広島市職員労働組合

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しぶき記事

業務量そのままで休暇取得って?!
春闘アンケート結果B

 2017春闘アンケートについて、今回は年次有給休暇(年休)の取得状況についての回答項目をみていきます。

 年休の取得日数については、過半数が11日未満です。

 年休の付与がない臨時職員さんや昨年市役所で働いてない方も、若干含まれているようですが、半分も取得できていない方がまだまだ多い現状がうかがえます。


時間外削減と休暇取得
両立は難題

 こうしたなか、一方では時間外削減の取り組みが職場で進められており、業務量が変わらないのに時間外を減らそうとすれば、休暇が取りづらくなる問題が浮上します。サブロク協定で上限が決められている職場では、上限に残業実施時間が迫ってくれば、なんとか時間内に仕事を片付けてしまわなければならないために、「休めない」という事が起こり得ます。

 年休の取得促進も市職員のワークライフバランスの実現のため、目標が設定されている課題ですし、健康や労働意欲の維持にも大切な権利です。しかし、「残業減らせ」、「休みも取れ」という、両論併記だけでは職員は頭を抱えるだけであり、実効性のある処方箋が必要です。

 年次有給休暇の取得理由については、複数回答であることを踏まえると、まだまだレジャーなどのリフレッシュに使う比率が高いとは言えません。職場によっては、病気などやむを得ない理由でないと休みづらい雰囲気があるようです。


業務の負担重く、激しい消耗
毎日非常に疲れる

 次の質問項目は、仕事の疲労度と、体調に関する項目です。

 2割強の方が「毎日非常に疲れる」との回答。業務の負担が重く、消耗が激しい様子が感じられます。翌日または休み明けに、疲労が回復できていないようでは心配です。

 1年間で医師にかかったことがあるとの質問についても、一定数、健康に不安を抱えている職員の方がいることがわかります。

 長時間労働は、健康状態なら耐えられる負担でも、持病を持っていたりすれば、病状の悪化・進行につながる危険もあることから、厳しい基準が設けられる必要があります。

貧困の実態学び 仕事を見つめ直す
■ 福祉職場交流会 ■

4回目のお仕事知ろう会

■3月4日に広島自治労連福祉連絡会が「第4回いろんなお仕事知ろう会(福祉職場交流会)」を開催しました。参加者は、約30名。うち半数は20代から30代前半の青年です。これまでの参加者から「ぜひ、またやってほしい」との要望に応え、4回目の開催となりました。

■前半は、NPO法人「反貧困ネットワーク広島」で活動する山田真也氏から、「活動の中から見える貧困の実態」について話してもらいました。同法人は、シェルター事業(利用者数は7年間で1000人以上)、「まちかど相談会」(毎年2回程度で相談件数は、2日間で毎回100名弱)、「ほっとサロン」などを取り組んでいます。

■中でもシェルターを利用する場合は、緊急を要することが少なくなく、派遣労働者が派遣元から契約解除・解雇、DV(家庭内暴力)、家賃滞納で退去命令などの事例が多くみられます。生活保護を開始して当面の生活維持ができたとしても、安定した生活が送れる雇用の継続などには課題が多いと話されました。


学習交流はお互いの励ましに

■グループに別れての交流では、「いろんな職場の話が聞けて、勉強になりました」「他職種との連携の大切さを改めて感じました」など交流会を通じ、今の仕事を見つめ直すきっかけとなっているような積極的な感想が寄せられました。

■今、福祉の現場では、制度利用者の生活実態と、改善されるどころか改悪された福祉制度のギャップに直面し、その矛盾に翻弄されています。時には無力感を感じてしまう厳しい職場の中で、学習し交流することは、参加者をお互いに励ますことにつながっています。

■実行委員会では、内容を工夫し交流会を継続していきたいと話し合っています。

さようなら原発ヒロシマ集会
フクシマを忘れない

 「フクシマを忘れない!さようなら原発ヒロシマ集会」(同実行委員会主催)が3月10日、原爆ドーム前で開かれ、約500人が参加しました。


今なお苦しい避難生活

 東日本大震災、福島原発事故から6年、今もなお8万人を超える被災者が苦しい避難生活を強いられています。多くの国民は、脱原発社会を求め、再生可能エネルギーへの転換を望んでいます。

命・ふるさと奪う原発事故

 しかし、安倍政権・電力各社は、こうした声を無視して、川内原発(鹿児島県)、高浜原発(福井県)、伊方原発(愛媛県)と再稼働を強行し、福島原発事故が無かったかのように原発政策を進めています。

 原発事故は、ひとたび放射性物質が大量に放出されると、その被害が空間的にも、時間的にも、社会的にも限定なしに広がり続け、命を傷つけ、ふるさとを奪うことになります。安全な原発などありません。


原発も核もない社会を

 集会で採択されたアピールは、「原爆の惨禍を体験した被爆地ヒロシマは、『核と人類は共存できない』ことを心に刻み、原発再稼働を許さず、原発も核もない平和な社会を実現する」と運動を強化することを呼びかけました。


原発は今すぐ廃炉に

 集会後、中国電力本社までデモ行進し、「今すぐ廃炉」「日本のどこにも原発いらない」とシュプレヒコールをあげました。

2017国際女性デーひろしま
ヒロシマを忘れない 恒久平和実現を

 3月5日、平和記念資料館のメモリアルホールで、「国際女性デーひろしま」が開催されました。今年は、広島のある 日本のある この世界で 私は生きる≠テーマに、こうの史代さん原作の映画「夕凪の街 桜の国」を鑑賞し、サロンシネマ経営者の蔵本順子さんのトークを聞きました。


原爆の悲劇を庶民目線で

 映画は、原爆投下後13年経った広島の人々の生活ぶりから始まり、約半世紀後の現代社会へと繋がります。原爆の悲劇をさまざまな目線から訴え、特に被爆して13年後に原爆症を発症し26歳の若さで命を閉じた「皆実さん」の残した言葉「原爆は落ちたんじゃないんよ、落とされたんよ…」は、心につきささるものでした。登場人物の名前がすべて、皆実のほかに旭・翠・フジミ・天満・打越…と広島の地名で、映画監督のヒロシマの街を忘れないで欲しいという心が伝わってきました。


庶民の生活は「いとおしい」

 サロンシネマの蔵本順子さんは、かつて東京で、広島出身として、初めてヒロシマのイメージを思い知らされ、広島人であると自覚。一人の映画人として忘れてはいけないテーマを発信し続けようと決心されました。

 蔵本さんは、「ビジネスのためだけでなく、良心的で良い映画を上映し続けることで、どんな時代であろうと庶民の生活は大事でいとおしいと感じて欲しい」と述べ、「そんな映画を残したい。世界中で上映されることを望んでいる」と結ばれました。

 参加者は、戦争体験者から直接体験を聞ける最後の世代として、一人ひとりが核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けて、「何ができるかを考え、行動を起こさなければならない」との思いを新たにする一日となりました。

市嘱託労組学校給食調理員支部
状況出し合い 学習と交流

 市嘱託労組学校給食調理員支部は2月25日、学習交流会を開催しました。


団結の重要さを改めて確認

 2016年度の嘱託賃金確定交渉の結果について、基本報酬と経験年数加算の改定内容などが報告されました。広島市に働く嘱託職員の仲間みんなで引き出した回答であり、「容易に勝ち取ったものではない」との説明を受け、改めて団結の力の重要性を確認しました。


待遇改善めざし さらに奮闘を

 職場交流では、それぞれが違う職場環境で働き、重要なポジションについており、責任の重さを強く感じていること、その反面、嘱託職員の立場や働き方を考える時、待遇改善が強く求められていることなどが出されました。労働組合のさらなる必要性を認識した時間でした。