過去のご法話 | |
4月 常例法座 | |
講師 沖井 智子 先生 | |
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講師からのコメント
<お聴聞に来て下さった皆様へ> |
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輝く命 〜共に学び共に育つ〜 私には息子がいますが、小学校5年生の時ネフローゼ症候群という病気になりました。 入退院を繰り返し、学校には半分しか行くことができませんでした。 その後、採用試験において提出の医師診断書には、 「就業は問題ないが病気のため連続した残業はさせないで下さい」 と書かれていました。そしてそれを見た法人から、親に面接辞退の連絡がきました。 この時、私はその理由を知りたくて色々調べました。 結果は、診断書を見た産業医の意見によるものでした。 私は医師や本人に状態を確認もせず、 産業医が辞退の意見をしたことに対して許せませんでした。 しかし息子は、本人ではなく親に連絡をしたことに対して腹を立てていました。 私はこの時、親子であっても立場により考えが違うことに気付かされました。 人は自分中心の物の考え方しかできないことを学ばさせて頂きました。 念仏誹謗の有情は 阿鼻地獄に堕在して 八万劫中大苦悩 ひまなくうくとぞときたまう (正像末和讃) この和讃は、「念仏の教えを謗るものは阿鼻地獄に堕ちて、 八万劫にわたり激しい苦悩を絶え間なく受け続けると説かれている」 という意味になります。 阿鼻地獄とは、八大地獄の中の一つで他の全ての地獄の苦しみを 合わせた千倍の苦しみがあると言われています。 ここで親鸞聖人は念仏誹謗の罪を抑止するためだけに言われたのでしょうか。 私たちは八大地獄の罪業をみると念仏誹謗の罪はないかもしれませんが、 他の多くの罪に思い当たるのではないでしょうか。 このように地獄に行く罪業を抱えている私たちが救われる道は念仏しかありません。 地獄しか行き場のない私を認め、念仏により極楽浄土に往生させて頂けることに感謝し、 お陰さまと生きることが大切なのではないでしょうか。
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聴聞の心得 |
一、このたびのこのご縁は初事と思うべし |