■コール・スガンディ■

 コール・スガンディーは、数多く作曲されている仏教讃歌を、より多くの方に親しんでいただきたいという思いから、平成9年に発足しました。龍谷大学、京都女子大学、広島音楽高校、崇徳高校グリークラブなど、学生時代に仏教讃歌を歌っていたメンバーを中心に、毎週水曜日を目安に集まり練習を重ねています。

 仏教では古来から、声明など長い歴史を持つ幅広い東洋音楽によりその内面が表現され、今日に至っています。しかし明治以後、西洋文化の普及にともない、日本の音楽そのものが西洋音楽の手法を用いるようになったことから、仏教音楽でも西洋音楽を取り入れた作曲がされるようになりました。

 仏教讃歌は、仏教の教えをやさしく身近に味わってもらいたいとう願いから、山田耕筰や中田喜直など、多くの作曲家が数々の名曲を産み出しています。しかしながら、なかなか一般に聞く機会がなく、ほとんどが埋もれた曲になっています。

 「スガンディ」とは、古代インドの言葉で、「よい香りの」、という意味の言葉です。多くの作曲者の思いの込められた仏教讃歌を、よい香りが心地よく広がっていくように、多くの方に聞いていただき、親しんでいただきたいと思っています。 

【Chor Sugandhi Member's】


Conductor

Hiroko Masuda

Pianist

Hidemi Iwakubo

Soprano

Shoko Ishii
Yayoi Yamamura
Ryoko Ooe
Mika Kubota
Ruriko Chiba
Satoka Tone
Junko Kitagaki
Norika Takatsuji
Tomoko Takayama

Alto

Norie Takeda
Shoko Imazu
Sachiko Wada
Saya Kuratou
Keiko Nishihara

Tenor
Takachika Kubota
Yoshiki Nagato
Norio Nishiura
Takashi Murakami
Kazuaki Fujise

Bass
Masami Kusaka
Masanobu So
Hidemichi Takeda
Yukio Masayama
Naoya Takayama
Hironori Kubo
Takahiro Manzoku
Hironori Katou

Art Director
Kishin Funada

(『茉莉花』2005年秋号より転載)

【 茉莉花の部屋】 

香り立つ歌声(コーラス)
仏教讃歌混声合唱団「コール・スガンディ」

【主な歩み】
1997年11月 結成
1998年10.23 音楽礼拝(広島青年僧侶春秋会仏教文化講演会)
1999年8.6 音楽礼拝(仏教青年会全国大会)
2000年7.14 音楽礼拝(仏教壮年会大会)
2001年9.20 音楽礼拝・ミニコンサート(海宝寺法座)
2002年6.23 コール・スガンディ初コンサート(西区民文化センターにて)
2003年9.7 龍谷大学男声合唱団とのジョイントコンサート 

 私の名はコール・スガンディ、仏教讃歌を主体とする混声アカペラグループ。週に1度、20名余りのメンバーが報恩寺(広島市中区舟入)等の練習会場に集い、H.M先生の丁寧な指導のもと練習を重ねています。

「スガンディ」とは、古代インドの言葉で、「よい香りの」という意味。私たちが主として歌っている仏教讃歌は、仏様の教えをやさしく、親しみやすい歌詞とメロディーで表現しているものです。
 古くから仏教界では、経文に旋律をつけて唱える「声明」がいわゆる宗教音楽として伝えられてきました。音楽は、古代から異民族、異文化がお互いに影響し合って今日に至っているものですが、西洋音楽の起源とされているグレゴリア聖歌も、中国の天台声明の影響を強く受けたと言われています。

 声明は、日本に仏教とともに伝わり人々の間で1000年以上にわたって受け継がれてきました。しかし明治以降、西洋文化の流入により、西洋音楽が日本の音楽の主流を占めるようになりました。そうした中、作曲家の山田耕筰や中田喜直等の「日本の文化に根ざした心を歌う曲を作りたい」という熱い思いによって、日本の仏教文化と西洋音楽を融合させた仏教讃歌の名曲が産み出されてきたのです。

 長い歴史を持ち、先人の熱い思いのこもった仏教讃歌ですが、現在ではにぎやかなポップスや歌謡曲などの流行音楽に埋もれ、歌われる機会が本当に少なくなりました。「もっと多くの人に仏教讃歌を親しんでもらえたら…」という願いを込め、平成9年11月、3人の熱い心の持主によって私は誕生したのです。

 メンバーの平均年齢は30代前半。学生時代、高校のグリークラブや大学などで、仏教讃歌を歌っていた寺院と何らかの関係のある人たちが中心となっています。

 「仏教讃歌を合唱で歌いたい…」。会の発足のきっかけは、H.Tさん、K.Wさん、Y.Nさんの3人の発起人の小さなつぶやきでした。大学を卒業し、それぞれのお寺に戻り、門徒さんたちと一緒に仏教讃歌に触れるうち、「本格的な四部合唱で歌いたい。もっと多くの人にも聞いてもらいたい」という思いを募らせた3人。報恩寺のT.K住職に相談をもちかけ、それぞれ奥さんや友人など同じ思いを抱いていた仲間に声を掛け合い、混声合唱団が誕生しました。

 発足当初は、仕事との両立、活動に対する思いのすれ違いなどから、幾度か存続の危機がありました。しかし、T.K夫妻をはじめとした経験豊富なメンバーのサポートと、若手メンバーの広がりにより、発足2年目から少しずつ人数も増え、ミニコンサートが開催できるようになったのです。

 会に変革がもたらされたのは、指導者にその道の専門家であるH.M先生をお迎えした平成13年。H.M先生の指導方針が一人ひとりの思いにぴったりと合い、それぞれの声がより豊かに響き合うようになったのです。私が抱いていた「仏教讃歌はお寺の中で歌われるだけの"宗教色の濃い歌"と捉えられるのでは…」という思いも、H.M先生は払拭してくださいました。先生は、「仏教讃歌の中には素晴らしい曲が数多くあります。お寺の中に留めておくのはもったいない。もっと多くの人に聞いてもらいましょう」と力強く背中を押してくださったのです。

 平成14年6月23日、広島市西区民文化センターにて、私の初めての単独コンサートを開催。観客から「仏教讃歌の歌詞に感動しました」「心に響く曲がいっぱいあるんだね」という予想以上の反響をいただき、これまでの不安が自信へと変わりました。現在は、多くの人に気軽に仏教讃歌に触れてもらう手段として、CDの制作を視野に入れて活動しています。

 「歌いたい」という素朴な思いから誕生した私「コール・スガンディ」。結成から7年たった今、仏教讃歌を歌うことの意味を、役割を、メンバーそれぞれがあらためて認識し始めています。

R.T  歌うことによって心が明るく豊かになる
S.T 歌うことは心のエネルギー
N.T 歌うことは一期一会
S.I 歌うことは冒険 スガンディは笑顔

 「自分の心と向き合える」、「心の内面が表現される」仏教讃歌を、一人でも多くの人に聞いてもらいたいと、私は"よい香り"を立て続けます。


(designed by Hiroo toyooka)


 ■ 2012/1/29 徳栄寺「燈火法座」ミニコンサート(中区銀山町・徳栄寺)
 ■ 2012/2/10 至心幼稚園ミニコンサート(呉市)
 ■ 2012/4/8  花まつりコンサート(駅前エールエール地下イベント広場/PM6:30〜/無料)
 ■ 2012/4/21 浄円寺音楽法要(中区中島町・浄円寺)
 ■ 2012/8/27 崇徳教社ミニコンサート()