「アンネのマロニエの木」が植えられました!

 2011年1月27日(木)、国連が制定した「国際ホロコースト記念日」(アウシュヴィッツ収容所解放記念日)に、ホロコースト記念館に、かつてアンネ・フランクがオランダ・アムステルダムの隠れ家で見ていた「マロニエの木」の若木が植樹されました。
 アンネは2年1ヶ月の隠れ家生活の中で、屋根裏の窓から見えたマロニエの木の葉や花を見ることで、自然を感じ、平和への憧れをいだき続けました。


アムステルダムのアンネ・フランクの隠れ家と
その前に立つマロニエの木
(2006年撮影)

 2009年3月、ホロコースト記念館からの依頼に応え、アンネ・フランクのいとこであるバディ・エリアスさん(アンネ・フランク財団会長・スイス・バーゼル)と、アンネ・フランク・ハウス(オランダ・アムステルダム)が、アンネのマロニエの種から育てた若木を日本に贈って下さいました。


アンネ・フランクのいとこ、バディ・エリアスさんご夫妻


アンネのマロニエの木の若木
(2010年8月撮影)

 2年間、日本の気候に慣らすために鉢植えで大事に育ててきましたが、今回、アンネやアンネの父、オットー・フランクさんの顔も見える、ホロコースト記念館の建物正面に植樹されました。
 植樹式には在大阪・神戸オランダ総領事館のジュリアン・リクート氏(報道・文化担当)をはじめ、千田西保育所、御幸南保育所、御幸小、盈進学園ヒューマンライツ部の皆さんなど、140名以上の方達がお集まり下さり、小さな若木の植樹を祝って下さいました。


植樹式プログラム

1 歌「折り鶴の歌」… 千田西保育所年長児のみなさん
2 アンネのマロニエの木の説明…大塚 信 館長
3 ごあいさつ…在大阪・神戸オランダ総領事館文化担当
        ジュリアン・リクート氏
4 アンネの日記の朗読…
    読み語りボランティア・グループ「マロニエ」のみなさん
5 植樹を記念して寄せられたメッセージのご紹介
  「アンネ・フランク財団」会長 バディ・エリアス氏(スイス)
  「アンネ・フランク・ハウス」館長
    ロナルド・レオポルド氏(オランダ)
6 子どもたちの言葉と歌
 ・「アンネの木」を読んで…御幸小5年生代表
 ・「アンネと平和への思い」…
     盈進学園ヒューマンライツ部 水田香奈子さん
 歌「世界中の子どもたち」…御幸南保育所年長児のみなさん
7 記念植樹
8 記念撮影


植樹をする大塚信館長と保育所の子どもたち