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深田久弥著「日本百名山」の中に、中国地方の山は大山のみである。
大山は中国地方の山を歩く者にとって、一度は訪れるメッカ。
夏山登山道で弥山に登る。


山歩きを始めたのは今から約12年前。
山慣れしない比較的初期に、登るなら先ず有名な山から、と大山に登った。
六合目までは何とか歩けたが、
八合目、九合目の木道ではフラフラ。死ぬ思いで弥山にたどり着いたことを思い出す。
当日は快晴で、山頂から隠岐諸島まで望めた感動は、今も蘇る。
下山は急な下りの連続で、登山口に戻った時には膝はガクガク。
二度とこんなシンドイ山は登らないぞ、と今日まで敬遠してきた。

山頂からの360度パノラマ写真を撮りたくて、久しぶりに大山へ登ることにする。
その後の12年間の山歩きの経験から、
最初に登った時よりは楽に登れるだろうと考えたのだが・・・。

五時前に起床、ホームタウンを出発。
山陽道で日の出を迎え、岡山道〜中国道〜米子道と通いなれた道を進む。
櫃ケ山、三平山の空は雲が垂れ込めている。
溝口IC手前の右手に大山。山頂は雲の傘。

1.山陽道の日の出 2.岡山道から中国道へ 3.中国道から米子道へ
4.湯原の櫃ケ山 5.川上村の三平山 6.溝口IC手前、右手に大山



米子道・溝口ICを出て左、R45を桝水高原へ向かう。
桝水高原に近づくにつれて、大山山頂の雲が晴れていく。山頂での展望が期待できる。

7.米子道・溝口IC 8.福山東〜溝口 9.溝口IC出て左
10.R45を東へ 11.正面に大山 12.桝水高原から大山



桝水高原からR158で大山寺橋へ向かう。
大山寺橋袂の駐車場は、直ぐに満車になる。
自然科学館周辺の駐車場まで行くと、登山口まで遠い。
いずれにしても、今から山歩きをするのだから、問題ではないのだが・・・。
一番便利なのは、桝水高原から来て一番手前の「大山寺(下山)野営場・駐車場」が便利。
駐車スペースが広く、トイレも新しく綺麗。
夏山登山口にも一番近い。

13.R158 14.大山寺へ 15.歓迎標識の先に
16.大山寺キャンプ場・駐車場 17.駐車場 18.新しいトイレと広い駐車場



駐車場を出て左、直ぐに大山夏山登山口。
登山開始(7:55)。
暫く石段を登ると、左から南光河原駐車場からの道が合流する。
古い石垣に挟まれて登ると・・・

19.駐車場から直ぐ近い登山口へ 20.登山開始 21.石段を登る
22.左・南光河原駐車場 23.寺跡 24.ヤマブキ



・・・登山・下山届けのボックス。ここで届けを記入する人は少ない。
「僧兵コース」をクロスして・・・

25.イチリンソウ 26.シャガ 27.キケマン
28.登山届けボックス 29.登山・下山届け 30.僧兵コースをクロス



・・・やがて阿弥陀堂入り口。

31.石段終点右に 32.阿弥陀堂



石段もここまで。この先は山道にかわる。


33.阿弥陀堂入り口360度パノラマ



登山道沿いの花々を探しながら、ノンビリと登る。

34.地道になる 35.チゴユリ 36.ヤマシキミ
37.アオキ実 38.アオキ花 39.イワカガミ



やがて一合目の標柱。登山口から20分。
道幅は広く登りも緩やか。大木の並ぶ森を進む。
見上げる頭上の緑が美しい。

二合目の標柱のある所の樹木の根が露出している。
一合目から15分。登山口から35分。
この現象は、三合目まで続く。


40.一合目

42.環境庁・鳥取県管轄
41.ブナの森
43.二合目



大山は、明治の中頃から登山として登られはじめ、
大正10年に夏山登山道が作られたそうだ。
最近では、年間15万人もの登山者が、この夏山登山道を踏む。
登山道開設以来、約80年。
何百万人にもの人に踏み続けられ、塹壕のように削り取られてしまった山道では、
大樹の根が完全に露出している。
倒れもせずに、よく踏ん張っているものと感心する。

二合目から三合目まで15分。登山口から50分。
三合目からは登りが急になり、丸太の階段(土砂流出防止用)が続く。


45.ミツバツツツジ

46.
44.むき出しになった根

47.クロモジ
48.三合目手前の樹木の
露出した根
49.三合目手前の
露出した木の根
50.三合目



三合目から四合目まで15分。登山口から1時間05分。
四合目通過後も、丸太の階段は続く。

51.ミヤマカタバミ 52.ショウジョウバカマ 53.四合目
54.四合目 55.続く丸太の階段 56.標高1200m道標



登山道脇の大樹の露出した根も相変わらず見られる。

57.五合目手前の樹木
の根の露出



標高1200mの道標を過ぎ、五合目手前から左手に展望が開けてくる。

58.五合目手前から展望が開ける



四合目から五合目まで15分。登山口から1時間20分。
五合目には「山ノ神」が祀られている。
多くの人々が一休み。


59.五合目で休む人々 60.五合目 61.五合目の「山ノ神」



五合目を過ぎると、左から元谷の「行者コース」が登ってくる。
森林帯を抜け、周囲には大木は見られなくなる。

62.タムシバ 63.左・元谷から行者コースが
合流
64.行者コースが合流
65.道標 66.道標 67.次第に低木が増える



展望が開けてくると、やがて六合目。
五合目から20分。登山口から1時間40分。
六合目避難小屋前では、大勢の人々が休んでいる。

日本海は青空の下。
この分なら山頂も・・・

68.三鈷峰 69.日本海
70.小鳥 71.六合目避難小屋 72.案内板



日本海の展望、宝珠尾根、その向こうに勝田ケ山・甲ケ山の稜線。
三鈷峰から北壁が連なる。弥山は雲の中。


73.写真をクリックすると、六合目避難小屋からの360度パノラマ



六合目避難小屋の入り口は高いところにある。冬の積雪が想像できる。
小屋の中は意外に狭い。

暫く休憩して、更に上を目指す。
小石を針金のネットで包んだ急な階段が続く。
Uさんちのローリー君が、今日も元気に山登り。大山登山回数は、もう数え切れないそうだ。
登るにつれて、さらに視界が広がる。

74.六合目避難小屋 75.避難小屋内部 76.小石を包んだ蛇籠の階段
77.六合目から登山再開 78.鍔抜山と日本海 79.Uさんちのローリー君


80.標高1400m



標高1400m辺りからの展望では、三鈷峰の雲は晴れ、主稜線のガスも晴れつつある。
この調子だと、山頂からの大パノラマが期待できる。
登山道の周辺は低木草本帯となり、見晴らしが良くなる。

81.標高1400mからの展望



六合目から七合目まで10分。登山口から1時間50分。
標高1500m辺りからは、益々展望が開け、山頂も望める。

82.七合目 83.行く手が開ける 84.標高1500m


85.七合目からのパノラマ



八合目の標柱は見逃した。
土砂崩れ防止用の丸太の階段が登りにくい。

86.標高1500m 87.土砂崩れ防止用の丸太 88.自然科学館前の駐車場



木道への階段にたどり着く。七合目から25分。登山口から2時間15分。
木道はダイセンキャラボクの間を進む。
目指す山頂には次第にガスが迫ってくる。

89.稜線に近ずく 90.木道入り口の階段 91.山頂への稜線
92.ダイセンキャラボクの中を行く 93.次第にガスが・・・ 94.岩室・梵字ケ池分岐点左へ



木道は右に左に傾き、強風に煽られて滑り落ちそうになる。
12年前、この木道を歩いたときは、疲労困憊で意識朦朧の状態だったが・・・。
九合目辺りから山頂にかけては、完全にガスの中。
木道入り口から10分。登山口から2時間25分。

95.木道 96.迫りくるガス 97.九合目
98.うねる木道 99.頂上避難小屋のポールが
見えてくる
100.ステップを登ると



新しくなった頂上避難小屋に到着。
南側の木道を登って山頂へ(10:55)。
九合目から10分。登山口から2時間35分。休憩時間も入れて3時間。

101.岩室より木道が合流
102.頂上避難小屋を囲む木道を山頂へ



山頂はぐるりをガスに包まれ、360度展望なし。
無念残念!

103.弥山山頂の雛壇 104.大山山頂プレートタッチ 105.一木一石運動



暫くガスが晴れるのを待つが、晴れる気配は一向にない。


106.大山(弥山)山頂・360度パノラマはガスの中



山頂での展望を諦め、頂上避難小屋の陰で豪華昼飯とする。


107.頂上避難小屋北側入り口

109.小屋北側
108.豪華昼飯
110.小屋北側入り口



新しくなった頂上避難小屋の中に入ってみる。
小屋の中は以前よりかなり広いようだ。
水洗トイレが出来ている。バイオのテクニックを使ったものだろうか?

111.小屋内部

112.小屋内部、画面右はトイレ
113.「水洗」トイレ



山頂からの展望に未練を残して、ガスの中、下山開始(11:06)。

114.下山開始



六合目まで下って振り向けば、三鈷峰から稜線にかけて黒雲が覆いかぶさっている。
今日は、山頂でいくら待っても晴れないだろう。


115.六合目避難小屋からのパノラマ



下山途中、まるでアクロバットの様な大樹に出会う。
三分の一の根だけで立っている。

下山届けをして・・・・


117.キランソウ

118.石段を下る
116.アクロバット
119.下山届け 120.キケマン 121.オダマキ



・・・登山口へ帰着(13:47)。
山頂から、休憩時間も入れて約2時間40分。

122.ムラサキキケマン 123. 124.下山完了
125.駐車場へ



温泉
この辺りの山に来たときは、皆生温泉のオーシャンへ。
お湯が循環式でないのがここの自慢。
大きな露天風呂は気持ちがいい。
米子市内のベースキャンプに入る。


126.皆生温泉
オーシャン

128.米子市内
ベースキャンプへ帰る
127.¥1300−



反省会
米子にベースキャンプを張ったとき、必ず寄るのが駅前の雑居ビルの中にある「一代」。
今日は、まだ時間が早いので一番乗り。
久しぶりに眼鏡の店長の顔を見る。
我が友、F氏I氏へのレポート。

129.居酒屋・一代 130.乾杯! 131.メニュー
132.店長 133.お婆ちゃんの玉子焼き 134.刺身盛り合わせ
135.アスパラサラダ 136.おでん(大根) 137.カワハギ煮付け
138.イカの塩辛 139.飯・味噌汁 140.味噌煮込み



12年ぶりの大山、残念ながら山頂での360度パノラマは得られなかった。
山歩き慣れしたつもりだったが、「12年の歳月」が経ったことを計算に入れていなかった。
聊か、足が張る。
しかし、前回と違ったところは、「膝のサポーター」と「二本ストック」に大いに助けられたことである。
これらが無かったら、12年目の大山登山は有り得なかっただろう。
私の山歩きには、無くてはならないギアである。
心肺機能は、まだ大丈夫のようだ。

もう数年は歩けるかな〜・・・。
歩けるうちにもう一度、大山山頂へ。
快晴の下、大パノラマを・・・。
隠岐の島を・・・。


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