広島市職労機関紙

<しぶき>

 

主な記事 1336号  2014年 12月18日


業務協回答交渉
正規の新規採用を求め
深刻な欠員状況

  市職労学校業務員協議会(業務協)は12月8日、広島市教育委員会の教職員課と関係各課と2014年度要求書に基づく回答交渉を行いました。
新規採用の必要性市教委も認める
 教職員課は昨年度に続き、今年度も正規職員の新規採用の必要性を認め、人事当局に対して予算要求を行っていることを明言しました。この点では業務協は引き続き、正規職員の新規採用を強く求めていきます。
ブロック体制の欠員状態解消に向けて
 大きな課題であるブロック体制の欠員状態の解消に向けては最大限の努力を約束するものの具体策は何ら提示されませんでした。この点で大きな懸念が残りました。現在のままで推移すれば、学校業務員に新たな負担を強いるだけでなくブロック体制の存続すら危うくなります。業務協は最悪の場合は正規職員の配置換え等を含め、次善の策を講じることで現場に影響が出ないように対応することを強く求めました。
さまざまな案件で是正や善処を求めて
 その他では一部のごみ収集業者の不適切な対応、建築物設備検査への対応など多岐に渡って是正を求めました。
 また、直営で行うことで経費削減が見込まれる作業案件に対する予算措置などの協議を行うことで合意しました。
現場実態踏まえて取り組み強化を
 業務協は今後も引き続き、現場の実態を反映できるようにして取り組みをいっそう強めていきます。

衆議院議員選挙結果について
「大義なき」安定政権

12月14日投票で行われた衆議院議員総選挙は、GDPなどの経済指標が大きく後退し、「政治とカネ」問題で相次いで大臣が辞任するなどの状況で行われたにも関わらず、自民党・公明党が改選前の議員数を維持する結果となりました。
選挙でも有権者を無視
 安倍首相は不意打ちで衆議院解散を決め、野党に選挙準備をさせない、師走の忙しい時期に有権者に考える余裕を与えないという、低投票率を狙った選挙で、それ自体許せるものではありません。
 問題は、選挙のたびに離合集散を繰り返してきた野党への信頼も低下していたことです。労働法改悪法案や集団的自衛権容認に反対し、2年間の安倍政権への明確な対決軸を打ち出した日本共産党が批判票の受け皿となり、議席数を大幅に伸ばし躍進しましたが、その他の行き場を失った「批判票」の多くが棄権に流れ、それが与党を利するかたちとなったのです。
民意との「ねじれ」そのまま
 国民は安倍政権を積極的に信任したわけではありません。小選挙区では、全有権者の4人に1人の得票数で、4分の3の議席を得ており、民意を反映した議席数とは言い難い実態です。
 また、沖縄では、4つ小選挙区すべてで自民党推薦候補が敗北し、「建白書」の枠組みでたたかう「オール沖縄」の候補が勝利し、辺野古への新基地建設反対の民意が示されました。
 今後、派遣法の改悪法案などの再提出や、原発再稼働の動きが本格化することが見込まれます。国民の声を無視する政治には、これからもNOの声を上げ続け、市民の声の力で暴走を止めることが大切です。広島市職労も働く者の立場で、そして平和都市ヒロシマの労働組合として、ダメなものはダメと訴えていきたいと思います。  
 

保育署名を市議会に提出
保育行政の充実を

 12月8日、豊かな保育をすすめる会と公立保育園保護者会連絡会は、「安心して子どもを生み育てられるように広島市の保育予算を増やし保育行政の充実を求める」署名(保育署名)を広島市議会議長に提出しました。
 待機児童解消へ予算増を
 今年度4月に447人だった広島市の待機児童は10月には828人になりました。保育の充実を求める声は多く、9月から取り組んだ署名は68502筆になりました。保護者や保育園職員は、「子どものための予算を増やしてほしい」「子どもが安心して過ごせるよう、保育環境を整えてほしい」「保育士の処遇の改善を」と訴えました。議長は「議会でも取り上げているが、是非市長へも要望されては如何か」と述べました。

女性部昼休みバザー
にぎやかな人の輪

 市職労女性部は12月5日に、市役所本庁舎15階の市労連室で午前11時半から午後1時半までの2時間、職員の昼休み時間に合わせて、「昼休みバザー」を開催しました。本庁・中区の職員を主な対象としたバザーですが、少しでも労働組合を身近に感じ、理解してもらいたいと、一時金支給日の前後に毎年夏と冬の年2回、昼休みを利用してバザーを行っています。
■菓子パン、書籍、宝石、手作りの木の器や赤ちゃんの前垂れ、袋物、市職労女性部からは、青森の果樹園直送のりんごや倉敷から取り寄せたお餅、手作りのリースなど、盛りだくさんの品揃えで職員の来場を待ちました。
 2〜3人が連れだって立ち寄られたり、お目当てのものを決めて来られたりなど、短い時間ですが途切れることなく参加がありました。
■市職労女性部は引き続き、身近な労働組合をめざし、バザーなどに取り組んでいきます。
 

県春闘共闘討論集会
全組合員参加でたたかおう

 2015年県春闘共闘は12月6日、東区民文化センターで春闘討論集会を開きました。
「ダンダリン」作者が講演
 川后代表委員のあいさつの後、労働基準監督官の活躍を描いた「ダンダリン」の作者でもある田島隆氏が記念講演。自身の半生を振り返りながら、子どもの貧困、いじめ、教育、生活保護、ブラック企業、労働法など幅広く語り、「生活の糧を得るためとは言え、ブラック企業で働く人は幸せなのか。労働者が労働者としての権利を叫ぶことは大切だが、1人では解決しない」とのべ、行政や労働組合の大切さを強調。政治に関心を持つことを呼びかけました。
 討論集会は、「公務の賃下げを許さない」(県国公共闘会議)、「地域春闘成功のため、『地域総行動』への結集を」(ヒロシマ労連)など発言が続き、門田事務局長が、「全組合員参加で春闘をたたかおう」と春闘方針を提起しました。
 

新保育制度
公立保育園はどうなる…

 市職労保育園支部は12月11日、広島市社会福祉センターで「子ども・子育て支援新制度」(「新制度」)学習会を開催しました。
 財源裏付けないまま新保育制度実施へ
 広島大学名誉教授の田村和之先生が、「新保育制度で公立保育園はどうなるのか?」と題して講演。「政府は、新制度の財源には消費税の増税分を充てるとしてきた。しかし増税は先送りとなった。本来ならば新制度の実施も延期すべきところだが強引に準備をすすめており、予定通り来年4月から実施するだろう。自治体は印象的には今とかわらないように見せているが、これは混乱がおきないようにするため。制度が変わるのに、『変わらない』ということはできない」と話し、制度の中身や他都市の状況などを参加者に伝えました。
 参加者からは、「『新制度』について知る機会があまりなく、保護者から尋ねられてもあいまいにしか答えられず困った。もっと学ばなくてはと思った」という感想が寄せられました。
保育の充実求めて
 市職労保育園支部は今後、「新制度」について引き続き情報収集を行い、保育の充実につながるよう、適宜広島市に対して働きかけていきます

平和を守る母親集会
慰安婦―戦争の傷跡

 「平和を守る母親集会」が12月6日、広島市社会福祉センターで行われました。主催は広島市母親連絡会で、125名が参加しました。
「終わらない戦争」に学ぶ
 ドキュメンタリー映画「終わらない戦争」を視聴、日本軍「慰安婦」のことを学びました。戦時、日本軍がインドネシアや中国、韓国、フィリピンで設置した慰安所が各地に数千とあったという事や、現地の女性たちがだまされて連れてこられたり、軍の厳しい監視下に置かれた実態に参加者は言葉を失いました。当時、被害に遭われた女性たちの心の傷は今もなお癒えることなく、戦争の傷跡はあまりにも深いものです。
 日本政府が、この過去の事実を今だなお、正面から受け止め誠意を持って謝罪しておらず、戦争の残した問題はずっと終わっていないのです。
曇りない眼で歴史見つめ
 県9条の会ネットワーク事務局の二見伸吾氏が、「『終わらない戦争』を終わらせるために」と題して講演。日本軍「慰安婦」問題の解決には、@公式な謝罪 A国家による補償、B再発防止が必要と述べ、一人ひとりが、日本人が起こしてきたこうした過去の歴史の事実を知り、曇りのない眼で見定めていこうと強調しました。
9条を握って離さず
 集会は、平和憲法9条を握って離さないたたかいを大きくしていくことを確認しました。