ディケアとディサービス


ディケアとディサービスの違い

 ディ・ケア、ディ・サービスとは
最近ディ・ケアとかディ・サービスということばを良く聞かれると思います。
ディ・ケアとディ・サービスは少し内容が違うのですがごぞんじない方も多いと思います。
今後こうした在宅患者さんへのサービスは増えてくると思います。
貴方の地区にもかなりの施設で行われていると思います。しかし現実にはこの2つの差をはっきり 区別できる人は少ないようですし、かかりつけ医を飛び越した過剰のサービスも行われることも あり、ディケア・ディサービスを受けられる際には、かかりつけの主治医にご相談されて、ご利用下さい。
訪問看護との違いは患者さんがその施設に行ってサービスを受けることが違います。

ディケアとは
老人保健法に基づき、痴呆等の精神障害を有する患者さんまたは脳血管疾患に起因する運動障害を有する患者さんの心身機能回復・維持の目的で医療機関が行うサービスと在宅の寝たきり老人などやその家族に対する支援のため老人保健施設が行うサービスです。
医療機関のディケアの基準はスタッフには医師、専従する理学療法士、作業療法士、または経験を有する看護婦が必要です。
患者さん1人あたり標準4時間の介護サービス、リハビリ、食事サービスなど行い、送迎サービスもあり、老人保健診療費より医療機関に支払われます。
送迎がある場合710点(7100円)、ない場合510点(5100円)です。
老人保健施設のディケアは入浴サービスなどもあり施設療養費から支払われ、送迎有り9930円、なし7450円です。食事、入浴、娯楽費は実費です。

ディサービスとは
老人福祉法に基づき在宅の虚弱老人、寝たきり老人などに対し、自立生活の助長、心身機能の維持、向上を目的で自治体や社会福祉法人が行うサービスです。特別養護老人ホームのサービスなどはこれに当たります。
医師は不要で寮母、生活指導員、看護婦、運転手などが必要です。
要するにディ・ケア、ディ・サービスの違いは運営母体の差と監督法律が違うことで ディケアではリハビリをディサービスは日常の生活援助が主になると言うことだと思います。
現実にはそれほど区別できないと思います。


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