広島市職労機関紙

<しぶき>

 主な記事 


1337号  2015年 1月8日

 

 


新年スタート企画
職場紹介第1回
学校給食調理員さんのお仕事

 新年を迎え、職場にスポットを当て、仕事の様子を取材、紹介していきます。
 トップバッターは市職労のなかでも元気な、学校給食調理員協議会。役員さんから推薦のあったお二人、戸坂小学校の大西朋美さんと春日野小学校の小田有香さんを取材しました。
 

      

 学校給食調理の仕事は、朝始業とともに慌ただしく始まります。ミーティングで献立を見て調理方法や担当などを確認します。野菜は下処理で3回水洗いします。食材は調理室に移り、献立に合わせ切り方を変えたり工夫をし、大きな釜で煮炊きしていきます。どんな献立でも遅れることなく間に合うように給食時間までに作ります。
 子どもたちと同じ時間に、休憩室で職員も慌ただしく給食を食べます。すぐに子どもたちが食べ終わった食器、食缶、お盆を一斉に返しにきます。そこからは片づけの時間です。大量の食器や大きな調理器具の洗浄も相当な労力です。鍋やザルなど、逐一大きくて重いです。
 とにかく大量調理で、家庭で作る調理方法とは全く次元が違います。


小田さん(春日野小学校)
 子どもたちの残食ができるだけ少なくなるよう、美味しいものをつくろうと気をつかいます。野菜を煮るにしても、カタいと残食に響くし、煮過ぎると型崩れしてしまう。大きな釜で適度な煮え加減にするには、火加減・気温・時間など、これまで受け継がれてきた給食独特の調理技術と経験が必要です。
 あとは、とにかく重たいものを運ぶので、入った頃は筋肉痛になっていました。


仕事をしていての苦労や気をつけていることは何ですか?
 

大西さん(戸坂小学校)

 この時期とても寒いです。足にしもやけができてしまいました。夏は、むちゃくちゃ暑い。

 子どもたちが話しかけてくれて、給食のことに興味を持ってもらえたらうれしいです。
 この学校の調理室は新しいので、少し閉鎖性が高くて、子どもと触れ合える機会が少ないですね。

 

仕事のやりがいは何ですか?
 残食が少ないとやりがいを感じます。食器を返しにくるときに、子どもたちが声をかけてくれます。ごちそうさま、とか、今日は美味しかったよとか、あと、具体的に味の感想を言ってくれたり、いろんな子がいて子どもたちはかわいいです。
 得意メニューは麻婆豆腐です。すごくおいしいですよ!宇宙一です(笑)!全部手作りですからね。ぜひ、食べてもらいたいです。ラーメンも鶏がらからスープを作っています。いまの給食は本当においしいと思います。
 いくつか仕事を渡り歩いていたのですが、給食調理は初めて「働いていて楽しい」と思える仕事だったんです。それまでは仕事が辛くて、いやなことも多かったんですが、この仕事は「楽しい」と感じて、一生続けていけると思い正規の試験を受けました。

この仕事を選んだ理由を教えてください
 母の友人の家に遊びにいったとき、その方が、ものすごいスピード、手際のよさで料理をつくっているのを見たんです。その方のお仕事が給食調理員で、それからこの仕事にあこがれて、採用試験を受け続けました。臨時職員になり、嘱託で4年働き、そしてやっと今年正規に合格しました。
 夢がかなって、本当にうれしい。しかも戸坂小学校は私の母校でもあり、本当に夢のようです。
 正規で新しい職員を採用してほしいです。民営化してほしくありません。
 工程表どおりにつくるだけでは、美味しい給食はできません。火加減とか微妙なコツなんて書いていません。そこが技術と経験が必要なところです。この技術があるからこそ、安全でおいしい給食が提供できていると思います。

組合として訴えたい要求は?
 臨時職員の有給休暇をつけてほしいです。
 ノロウィルスにかかったりすれば、仕事に出てくることができません。その間、臨時さんだけは無給になってしまう。いっしょに働いていて、それは何とかしてほしいなと思います。
 

 

 

ヒロシマ地域総行動実行委結成
春闘勝利へ運動スタート

  2015年ヒロシマ地域総行動実行委員会の結成総会が2014年12月12日、グリーンアリーナ小会議室において開かれ21団体32名が参加しました。
 2月26日を終日行動日に
 ヒロシマ地域総行動は「変えようヒロシマ!平和・くらし・私たちの街」を掲げ、毎年春闘段階での要求行動として取り組まれ、広島の労働運動や住民運動を広げてきました。24回を迎える同行動はこの日、2015年国民春闘勝利に向けて運動をスタートしました。2月26日を終日行動として、集中して要求行動に取り組むことが提起されました。
 地方自治体を住民守る防波堤に
 各団体から10名が発言。学校現場に担任がいない事態の進行、年金切り下げで高齢者の生活が奪われている実態、所得の低い層への国保料の大幅な負担増、障害者施策の貧困など、職場やくらしの深刻な状況が浮き彫りになりました。
 春闘のたたかいとともに、地方自治体が国の悪政から住民の利益を守る「防波堤」の役割を大いに発揮するよう、広島市長選挙をはじめ4月のいっせい地方選挙を展望して積極的にたたかう決意などがのべられました。

 

広島自治労連女性部大会
住民を守る原点に返って

  広島自治労連女性部は2014年12月14日、南区の県健康福祉センターで、第21回定期大会を開催。約40名が参加しました。
 大会に先立ち、留守家庭子ども会労組の井上千代氏が「福島応援ツアーに参加して」と題して、ミニ学習会を行い、いまだ復興が進まない福島の現状について述べました。
 力量の向上に努め、地域・住民を守る
 大会の冒頭、あいさつに立った坪井女性部長は、8月20日未明に起こった豪雨災害に関わって、広島自治労連の多くの仲間が県労連の災害支援ボランティアとして参加したこと、学校給食調理員が炊き出しボランティアを行ったことに触れ、地域・住民を守るという自治体労働者の原点に基づく活動を組合に団結して取り組む大切さを語りました。
 大会は、2014年度の活動報告、2015年度の運動方針案を満場一致で承認。広島市職労、留守家庭子ども会労組、児童館労組、広島市ひと・まちネットワーク労組、介護労などから、自分たちのおかれている現状とその解決を求める切実な声があがりました。
 大会は、住民の生活を守るには、そこで働く私たちが、まず力量の向上に努め、生き生きと輝きながら、健康的に運動を続けることが大切であると、みんなで確信するものとなりました。

 

 

市嘱託労組
各職種別に 学習交流会開く

  市嘱託労組は2014年12月、嘱託賃金確定最終交渉の報告を兼ね、学校給食調理員支部(5日)、事務推進員(元国保収納員・徴収員)(18日)、消費生活センター(19日)と職種ごとの学習交流会を行いました。
✰学校給食調理員支部は、学校給食調理員独自の調整簿について学びました。同支部は、テーマを決めて学習交流会を続けています。
✰事務推進員学習交流会では、2014年6月から職務変更となり、大幅に報酬が下がったことで将来への不安が出されました。仕事内容が区ごとで違いがあることなどから「業務内容を知りたい」との強い希望があり、1月内に担当課と懇談することを取り決めました。
✰消費生活センター学習交流会は、2014年4月から欠員状態が続き、時間外の振替の日数は増える一方。業務内容に見合う報酬の引き上げや、安心して研修等ができるよう適正な人員配置にすることなど、当局との交渉に向けた意思統一を図りました。