広島市職労機関紙

<しぶき>

 主な記事 


1362号  2015年 7月30日

 

 


自治労連中国ブロック協現業評 第18回平和学習
碑めぐりを通じて被爆の実相に触れる

 7月25日、自治労連中国ブロック協現業評は「第18回平和学習」を広島自治労連女性部と共に広島平和記念公園にて開催、突き刺さるような暑い日差しの下、山口県、岡山県含め33名が参加しました。講師として広島教育研究所事務局長の梶岡寛氏、そして「かき船問題を考える会」の大亀信行氏を招き、原爆慰霊碑など6カ所を巡りました。

平和を思い、碑をめぐって
●ぐったりした教え子を抱え、自らも被爆した女性教師が悲嘆に暮れ空を見上げている像が印象的な「原爆犠牲教師と子どもの碑」。当時夏休みは無く、強制的にかり出され建物疎開(火災が広がらないよう防火帯を作る)作業をさせられていた多くの生徒や教師が犠牲となりました。多くの子どもたちを死なせてしまったとの反省からこの碑が建てられたそうです。
●「広島二中原爆慰霊碑」。この場所で作業に当たっていた二中の生徒たちは、原爆の爆風で瞬く間に吹き飛ばされ、火の渦に襲われてその場で焼け死んだ者、意識があった者は目の前の本川に飛び込んだそうです。ここで亡くなった生徒は腫れあがり真っ黒く焦げていたらしく、探しに来た親もどれが我が子か分からないくらいひどい状況だったそうです。

「かき船」移転を考える
●いま、爆心地に「かき船」を移転することが強行されようとしています。この「かき船問題を考える会」事務局長の大亀さんから現在の状況を伺いました。広島市が住民合意も得ないまま一方的に、世界遺産原爆ドームのバッファゾーン内に常設の飲食施設を設置することに対して、少なくない市民から疑問の声がわき起こっています。大亀さんは何としてもこの移転計画を止めたいと反対の署名活動を進めており、既に4万1千筆以上が集まっているとのことでした。
 今回の平和学習を通じて原爆投下当時の悲惨な状況を知り、また平和都市ヒロシマとして今後どう進むべきなのかなどの課題を学ぶことができました。憲法9条の解釈を変え戦争法制の強行採決が目論まれる今、愚かな戦争を繰り返さないためにも私たちには何ができるのかを改めて考える良い平和学習となりました。

平和行進東京コース 広島県入り
核兵器廃絶訴え 平和公園めざす

 7月26日、2015年国民平和大行進の東京―広島コースが広島県入り。福山市大門町で引き継ぎました。
 岡山県原水協の花田雅行代表理事が、行進が岡山県入りした7月16日に戦争法制が強行採決されたことに触れ、「廃案にするまでがんばろう」と述べ、広島県原水協の川后和幸代表理事が、「戦争法制は核兵器廃絶を訴えてきた被爆地の願いに反する」と告発しました。
 通し行進者の山口逸郎さん(被爆者の声を受け継ぐ映画人の会)、松永洋子さん(年金者組合静岡支部)の2人と、国際青年リレー行進を岡山県からつなぐメアリー・ポピオさん(米国・ボストン)が、それぞれ決意を述べて先頭を行進。広島市職労や広島自治労連からの参加者も含め約70人が平和公園をめざして出発しました。

7・24中央行動
戦争法制廃案 労働法制改悪阻止

 全労連と国民春闘共闘委員会、東京春闘共闘会議は7月24日、戦争法制廃案、労働法制改悪阻止、最低賃金大幅引き上げ、公務員賃金改善を掲げて、「夏季闘争勝利7・24中央総決起集会を東京・日比谷野外音楽堂で開き、1800人が集まりました。

追い詰められているのは安倍政権
 あいさつに立った全労連の小田川義和議長は、「安倍政権の二つの暴走、戦争法制と、労働法制改悪を許さない」とし、戦争法制と労働者派遣法改悪案が衆院で強行採決されましたが、これは多くの労働者・国民の憤激を呼び、逆に追い詰められつつあるのは安倍政権の側であることを強調しました。この安倍政権の暴走に対して、学生や知識人、女性、弁護士など各界各層の人々が反対の声を上げ立ち上がっていることを指摘し、「労働者・労働組合が先頭に立ってがんばろう」と力強く参加者に呼びかけました。

人事院前で公務員賃金の改善を求め
 また、人事院前では、全労連公務部会、公務労組連絡会が、8月上旬にも見込まれる人事院勧告での公務員賃金の改善とともに、労働時間の短縮や人員体制の拡充を求めました。

核兵器廃絶への展望を切り開こう
NPT再検討会議受け原水爆禁止世界大会成功を

 広島に被爆・戦後70年目の暑い夏がやってきました。今年のNPT(核不拡散条約)再検討会議は、2010年の「核兵器のない世界を達成する」との歴史的合意の具体化・実行が焦点でしたが、マスコミでは最終文書が採択されず「決裂」と報じられました。

核保有国をどこまで追い詰めたか
 その根本にあるのは、核兵器廃絶への核保有国の否定的態度ですが、これは今に始まったことではありません。大事なのは、国連や、非核兵器国政府、世界のNGO、市民社会と、核保有国の力関係がどこまで来たのかです。その点では大きな成果がありました。核兵器禁止条約の議論に前進があり、核抑止力論への批判がいっそう強まりました。そこには、国連・NPT代表に署名633万余筆を提出し、政治的意思を作るのは「世論と運動」であることを示した被爆国日本の運動と被爆者が果たした特別の役割がありました。

ヒロシマ・ナガサキを三度起こさせまい
 NPT再検討会議の到達点に学び―原水爆禁止世界大会の成功へ―力強く踏み出そうではありませんか。今年の大会は、ヒロシマ・ナガサキを三度起こさせない人類的決意を世界に発信し、人類の生存のために努力する政府や公的機関、草の根の運動の共同と連帯、「戦争法制」を許さず、憲法9条と平和を守る国民的運動を総結集する場です。

非核・平和の自治体づくりを
 8月5日の各分科会のなかで第5分科会「非核平和の自治体づくり」(鶴学園広島校舎:加古町)には県内外の自治体首長も参加して懇談が持たれる予定になっています。市職労は、核兵器廃絶、平和の願いを世界に届けるために多くのみなさんの参加を重ねて心から呼びかけます。

●賃金の地域間格差●
都市部への人口流入の一因

 今年度より国で実施されている「給与制度の総合的見直し」により、国家公務員の東京都特別区の地域手当は20%となりました。
 地域手当のない地域の公務員と比較して2割も賃金に違いが生じます。

 民間は、大都市に大手企業が集中しやすく、賃金の平均値は都市部で高くなりがちです。
 実際の生活費もそれだけ高くなる。という理屈もありますが、地方の物価はそれほど安くないことは統計でも明らかです。

地域別の最低賃金の問題点
 これは地域別の最低賃金でも、問題とされています。東京が最高で時間額888円(平成26年度改定額)に対し、いちばん低い地域は、677円で大きな開きがあります。

 この状態で、都市部への人口流入を止めようと言っても、誰だって給料の高い地域で仕事がしたいと思うでしょう。
 実際に、地方の自治体では、新規職員採用に応募者が集まらない状況が広がっており、人材確保に苦労をしていると聞きます。

賃金の地域間格差の是正を
 こういった地域間の賃金格差に対して、格差を是正する政策的なメッセージを発信する方が、都市部への人口集中を避けるうえでも大切なのではないでしょうか。

※最低賃金
 最低賃金法にもとづき国が都道府県ごとに定めている、賃金の最低保障制度。使用者は最低賃金額以上の賃金を労働者に支払わなければならない。
 労働者の生活を保障できる水準にすべきと、組合では最低時間額1000円以上の要求を掲げて長年運動している。欧米では、こういった運動の成果で時給1500円前後の水準に上昇してきている。

暮らしの知恵袋

◆簡単ゴーヤカレー
 夏野菜のゴーヤはビタミンCが豊富で、夏バテ防止に効果的です。
 料理法は、豆腐や豚肉といっしょに炒めるゴーヤチャンプルーが一般的ですが、ゴーヤカレーも簡単でおすすめです。
@ゴーヤ1本を縦半分に切り、中の綿を取り除き、5ミリの厚さに刻みます。にんにく・しょうが各1かけを粗みじんにし、トマト1〜2個をざく切りにしてください。
Aフライパンに油をひき、豚ひき肉200gに塩小さじ半分を加えてよく炒めます。
Bにんにく、しょうが、カレー粉大さじ1、ゴーヤ、トマトを加え、フタをして5分蒸し煮したら出来上がりです。