広島市職労機関紙

<しぶき>

 主な記事 


1341号  2015年 2月10日

 

 


新年スタート企画
職場紹介【第3回】
保育園調理員さんのお仕事

田中知沙子さん(右から2人目)

 

 新年スタート企画―職場紹介第3回でご紹介するのは、保育園支部の調理員さんです。
 保育園支部の役員さんから推薦のあった口田保育園の田中知沙子さんを取材しました。採用1年目の元気で明るい調理員さんです。

どんなお仕事をされていますか?
 
あたりまえですが、子どもの給食を作ることですね。日々の給食やおやつの調理のほか、園で育てた野菜を調理したり、型抜き人参を盛り付けるなど工夫し、子どもたちが食べることが楽しくなるように働きかけています。
 また、こども未来局の栄養士さんからもらった情報を参考にしながら「給食だより」を発行し、保護者の方が子どもの食事に関心が持てるようにしています。今月は「箸の持ち方」を紹介しました。
 子どもの年齢や食べ具合によって、担任の保育士さんと相談しながら食材の大きさや柔らかさなど調節します。離乳食期の子どもたちには特に細かい対応が必要なので、密に連携を取るようにしています。

実際に働いてみて、苦労すること・気を付けているところ
 まずは、自分自身が元気でいることです!
 調理する時は、衛生管理に一番気をつけています。異物の混入、生魚や生肉の調理には特に気を使います。調理員研修で学んだことは職場内で共有し合い、先輩のアドバイスを参考にして、調理が安全でスムーズに行えるよう工夫しています。
 子どもたちにあたたかくおいしい給食を食べてもらえるよう、限られた時間・スペースの中で、手際よく調理をすすめています。

仕事でどんなときにやりがいを感じますか?
 子どもに「おいしかったよ」って言われた時が嬉しいです。
 揚げ物が人気ですね〜。魚の骨を抜いたり、食べやすい大きさに切り分けたり…など、全部手作りで、手がかかっているのが保育園給食のよさです。コロッケも一つひとつ衣をつけて揚げていますよ。
 メニューがいろいろあるので、楽しく作っています。

この仕事で働こうと思った理由は
 食べることが好きなので! わたしは給食の時間を楽しみにして学校に行っていました。子どもの楽しみを作れる仕事はステキだなと思い、調理員になりました。
 
伝えたいこと
 嘱託・臨時の先輩に日々支えていただいていますが、正規職員1名の職場は不安です。せめて新規採用時は正規2名の職場で経験を重ねることができればいいと思います。先輩の姿から学び、スキルアップしていきたいと思います。

保育士さんからみた田中さん
 明るくてみんなを楽しい気持ちにさせてくれる田中さん。人への気配りもとっても上手で、調理室がとてもいい雰囲気です。子どもたちが調理室を見に行くと、食材を見せてくれたり、顔をのぞかせてくれて、存在感のある調理員さんです。

 

定数交渉―
27年度85名増員
その後の大量退職を見据え

 

 市職労は1月20日、平成27年4月1日付け職員配置の見直しについて、当局と交渉しました。
全体では昨年に続き増員
 当局の示した主な内容は、災害につよいまちづくり(地域起こし)、介護保険法の改正(健康長寿)、個人番号制実施対応(市民)で、8区の担当課にそれぞれ1人ずつ増員、災害復旧などで本庁・区役所とも大幅な増員をするなど、合計222人の増員。
 減員は、事業や制度準備の終了、事務事業の委託、非正規職員等活用などで合計137人。増減では、85人の定数増となり、2年連続の増員です。
育休代替要員14名増
 交渉のたびに強く要求していた育休代替要員については、増員50人、減員36人(前述の合計増減数に含まれる)と育休対象者の入れ替わりで両方に数があがっていますが、差し引き14人増員となりました。
現業職で新規採用
 現業職については、保育園調理員1、学校給食調理員1、清掃業務員2、食肉技術員2の新規採用者がありました。厳しい状況下で、採用があること自体が成果ではありますが、現状でも正規職員の不足で職場の業務が回らない状況です。嘱託職員への負担増から、嘱託の中途退職による欠員など、正規職員が適正に配置されていないことで、悪循環が起きている実態を当局に訴え、必要な正規職員の確保を訴えました。
災害対応の兼務は継続
 災害対応で応援に入っている職員はどうなるのか質問したところ、兼務辞令の職員は引き続き兼務になるとの回答。兼務と言っても、実際には応援先に張り付いていて、派遣元の職場は欠員と変わらない状況です。
 26年度は災害対応やシステム更新で、職員の過重負担が際立つ状況となりましたが、次年度の収束状況を見極めながら、必要な人員配置を市職労として求めていきたいと思います。
 

 

現業評議会35回定期総会
専門性発揮し「住民サービス」守ろう

 市職労現業評議会は2月4日、市社会福祉センターで第35回定期総会を開催しました。
◆来賓の金子委員長が「いっせい地方選挙を、生きがいを持って働きやすい市政実現のたたかいに」と激励しました。
◆方針提案を受けて討論。環境局、食肉市場、学校給食、保育園給食で正規職員の新規採用を獲得したものの、どこも退職者数に見合う採用とはならず、人員不足は解消されていません。採用のなかった学校業務は引き続き多数の人員不足が予想されます。
 食肉市場では正規職員の新規採用に加え、採用年齢の引き上げがあり、継続した活動の成果として、その意義を参加者全員で再確認しました。
 昨年の豪雨土砂災害で浮き彫りになった現業職場の必要性。災害時の位置付けや専門性を活かす体制作りが今後の課題との発言もありました。
◆市職労現業評議会は、「安全で安心な市民サービス」の提供と、2015春闘勝利のために、全力で奮闘することを誓い合い、「団結ガンバロー」で締めくくりました。

 

崖っぷちのアベノミクス
大幅賃上げこそ経済成長実現の道
貧困の根絶と平和を

 1月31日、東区地域福祉センターで、「広島県労働者学習協議会」と「生活と健康を守る会」共催の学習会が開かれ、下関市立大学の関野秀明教授が、「崖っぷちのアベノミクス―貧困と格差は戦争への道―」と題して講演。関野氏は、安倍政権になって実質賃金はずっと引き下がっていると述べ、若者の初めての就職が非正規化している現状を指摘。社会保障について、医療・介護を自己責任・家族責任とし、生活保護基準の切り下げなどを進めようとしており、賃金低下への圧力となっていると述べました。
 関野氏は、GDP(国内総生産)の6割を占める「個人消費」を増やす大幅賃上げで、賃金主導型経済成長の実現を訴えました。
 最後に、アベノミクスは「非人間的な働き方の拡大」「国民皆保険の形がい化」を進め、「貧困と戦争」を招く。「人間的な働き方」「社会保障の充実」で、「貧困の根絶と平和を」と訴えました。


自治労連中央委員会
全労働者の賃上げをめざして

  自治労連は1月29〜30日、名古屋市で第50回中央委員会を開き、すべての労働者の賃上げをめざすたたかいなどを掲げた春闘方針を確立しました。
職場・地域に足を踏み出そう
 あいさつに立った猿橋委員長代行は、アベノミクスによっていっそう貧困と格差が深刻化するなか、「いまこそ職場・地域にしっかりと足を踏み出そう」と述べ、総選挙でも国民は安倍政権に白紙委任したわけではないとして、「来たるいっせい地方選挙を、住民の生命とくらしを支える働きがいのある職場と仕事を実現するたたかいにしよう」と訴えました。
住民の苦難に寄り添おう
 討論では、住民の苦難に寄り添う自治体労働者の姿がいきいきと語られました。広島からは、大内広島自治労連書記長が発言し、昨年の豪雨土砂災害での災害ボランティアや現業職員が復旧活動で重要な役割を果たしたこと、千羽鶴、昼休み懇談会など組合の姿が見える活動に意識的に取り組んでいることなどについて述べました。
2015春闘で奮闘しよう
 中央委員会は、2015春闘を昨年の春闘での賃上げの流れを引き継いでたたかってこそ、公務労働者の賃下げを許さないたたかいの展望も開けると強調。「給与制度の総合的見直し」とのたたかいと結んで、2015春闘で奮闘することを呼びかけました。
 

市嘱託労組
区保険年金課嘱託
労働条件改善を

 市嘱託労組は2月3日、区保険年金課嘱託職員の労働条件改善を求め、要求書(別掲)を本庁保険年金課に提出しました。
 市嘱託労組は、区保険年金課国保収納係の廃止(昨年6月)に伴い、事務推進員などとして、徴収員や収納員などの希望者全員の雇用継続を勝ち取ってきました。昨年12月18日には区保険年金課事務推進員の懇談会を開き、大幅に報酬が下がりダブルワークをしている、区ごとの業務内容がバラバラで区間異動があれば大変な事態になるなどの実態をつかみ、3月末までに9人が退職することがわかりました。
 市嘱託労組は引き続き取り組みを強めていきます。
【要求書】(要求内容)
@嘱託職員の退職に伴う、職員の補充を行うこと。
A嘱託職員の業務内容を定め、全区統一したものとすること。
B嘱託職員の報酬を改善すること。