広島市職労機関紙

<しぶき>

 主な記事 


1331号  2014年 11月 7日

 

市職労の要求実る

 


8.20豪雨災害受け  
新規職員14名繰り上げ採用
市職労の要求実る

 広島市職労は9月3日に、災害対応にかかわって緊急の要求書を提出していましたが、このなかで、来年度新規採用職員の繰り上げ採用を行うよう、要求をしていました。
 このたび11月1日付で、来年度新規採用者の繰り上げ採用が実施されました。行政事務10名、技師4名です。
多忙な災害対応業務
 8.20の豪雨災害から被災自治体となった広島市。職員はいま、ライフラインの復旧と土砂の撤去、多数の避難所開設や様々な被災者のケア・支援策の実施、二次災害防止の応急措置から、今後の計画の策定まで、災害対応に追われています。一つの仕事に目処がついたと思えば、また新しい対策への対応と、2か月が経過し全体的には落ち着きを取り戻しつつも、まだまだ終わりは見えません。
職員の声が届き増員に
 こういったなか、14名の新規採用による増員が実現したことは、現場を助ける心強いものです。災害発生前には今年度は繰り上げ採用を予定していなかったとのこと。「職員の負担が大きい」「通常業務がまわらない」という職場の声を当局に届けた結果です。

 

保育園支部 人事部長要請

 市職労保育園支部は10月30日、人事部長・こども未来局次長に対して要請行動を行い、45名が集まりました。
 今年は「正規調理員の採用を行うこと」「保育園の耐震化工事を責任を持って行うこと」「嘱託職員・臨時職員の処遇改善をすること」の3点を重点項目として要求しました。重点項目を絵本の「はらぺこあおむし」の寸劇にして演じ、当局に対して要求の実現を強く訴えました。
 そのほか、この度の土砂災害を受け、保育園を安全な環境にすることや、来年4月実施予定の「子ども・子育て新制度」が子どもや保護者にとって形だけにならないよう要望しました。
 

賃金確定交渉
市労連
11月4日 当局から一次回答提示
5級以下全員に引き上げ改定

 ■10月27日、市職労、水道労組、市立高教組、市民病院労組でつくる市労連での第1回賃金確定交渉が行われました。企画総務局長が賃金確定交渉に向けた考え方を説明し、人事委員会勧告で示された、持家の住居手当の問題や「給与制度の総合的見直し」などについては、状況を見て検討するとしました。
 市労連は、各組合から交渉での重点課題・要求を述べ、市職労からは、「災害対応でも現業職員が力を発揮しており、正職員だから迅速・柔軟に対応できる。正規採用で直営維持を。人員が削られ、嘱託職員の責任が増大しており、処遇改善は大きな課題」と訴えました。
■11月4日、第2回交渉が行われ、当局は一次回答を提示。給料表を平均0.24%引き上げ。初任給1500円の引き上げ額が最高額で、国の給料表の改定率を参考に、号給が上がるにつれ率・額が減っていくよう、若い世代に重点を置いた改定に。5級の最高号給で200円としており、国の勧告と同様の引き上げなしは回避しました。
 一時金は、今年度は3月の期末手当で0.15月の引き上げ、来年度以降は勤勉手当に振り分ける。再任用職員・再雇用嘱託については、一時金を0.05月の引き上げ。給料は据え置き。
 自宅に係る住居手当は、現在経過措置期間中であり、今年度は提案しないが、「重い課題と考えている」としました。
■問題の「給与制度の総合的見直し」は今のところは27年度からの見直しは考えていないが、他の政令市で動きがあれば協議する可能性があると、基本的には来年度実施を見送る考えを示しました。
 詳しくは号外をご覧ください。

 

こどもパレード
こどもたちに健やかな育ちを

  11月2日、「第12回こどもパレード」が開催され、元安橋東詰から本通り商店街を抜けアリスガーデンまで、大人や子ども約500人がパレードしました。これは「すべてのこどもたちに健やかな育ちを」と教育、学童、保育、療育に関わる団体や市民が毎回実行委員会を作って取り組んでいるものです。
思い思いに道行く人にアピール
 パレードでは、教育条件の整備、学童保育の公設・公営・無料の堅持、公的保育の充実、障がい児の暮らしの保障など、それぞれの立場の課題や思いを市民に訴えています。道行く人は、パレードの仮装や太鼓など楽しそうな雰囲気に足を止めたり、配布したチラシに目を通していました。
たくさんのこどもたちがステージで、歌い踊り
 アリスガーデン到着後、各団体からアピールが行われました。たくさんのこどもたちがステージに出て、「エビカニクス」や「妖怪体操」、「荒馬」といった体操や踊りを披露して盛り上がりました。実行委員会では大人も子どもも楽しめる場として、これからもこの取り組みを続けていきます。

 

広島豪雨土砂災害を考える
災害と日本国憲法

  11月3日、広島市青少年センターにおいて、「広島県9条の会ネットワーク」主催、「ひろしま医療人・九条の会」共催による、講演会「広島豪雨土砂災害を考える『災害と日本国憲法』」が開かれ300名が集まりました。
◆第1部では、中国新聞・災害取材現地担当から取材現場の報告、広島共立病院から被災者支援活動の報告があり、局地的な豪雨の問題、広島特有の土地事情、初動の問題、医療支援現場の実態が明らかになりました。
◆第2部は、阪神・淡路大震災に関わって災害問題に取り組んでいる津久井進弁護士が、災害と日本国憲法の関係について講演。憲法13条は、人間復興をとりあげているが、これは他人事ではなく、我が事として寄り添うこと、被災者と被災地の「自己決定を尊重」する、将来を描く幸福追求こそ、大事であることを強く語られました。
 災害が起きるたびに、時の政府がやってきたことは被害を小さく見せ、情報を公開しないことだと指摘。憲法を守らせる国民の側が憲法を理解していない現実を示し、憲法を理解していく必要性を訴えました。
 国民の側が憲法を十分に理解してないため、政府が国民を縛る法律を優先させ、最後には、憲法を「国が国民に命令する法律」にしようという危険性をはらんでいると述べられました。

 

県民集会&パレード
安倍政権の暴走 止めよう

  「打倒!安倍政権、守れ!国民のくらし、いのち、平和11・3県民大集会」が11月3日、県庁前広場で、同実行委員会の主催で開かれ、350名が参加しました。あいさつに立った実行委員長の川后和幸広島県労連議長は、「いまこそ安倍暴走政治を止めなければならない」と訴えました。

安倍政権の暴走を許すな
 集会は、安倍首相の似顔絵に怒りのパンチを浴びせ、10の訴え―@NPT再検討会議の成功を(新日本婦人の会)、A広島土砂災害からの復興を(広島県民主医療機関連合会)、B消費税引上げストップ(消費税廃止広島県各界連絡会)、C生活保護引下げNo(広島県生活と健康を守る会)、D安倍教育再生ストップ(全広島教職員組合)、E労働法制破壊ストップ(広島県労働弁護団)、F真の「女性の活用を」(広島県労連女性センター)、GTPPストップを(広島県保険医協会)、H原発再稼働ストップ(さよなら原発ヒロシマの会)、I秘密法廃止を(秘密法廃止広島ネットワーク)を呼びかけました。
 集会のあと、本通り商店街を通って元安橋まで、道行く市民に「安倍政権の暴走政治を許すな」、「安倍政権打倒しよう」とアピールしてデモ行進しました。