Art Space HAP

 

HAPからのお知らせ

指定放課後等デイサービス事業 「ボーダレスアートスペースHAP」開所にあたって

平成元年から広島のアートシーンを見続けてきたアートスペースHAPは、多くの皆様のご協力によって25年(四半世紀)開廊してくることができましたが、2013年4月1日、新たな志を持って再出発します。

多くの可能性を持った子供達を中心に利用していただけるよう、これまで展覧会をしてくださったアーティストにサポートをお願いし、アートアソシエーション(アートをする場)として生まれかわります。

この25年のあいだには、湾岸戦争が始まり、阪神・淡路大震災が起こり、21世紀になり、アメリカ同時多発テロ事件が起こり、東日本大震災そして福島原発事故と生活を大きく変える事件、事故、災害と悲しい事が多くありました。

そのようななか、アートは鑑賞するだけでなく、アートが持つ社会的な力の活用を巡って、様々な動きが広がりつつあります。そんなアートと社会、地域と日常の繋がりを大きく変化させた25年でもありました。 そして25年を振り返り、アートが社会にとって何を提供しうるか、アートは誰が支えるべきなのか、「療育」という立場で探求してみたいと思いました。

まずは、広島市の「指定放課後等デイサービス事業」という障害を持った児童の放課後・休日のアートアソシエーションを開所します。

障害は、個性のようなものです。個性溢れる子供たちを中心に新しい「ボーダレスアートスペースHAP」という、アートアソシエーションを多くの皆様に利用していただきたいと願っています。

牧 成代(木村成代)

指定放課後等デイサービス ボーダレスアートスペースHAP