広島市職労機関紙

<しぶき>

 主な記事 


1288号  2013年  10月  30日

 

 

市職労、重点要求を提出

安心して働き続けられる職場に

安心して働ける高齢期雇用と臨時・嘱託職員の待遇改善を

 市職労は10月21日、人事部長交渉をおこないました。2013年度要求書を春闘時の3月26日に提出しており、賃金確定のこの時期に重点項目を中心に要求実現を迫りました。
 重点項目は、@基本賃金の引き上げ、A臨時・嘱託職員の待遇改善、B人員要求、C高齢期雇用です。
@基本賃金の引き上げ…国の地方交付税引き下げを理由にした平均6.2%の給与削減は、約束どおり来年4月以降は元にもどすこと。市人事委員会は月例給・一時金とも据え置きの報告をする一方で、人事評価制度について、現在の3段階を5段階にするよう言及しているが、「能力・評価主義」の人事評価制度はチームワークで仕事をする公務職場にはなじみません。成績主義強化の賃金制度を導入しないよう要求しました。
A嘱託・臨時職員の待遇改善…区役所総合案内の退職による欠員について、早急に公募試験をおこない、補充すること。市民課・出張所嘱託について、病休制度がなく、インフルエンザになって欠勤扱いになった実態などを明らかにし、病休の制度化を求めました。
B人員要求…技能業務職の正規職員を新規採用すること。保育園では、正規調理員の欠員に対し、正規調理員の新規採用が十分でないため、嘱託・臨時の調理員のみで対応している園が2園もある実態を示し、正規調理員の新規採用による補充を要求しました。学校給食調理員も正規1人校が71校になっており、急な体調不良でも休めない実態を明らかにし、正規給食調理員の新規採用を求めました。
C高齢期雇用…再任用職員が働くうえで、体力的な問題などで定数外にしないと対応できない実態があることを指摘。今後、短時間再任用、再雇用OB嘱託、若年の一般嘱託などさまざまな雇用形態の職員間に給与水準の格差が生まれ、チームワークがとりにくくなるとして、嘱託全体の給与水準の底上げを強く求めました。
●人事部長は、切実な要求について、「賃金確定と合わせて検討していきたい。再任用について、新たな仕事をつくることなどを検討し、フルタイム再任用なら定数1に対応など一律には考えていない」と回答しました。


嘱託関連6単組 署名提出、交渉

同一労働・同一賃金へ

人員増と報酬引き上げを

 市職労・市民病院労組・留守家庭労組・児童館労組・介護労・市嘱託労組の6単組は10月23日、5月提出の要求書に基づく12項目を重点要求に掲げ、賃金・労働条件の改善を求めて人事当局と交渉、70名余が参加しました。
 交渉に先だち、「広島市の臨時・嘱託職員の賃金・労働条件改善を求める要請書」署名1317筆を提出しました。
 人事当局は、人事院や広島市人事委員会の、2013年度の給与等に関する報告のポイントを説明しました。
きびしい職場実態訴え
 6単組は、同一労働・同一賃金を基本に人員増と報酬引き上げを共通の最重点課題として強く求めました。そのほか、それぞれきびしい職場実態を訴え、実態に見合った均等待遇の実現を強く求めました。
 11月末に最終交渉をおこなうことを人事当局と約束し、重点要求を掲げた交渉を終えました。


県保育合研、開かれる

輝け! 子どものいのちと笑顔
― 明日の保育へ英知を共有 ―

 10月26日〜27日、県立広島大学で、広島県保育団体合同研究集会があり350名が参加しました。詩人・翻訳家のアーサー・ビナード氏が、「子どもの『どうして?どうして?』から始まる平和づくり」と題して記念講演。参加者は、子どもに限らず、大人も、社会や政治に対して「どうして?」と疑問を持ち掘り下げていく大切さを感じました。
●基調フォーラムでは、県内各地の保育情勢についての話がありました。広島市内の保育団体からは、「子ども子育て支援新制度」についての広島市との懇談内容の報告や、廃園が計画されている「ふくしま第二保育園」の保護者からの訴えがありました。広島市の学童保育の団体からは、貧しさから心の荒れを見せる子どもや、子どもに寄り添う学童保育指導員に「お母さんになって」という子どもの姿が語られ、学童保育の有料化の動きに反対の声があがりました。
●子どもの貧困率が高い日本で、弱肉強食の市場万能主義を公教育や福祉の分野に持ち込む理不尽さをまざまざと感じ、公的保育を守
っていく重要性を実感する基調フォーラムとなりました。2日目は2講座11分科会に分かれて学び、明日への保育にむけてさまざまな英知を共有しました。
●フィナーレは広陵高校の堀教諭によってコマ回しの技が披露され、子どもを含め参加した大人も歓声をあげて名人芸に浸りました。同教諭は、「台の上で傾いて回り始めるコマも、台をコマに合わせて回すことで、コマはまっすぐに立つ」とコマに例えて、子どもに合わせ子どもに寄り添う大切さを強調しました。


どうして要るの!?運転免許証番号が
当局、運転者台帳作成で行き過ぎた要求

 市当局は10月18日、庁用自動車にかかる運転者台帳の作成にかかわって、各課にデータ提出を依頼しました。これは、運転者氏名と免許証の有効期限、免許の条件種類に限るとある庁用自動車管理規程を超えて、免許証番号など詳細なデータ提出を求めるものでした。
おかしいことはおかしいと
 驚いた組合員の方から市職労に問い合わせがあり、市職労は早速、規程を超えた詳細な情報提出を求めるのはおかしいと当局をただしました。当局は当初、運転者台帳をシステム化するためなどと回答していましたが、結局もう一度、規程内でシステムを作り直すことになりました。
 組合員のみなさん、職員のみなさん、何かおかしいぞと思われることがありましたら遠慮なく、市職労にご意見を上げてください。


検証 ― くらし・福祉・教育
人間らしい生活と労働を

 「広島市にくらし・福祉・教育の充実を求める共同行動実行委員会」は10月19日、平和記念資料館のメモリアルホールで、シンポジウム「検証・広島市政―くらし・福祉・教育の充実を求める」を開き、約200名が参加。シンポジウム後、参加者は市内をパレードしました。
市民本位の市政を
 広島修道大学教授で広島自治体問題研究所理事長の村上博氏が「『この国のかたち』と政令指定都市」と題して基調講演。村上氏は、国追随の市政を、市民の運動に依拠して民主的な市政に転換しようとよびかけました。
 パレードは「人間らしい生活と労働の保障を求めてつながろう」と、元安橋を出発し、道行く市民に本通り商店街でアピールしました。


憲法をいかし住民生活守る
広島自治労連、第24回定期大会を開く

 広島自治労連は10月20日、グリーンアリーナ大会議室において、第24回定期大会を開催しました。
住民本位の県政に
 大会は、住民生活を守る防波堤にならなければならない県政がいま、それに背をむけ、くらし・福祉・教育をないがしろにしていることを批判。住民本位の県政を取りもどすために、「清潔であたたかい民主県政をつくる会」とともに県政の転換にとりくむことを提起しました。
地域から憲法をいかす
 代議員は討論を通じて運動方針を補強。地方公務員の賃下げを押しつける人事院の存在を問う発言などがありました。「地域から憲法をいかし、住民生活をまもる」ことを任務とし、その実現のために組織強化・拡大と、次世代育成に力をつくすことを確認しました。