広島市職労機関紙

<しぶき>

 主な記事 


1335号  2014年 12月11日

 

調理協回答交渉

 


調理協回答交渉
技術伝承は正規採用で

 市職労学校給食調理員協議会(調理協)は12月2日、中区地域福祉センターにおいて、広島市教育委員会(市教委)と回答交渉を行い、15名が臨みました。7月に提出した申し入れの重点項目に対し、市教委の健康教育課、調整担当課、施設課、学事課それぞれから回答がありました。

現場から生の声
 各現場から、保管庫の容量不足や消耗品費の不足などによる衛生面での困窮などを訴えたところ、市教委は、「子どもたちに安全でおいしい給食を作るために、要望のものは必要であると承知している。教育委員会としても予算をねん出する努力をしている」と回答しました。また、「学校予算で足りない時は健康教育課に相談してほしい」とも言いました。
 調理協は、栄養士の担当制からサポート制になったことによる食育の学校格差や、デリバリー給食の残菜率の高さなどについて提言を行いました。

正規採用と嘱託・臨時の待遇改善を
 河原議長から、私たちの作り上げてきた、給食作りのノウハウ、技術の伝承には正規職員の新規採用が必要であること、チームワークで働いている職場なのだから嘱託職員と臨時職員の待遇改善が必要であることを強く訴えました。
 市教委は、8月に起こった土砂災害時における有志の調理員による炊き出しについてお礼の言葉をのべ、また有事の際の働き方の整備に力を尽くすと発言。「正規職員の新規採用については人事当局に要求している。嘱託職員、臨時職員の報酬については、意見とともに伝えていく」との言葉がありました。

調理協に結集して
 調理協はこれからも引き続き、要求実現にむけて一致協力して取り組みを強めていきます。

 

増税で社会保障充実?
―法人税はさらに減税

  消費税の8%への引き上げは、勤労者の生活や中小企業の経営を直撃し、落ち込んだ景気は今も回復していません。
 「増税分は全て社会保障に使う」(安倍首相)ならまだしも、増税分5兆円のうち社会保障充実に回されるのはたったの1割(5000億円)。残りは、所得税や法人税でまかなってきた分を消費税に付け替えただけです。今年度は、年金や医療の給付減・負担増ですでに7500億円も削っています。
 安倍政権は消費増税を先送りしましたが、財界に対しさらなる法人税減税を約束。企業優遇、庶民は負担増、これでは私たちの暮らしはよくならず、景気も回復しません。

 

ひろしま自治体学校
地域とくらしを考える

 広島自治体問題研究所は11月30日、中特会館において、「2014ひろしま自治体学校―ひろしまの地域とくらしを考える学習交流集会」を開催しました。
■第1部は、「市民の意志にもとづく安心・安全な広島市政を」と題してリレートーク。「都市災害となった広島市土砂災害」、「広島高速5号線・二葉山トンネルとまちづくり」、「広島市の社会保障・社会福祉は今どうなっているか」、「広島市財政から見た広島市政」とそれぞれのテーマで4名が発言。土砂災害に対する地域防災体制について、危険区域が多い広島市だからこそ強化が求められると参加者は確認しました。
■第2部は、「地方自治・財政をめぐる対立軸と政策課題〜道州制と大都市制度を中心に〜」と題して、立命館大学教授で自治体問題研究所副理事長の平岡和久氏が講演。同氏は、安倍政権の施策について、@アベノミクスが地域経済破壊の道であり、A道州制導入は小規模自治体の機能消滅への道であり、B「地方創生」は中山間地など都市の周辺地域破壊の道であり、C大都市制度は地域コミュニティーの破たん、貧困と格差の拡大、災害に弱い街への道であることを明らかにしました。
 

 

オータムフェスタ
いっしょに食べて汗かいて
平和って? みんなで話し合う
広島自治労連青年部主催

 広島自治労連青年部は11月23日〜24日にかけて、「オータムフェスタ2014」を三滝少年自然の家にて開催。市職労から今年の新規職員を含め4名が参加しました。
夜景、バーベキュー、バレー
 1日目は三滝山から見下ろす夜景を見ながらバーベキューを堪能し、その後体育館を貸し切ってバレーボール大会。参加者はコートに足る人数しか揃わなかったのですが、未経験者から苦手な人も楽しめるようお互いをフォローし合い、失敗も笑いにかえながら一緒に汗を流しました。
憲法9条―武器は必要か?
 2日目は、平和学習会。地元広島で活躍される若手弁護士の寺西環江先生をお迎えし、今年7月、その行使容認が閣議決定された「集団的自衛権」について学びました。寺西先生は、「立憲主義国であり、憲法の前文、9条の理念を持つ日本で、集団的自衛権の行使容認は法律家として認められない。戦後の自衛権解釈とも大きく異なるもので、あと5年から10年後を生きる若者たちにとってこれは重大問題。子を持つ母としても許せない」とのべ、「武器は必要なのか」と問いかけました。参加者は一人ひとりが真剣に考え意見を出し合い平和について考えました。
青年部の魅力を広げて
 参加者は同期や同職種を超えたつながりを深めました。市職労は今後も、青年部の魅力を広げていきます。

 

女性が真に輝く施策を
県労連女性センター
第21回定期総会

 広島県労働組合総連合(県労連)女性センターは11月24日、広島市まちづくり市民交流プラザで7単産46名が集い、第21回定期総会を開催しました。
◆総会は8月20日未明に発生した広島市豪雨災害の犠牲者の冥福を祈る黙とうで始まりました。県労連の川后議長が、「大規模災害の危険は決して特別なものではない。高度経済成長期に山を削り宅地造成された新興住宅では、広島にかかわらず多くの都市で危険性がある」とのべました。
 2013年度活動報告・決算報告、2014年度活動方針案・予算案の一括提案に続いて討論が行われ、5単産から報告や発言がありました。
◆全労連女性部事務局長の大西玲子氏が、「真に女性が輝くための施策を求めて―安倍政権の『女性活用』政策・労働法制改悪批判―」と題して記念公演。女性労働者の実情や、女性労働者差別から今日の低賃金が生まれてきた経緯などを語りました。
◆集会は最後に、「女性の活躍言うのなら、生涯派遣はすぐやめて」などと、「安倍さんにもの申すコール」を全員で行いました。
 

 

自治体職場に「人事評価制度」は必要でしょうか…A
 

❏民間で導入された「成果主義賃金」。看板から察するといかにも「成果によって賃金が決められる」と思い込みそうですが、装いとは裏腹に別のモノサシで決められているのです。ですから多くの労働者たちが最初は「成果主義賃金」に期待をかけますが、やがて期待が外れてガッカリする経過をたどることになります。
❏なぜそうなるのか。労働者にとって「成果主義」で「労働者の公正な評価」ができるかどうかが関心事ですが、導入する企業にとっては、あまり重要なことではありません。それは、人件費削減効果こそ企業の最大の関心事だからです。
❏従来の年功序列賃金では、中高年労働者の賃金がかさみ、企業の人件費が大きくなるので、まず何よりも中高年賃金の抑制・削減を目的に導入されるのが「成果主義賃金」なのです。「公正な賃金」の実現をベールに総人件費の削減が真のねらいです。