やまかけそば




温泉
お馴染みの高宮温泉「たかみや湯の森」で体をほぐす。

たかみや湯の森 巨大カボチャ(54Kg)


久し振りにブナの森を堪能した。

初秋の湖畔や高原を駆け抜けたマラソンランナー達も、
今頃、我が家で楽しかった一日を語り合っていることであろう。



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