広島市職労機関紙

<しぶき>

 主な記事 


1324号  2014年 9月 11日

 

市職労 災害対応で要求書

 


緊急な要求の実現を訴え
災害対応職員の健康管理を

 市職労は9月3日、8月20日の豪雨災害に際し、多くの職員が災害対応・応援体制に追われている状況を受けて、「豪雨災害による対応等についての要求書」を市当局に対して提出しました。
災害対応で緊急な要求――人員確保、職員の健康
 要求項目として、✰災害復旧に向け人員が必要な状況が続くため、来年度採用者の繰り上げ採用を実施すること、✰災害発生から二週間経過しており、休日返上で連続勤務している担当者をはじめ職員の健康への配慮をすることなどを訴えました。
私物の公務での使用、現場への周知の不備など指摘
 私物の携帯電話を公務で使用したことや、打ち出される様々な対策が現場に周知されていなかったことなど、すでに解消した問題についても、職員が対応に苦慮した点を指摘し今後の教訓として活かすよう要望しました。
市当局が示した見解
 ★繰り上げ採用の検討や東北へ派遣している職員の引き上げ、広島県、周辺市町からの応援の要請など、人員確保に努めている。★安佐南区、安佐北区に産業医を派遣し、職員の健康診断を実施しており、平均して血圧が高く疲労はあるものと思う。★夏期休暇の期間延長についても、10月末までの延長を予定しており時期を見て通知をする。

 

消費生活相談員、緊急要求で交渉
生活できる報酬に大幅な引き上げを

 広島市嘱託職員労働組合(市嘱託労組)は8月29日に、5月2日に市当局に提出した消費生活センター相談員の緊急要求書について、回答交渉をおこないました。
3項目の切実な緊急要求を掲げて
 緊急要求は⑴時間外勤務の要因となっている相談カード入力時間を確保すること、⑵欠員は早急に補充し増員すること、⑶報酬を大幅に引き上げ、生活できるものに改善することの3項目でした。
勤務条件の変更があっても報酬の増額なし?!
 亀井委員長は、平均15時間、最高48時間にものぼる時間外勤務について、「市の外郭団体では時間外手当が出ている。調整簿による振替というやり方は本来正しくない。時間外手当を付けてほしい」と強く求めました。報酬の増額については「これまで勤務条件の変更があっても、報酬が増額されていない。広島市の相談員は今まで大変な条件で働いている。増額してほしい」と重ねて要求しました。
労働条件の改善求めて
 市嘱託労組は、引き続き交渉を続け、労働条件の改善を求めてとりくみを強めていきます。

 


「子ども子育て支援新制度」を学ぶ
豊かな保育をすすめる会

 9月1日、「豊かな保育をすすめる会」主催の保育情勢学習会が開かれ67名が参加、2015年4月から実施予定の「子ども子育て支援新制度」の中身について学びました。

新制度で格差が保育に持ち込まれる
 講師の石川幸枝氏は新制度の特徴をわかりやすく語り、「消費税増税分を財源に充てる計画だが、まだ確保できていない」「地域型保育事業など、施設や事業の種類が増えるが、それぞれ職員配置などの基準が違うため、保育に格差が生じる」などの問題点を指摘しました。参加者からは「利用者は保育認定を受けるようだが、これまでより保育時間が短くなるのか?」「保育士不足なので、研修を数時間受けただけの『子育て支援員』が保育をおこなうという計画があるようだが、子どもの発達や安全を考える上で問題はないのか?」など、質問や意見が出されました。
保育署名を旺盛にとりくもう
 「豊かな保育をすすめる会」は、毎年おこなっている保育署名や運動を通じて、「待機児解消のため保育園新設」や「保育料16年連続値上げストップ」など、これまで勝ち取ってきた成果を確信に、今年も保育署名運動にとりくむことを確認し、1筆でも多くの署名を集めようとよびかけました。
 

 

第11回教育おしゃべり会
子どもにとっての平等とは?
― ひろしまの子どもを守る実行委員会 ―

  「ひろしまの子どもを守る実行委員会」は9月6日、「第11回教育おしゃべり会」を県健康福祉センターで開催。今回は「子どもにとっての平等とは何かを語り合おう」というテーマで、療育、保育、児童館・留守家庭子ども会、小中学校の保護者・職員など5名のパネラーが話題を提供。参加者でグループ討議をおこないました。
子どもたちを取りまく問題
 療育における食事の重要性、「子ども・子育て支援新制度」への移行を控えて保育水準維持の問題、受け入れ枠が6年生まで広がろうとするなかで児童館・留守家庭子ども会の施設改善の緊急性、高校入学に際しての経済的困難や高校中退の問題、中学生のスマホ保持の広がりと問題点など、子どもたちを取りまく様々な問題が出されました。
 


豊かな保育をすすめる会
こども未来局に要求書を提出

 「豊かな保育をすすめる会」は9月5日、市こども未来局の保育企画課・保育指導課に対して要求書を提出しました。
子ども・子育て支援新制度の説明会開催を要望
 2015年4月から実施予定の「子ども・子育て支援新制度」(「新制度」)はまだ詳細が決まっていません。
 「どう変わるのか?」「保育認定の基準は?」「保育料はどうなるのか?」などの保護者から出される疑問に対して、担当課は「これから検討する」と述べました。保護者会は、新制度についての説明会の開催を強く要望しました。
より良い保育の実現めざす現場の声
 保育現場の職員は、「年齢に合ったクラス規模にしてほしい」「丁寧に保育ができるよう職員配置を改善してほしい」「臨時職員の処遇を改善してほしい」などの要望を出して、改善につながるよう求めました。
災害対応で果たした保育園の重要な役割
 堂垣内会長は、ふくしま第二保育園の廃園問題に触れて、8月20日の豪雨災害で被災した家庭の子どもの受け入れで、市が取った素早い対応と、保育園が果たした役割を挙げ、「廃園ではなく存続を」と訴えました。公的な施設として保育園を大切に存続させていくことを強く求めました。

 

現在の保育水準守ろう
保育署名スタート

 「豊かな保育をすすめる会」などが中心になって、今年も「保育行政の充実を求める署名」がとりくまれます。「子ども・子育て支援新制度」(「新制度」)が2015年4月から実施されようとするなか、現在の保育水準を守ろうと、9月5日、署名活動が本通りパルコ前でおこなわれました。
保育行政の充実を訴えて
 「保育行政の充実を求める署名を集めています」と訴えると、たくさんの市民が足を止めて署名に協力し、短時間で242筆の署名が集まりました。
子どもにより良い保育を
 現在の保育水準をなし崩しにする新制度は、「小規模保育施設」や「子育て支援員」など、これまでになかった保育の基準を設けようとしていますが、詳細はなお不明なままです。
 「豊かな保育をすすめる会」などでは、子どもや保護者にとってより良い保育を守るために、とりくみを強めていきます。