広島市職労機関紙

<しぶき>

 主な記事 


1344号  2015年 3月5日

 

 


新年スタート企画
職場紹介【第4回】
環境事業所の技術員さんのお仕事

北尾章弘さん

 

どんなお仕事です?
 ゴミの収集というのはおわかりだと思うんですが、1年ごとに計画された収集コースの家庭ゴミを収集して、処理場まで運ぶのが主な業務です。直営の環境事業所職員が収集しているのは可燃ごみとペットボトル・再生プラです。
 収集コースというのは、収集場所に出されているゴミ袋の数を数えて、一台あたりの袋数を計算します。なので、毎年収集コースは変更されます。僕は道を覚えるのが苦手ですが、みなさん道路に詳しいです。

実際に働いてみて 苦労するところ・気をつけているところ
 事故やケガがないように、安全運転・安全作業に気を使います。お子さんが路地から飛び出してきて、ヒヤっとすることも。ゴミ収集車は後ろが見えないので誘導員の誘導も大事です。
 暑いとき、寒いとき、雪の日も台風の日もゴミ収集は休めません。
 あとは、カラスがゴミを散らかすと、片づける手間がかかり、時間がかかってしまいます。カラスは本当に頭が良くて、ちゃんとフタができる箱等でないと効果がなく、対策に悩んでいます。

仕事でどんなときにやりがいを感じますか?
 やりがいですか?
 ありきたりですけど、やはり、市民の方に感謝の言葉をいただいたときは嬉しいです。

土砂災害について
 土砂災害時は、被災ゴミの収集のために、各事業所から多くの職員が毎日休みなく応援に出ました。
 土のう袋や流木、壊れた家具などを回収しましたが、つい先日まで生活に使っていた家具や家電の無残な姿をみて、いたたまれない気持ちになりました。
 災害ゴミは重いものが多く、職員の平均年齢が高いなかで、重いゴミを抱える仕事は、体への負担が大きかったと、先輩たちが言っていました。
 僕が採用されてから来年度は4年ぶりに新規採用が入ることになりましたが、体力勝負の仕事なだけに若い世代が一定数いて、職場を支えていくような職員の年齢バランスが大事だと災害を通して感じました。

組合に対してまたは組合として市当局に伝えたいこと
 南区は戸別収集が多い町。ゴミステーションを設置すれば、カラス対策にも収集の効率化にもなるので、できるところから収集方法を変更していけたらいいのではないでしょうか。

 

■ 女性部定期大会 ■
つながり合い伝え合おう
被災地・福島に学ぶ

 

 市職労女性部は2月27日、市役所15階の市労連室で、第41回定期大会を行いました。
 ミニ学習会では、児童館勤務の井上千代さんが昨年夏に自治労連女性部福島応援ツアーに参加したときの経験を話しました。
■井上さんは、「子どもたちは被爆線量を測る『ガラスバッチ』というものを提げて生活している。室内で過ごすことが多く、体力低下や肥満傾向にある。ガンと診断された子どもは84名もいる」「住めなくなった地域は、田には雑草が生い茂り、町に人影はない。除染された土を入れた黒いかたまりが積み重ねられ、時間が経ち朽ちてしまっても放置されたまま。牧場の牛はつながれたまま死に、そのまま消毒されている」などと福島の現実を伝えました。
 井上さんは、「福島を離れても福島出身ということで偏見の目で見られ、福島では放射能の恐怖にさらされている。時とともに記憶は薄れてしまいがちだが、これからもみんなでつながり合い、地球上のすべての原発の廃炉を訴えていきましょう。みんなで伝え合っていきましょう」と力説しました。
■大会は、2014年度活動報告と2015年度運動方針を提案し、参加者全員で承認。「働くものの権利を傷つけ、壊そうとする政治を絶対に許さないこと」「被爆70周年の今年、平和の取り組みを積極的に行うこと」を確認し、女性らしく、しなやかに、したたかに、おおらかに、女性の声が生きる社会をめざそうと呼びかけました。


 

 

地方選挙への関心広げよう
身近な問題とつながっています

 そろそろ選挙事務の準備も本格化してきましたが、今年は4月12日投票で市長選挙、市議会議員選挙、県議会議員選挙のトリプル選挙が実施されます。
 広島市長選挙は、私たちの雇い主を決める選挙として、広島市職労も推薦決定をするなど積極的にかかわっています。

まずは自分が投票に
 何より、いちばん大事なのは、市民が選挙に足を運び、私たち職員も有権者の一人として、誰かに一票を投じることです。政策論戦がされ投票率が高くなり、住民の意思がより反映された市政運営となるのが、地方自治において大切なことではないでしょうか。
 そのためにも、私たちが選挙に関心を持つ材料として、市政に関わる様々な住民要求や課題を争点として提示し、判断材料にすることは大切です。

広島市の子どもの医療費助成制度 このままでいい?
 たとえば、子どもの医療費助成制度です。
 政令市を比較すると(別掲図)、他の政令市では子どもの医療費の助成が中学校3年生まで拡大しているところが半数以上です。
 他都市から広島市に引っ越してきて、子どもの医療費が有料と知り、驚かれる保護者の声も聞かれます。
 自治体のこうした助成制度を受けて、国の制度として拡充していくことが一番ですが、広島市が暮らしやすいまちと思われるには、独自の政策も重要です。
 留守家庭こども会や子ども療育分野では、他都市より充実した制度もあり、それを維持させていくのも大切です。
 広島市財政がひっ迫するなかでお金がかかることばかりですが、何を優先すべきかが問われています。

 

 

広島自治労連春闘討論集会
正規が当たり前の社会を
 

  広島自治労連は2月22日、広島県環境衛生会館で、2015春闘討論集会を開きました。二見伸吾氏(広島県労働者学習協議会・専任講師)が、「私たちが安心できる社会をどうつくるか」と題して講演しました。
人間らしく働く権利守って安心して生きられる社会に
 二見氏は、25条や27条などを通じて憲法が保障する「人間らしく働く権利」を乱暴に侵害する安倍政権の暴走に触れて、いまの働き方が人間らしいとは言えない現実を告発。「正規雇用が当たり前という社会をつくろう」と訴え、労働組合がその先頭に立ってたたかうことを呼びかけました。
 二見氏は、雇用の安定には、正規・非正規の団結と均等待遇実現が重要と述べ、「生涯ハケン」「残業代ゼロ」法案を許さないたたかいを提起しました。
待遇改善働きやすい環境を
 春闘討論集会に続いて、広島自治労連非正規公共評大会が行なわれ、待遇改善と働きやすい環境づくりを求めて奮闘することを確認しました。

 

変えようヒロシマ
第24回ヒロシマ地域総行動
 

   2月26日、第24回ヒロシマ地域総行動がありました。同行動は「変えようヒロシマ!平和・くらし・私たちの街」をスローガンに国民春闘をたたかい、市民要求の実現のために力をつくす労働組合・民主団体を中心とした行動です。
要請、デモ、署名で終日行動
 午前9時からのスタート集会、県や市あるいは経営者団体や医療施設・介護施設への要請行動、昼休みデモ行進(金座街入口〜原爆ドーム前)や署名行動(午前は核兵器廃絶署名、午後は高速5号線反対署名)と終日さまざまな行動を、100名を超える参加者で行い市民に訴えました。3月3日には、各駅頭などで早朝宣伝行動を行いました。
要求運動を継続
 ヒロシマ地域総行動は期間を限定した一過性の行動ですが、「広島市にくらし・福祉・教育の充実を求める共同行動実行委員会」を通じて、市民本位の広島市政実現に向けて取り組みを継続していきます。
政治を変えるたたかいへ
 こうした運動と合わせ、直接的に政治を変えるたたかいの母体として、昨年6月、労働組合や民主団体によって、「市民のための市政をつくる会」が再建されました。広島市長選挙では、「市民のための市政をつくる会」が確認団体として、河辺たかふみ氏(前広島民主商工会事務局長)を擁立してたたかうことになりました。
市民本位の市政をめざして
 河辺さんは、市民の声を聞こうとしない、いまの広島市政が安倍自民党政権と同じ立場になっていると訴え、「●暴走政治・市民いじめノ―、●巨大開発だのみのストップ、●広島の力を生かす産業振興、●被災者支援・復興、防災を最優先に、●金権・腐敗政治の根絶を」と抱負を述べています。
 いち早くこの訴えを市民のなかに大きく広げていく取り組みが強く求められます。市職労は、河辺たかふみ氏とともに、市民本位の市政実現へ力を尽くします。