広島市職員労働組合

しぶきバックナンバー

しぶき記事

子どもたちのために願い届ける
子どもを守る実行委員会 要求書提出

 ひろしまの子どもを守る実行委員会は8月24日、こども未来局・健康福祉局に統一要求書を提出しました。それぞれの分野からの主な発言内容は、次の通りです。

○こども療育センターの建て替えについて

 建て替えに関する情報開示を徹底し、意見交換の場を持つこと。

 仮設園舎や、建て替え工事中の現建物での療育について、その質を落とさないようにすること。

 建て替えや移転に伴う、必要な人員(看護師・バス添乗員・給食調理員・栄養士・事務・言語聴覚士)を確保すること。

○障害児者の放課後問題について

 子どもや保護者への支援に悩んだ時に、行政のバックアップで学ぶ場を提供すること。

 未就学児の計画相談待機者が多数出ており、待機者は「セルフプラン」を立てることで福祉サービスを利用せざるを得ない状況にある。相談支援者を増員すること。

 学校との連携が子どもの成長につながっていくので、支援学校や小・中学校に対して、放課後等デイサービス事業についての情報提供を行うこと。

○保育について

 広島市は2012年2月に、ふくしま第二保育園の近隣に民間の保育園を建て、ふくしま第二保育園を廃止するという計画を発表した。予定では平成31年に、ふくしま第二保育園を閉園するとしているが、待機児も解消されないまま、しかも市内でも待機児の多い西区にある、ふくしま第二保育園を廃止しないこと。

○子どもの医療費について

 1月から新しい制度になり前進面もあるが、後退した部分もある。子どもの医療費を中学校卒業まで無料にすること。保護者の所得にかかわらず、子どもたちが平等に安心して医療を受けられるように助成すること。


 森川こども未来局次長は「それぞれの発言内容を重く受け止め、いただいた宿題を持って帰る。来年度の予算・人事要求に向け、最大限取り組んでいく。制度に則り運用面でできるところは即やっていきたい」と述べました。

現業評議会 要求書提出
必要な正規採用行い公務公共性を守れ

 市職労現業評議会は8月22日、市当局に「2017年度要求書」を提出しました。

公務職場を儲けの対象にするな

 岩田現業評議長は、「国から民営化による経費削減を前提とした予算と人員の削減を強く求められているなかで、正規職員を採用していることは評価している」と述べた上で、「公務の市場化を進め、現業労働者が提供する住民サービスのすべてを儲けの対象にしてはならない」と指摘。現業職場の公務公共性は、継続して働き続けることで継承できる技術を必要とし、それが保障されることで安全・安心を最優先させる業務が行えることを訴えました。

退職者の正規職員での完全補充を

 各支部協議会からも、「今の採用では人員が足りない。退職者の補充は正規職員で行い、そのために必要な正規職員の新規採用を必ず行ってほしい」、「保育園の正規調理員不在園については、早急に解消していただきたい」などと強く求めました。

 人事部長は、本日いただいた要求書は「引き続きみなさんと密に協議させていただきたい」と述べました。

 引き続き市職労現業評議会は、正規職員による新規採用を重点課題とし強く要求していきます。

市職労 職場の欠員状況の解消を求め 要求書提出
中途退職多く 繰り上げ採用も

要求書を渡す塩見委員長(右)

 広島市職労は8月22日、職員の中途退職や産育休等で、欠員が生じている職場があり、職場から欠員補充の要望があること等を受け、人事部長に「職場の欠員状況の解消を求める要求書」を提出しました。


欠員補充、長時間残業解消、夏休取得期間延長を

 具体的な項目では、

@育休・長期病休等、複数の欠員がある職場への正規職員の補充

A長時間残業が長期化している職場で、月80時間を下回るよう改善策を講じること

B夏季休暇の期間中の取得が困難な職場は、取得期間を延長すること

 の3つを要求項目とし、来年度の新規採用者の繰り上げ採用を実施することも視野に、職場の人員確保を訴えました。


無理な定員削減が根本的な原因

 塩見委員長は、人員定数削減により、必要な人員が配置されていないことが根本的な問題であり、職員の努力だけでは限界がある、そのことを当局としてしっかり認識するよう迫りました。

 木下書記長は、健康福祉局や税務部で長時間残業が解消されていないことを指摘し、対策を講じるよう訴えるとともに、要望があった職場等について、状況を伝え対応を求めました。

日本母親大会開かれる
平和な未来を子どもたちに

 生命(いのち)を生みだす母親は生命を育て生命を守ることをのぞみます≠メインスローガンに、毎年開催される日本母親大会。63回目の今年は8月19日〜20日、岩手県盛岡市で開かれました。

延べ1万7千人が参加

 一日目は25の分科会と岩手県、宮城県、福島県の被災地訪問、二日目は全体会で「写真で伝える東北の今=vと題したフォトジャーナリスト安田菜津紀氏の記念講演と各地の運動交流などがあり、全国から延べ1万7千人が参加しました。

県知事と盛岡市長が出席

 岩手県と県内の全33市町村、教育委員会が後援。実行委員会にJAからも参加があり、県知事と盛岡市長が全体会に来賓として参加するなど大会史上初のことが多く、地元の母親大会への期待と、未だ東日本大震災からの復興とは程遠い状態もあるなかでこの地から、いのちとくらしを守り、平和な社会を切り開きたいという意気込みを感じました。

核兵器のない平和な未来を

 核兵器禁止条約が国連で採択された記念すべき夏に開かれた大会で、参加者は被災地の方々の思いも胸に刻みながら、条約の採択を力に母親・女性たちの切実な願いを掲げ連帯を強めて、子どもたちに「核兵器のない平和で明るい未来」を手渡すために力を合わせることを誓い合いました。

草の根から力合わせて

 全国からさまざまな年齢、立場、職業の人が集まり、学習、交流する母親大会は、目標に向かって草の根から、身の周りの問題で思いや願いを語り合い、実現のために力を合わせていく、継続していく大切さを示しています。

戦争の愚行振り返り平和を誓う
2017年平和のための広島の戦争展

 8月18日から21日まで、県民文化センター地下展示室で、「2017年平和のための広島の戦争展」が開かれました。

 この戦争展は、1995年に始まり、今年で23回を数えます。今回のメインテーマは「日本国憲法施行70年 若者に伝えたい〜いつまでも平和であり続けるために」です。

中国侵略の足跡をたどる

 会場に入ってすぐ「日本兵が撮った日中戦争」の展示がありました。撮影したのは、日中戦争がはじまった1937年(昭和12)7月に召集され、中国大陸を2年半にわたって転戦し、約3000枚の写真を撮った、村瀬守保さん(1909〜88年)。村瀬さんの写真は、天津、北京、上海、南京、徐州など中国各地を第一線部隊に入って撮影したもので、中国を侵略した日本軍の足跡そのものであり、南京虐殺、「慰安所」、日常的な加害行為などや、日本兵の人間的な日常も克明に記録されており、戦争の実相をリアルに伝える貴重な記録です。

国のため!?住民虐殺が?

 村瀬さんは生前「戦争のむなしさ、悲惨さを、ひしひしと胸に刻んだ。何の関係もない、婦人や子供たちまでも含んだ住民を何の意味もなく虐殺することが、国のためという一言で合理化されてしまう。しかも、これに反対する者は、国賊だと抹殺される。一人ひとりの兵士は、普通の人間。家庭では良きパパであり、良き夫。戦場の狂気が人間を野獣に変えてしまう。このような戦争を再び許してはならない」と訴えてきました。

「にんげんをかえせ」を上映

 その他に毎回、戦時下の市民・県民のくらしを伝える貴重な資料を市民・県民に提供していただき、展示しています。同じ会場では、1981年に制作された10フィート映画「にんげんをかえせ」が上映され被爆者の核兵器はいらない≠フ訴えが印象に残ります。奥に足を運ぶと、「慰安婦」問題を取り上げた展示がありました。

戦争とは何かを考える

 イベント広場では、4日間で「戦争を考える」映像や証言、「戦争する国づくり」の危険な動向や憲法をめぐる情勢報告など、20本を超えるテーマで催しが取り組まれました。今回の「平和のための戦争展」の入場者数は延べ769人で、多くの方が観覧に訪れました。