1.ギアを修理する(欠けた歯を復元する)

欠けた歯を修理することにします。ここで、次の補修剤を使いました。

武藤商事のプラリペアです。これと「型取くん」を組み合わせるとかなりいろいろな補修ができます。プラスチック製品の修理なら、これの右にでるものはないと思います。(「型取くん」は写真取り忘れました)




以下の手順で、ギアの歯を補修してみました。

まずは、ギアを取り外します。プラワッシャで固定されているだけでしたので、ドライバを使ってプラワッシャを「壊さない」ようにはずします。

欠けたギアのアップです。見事に削れてしまっています。

黒い粘土状のものが「型取くん」です。これをあらかじめお湯で柔らかくしておいて、ギアを包み込むようにして型を取ります。

冷まして固まったら、いったんギアをはずして、位置を変えてもう一度はめ込みます。これで、ギアの欠けた部分の型ができました。この部分に、プラリペアを流し込み、固めます。

ちょっと見にくいですが、ギアの歯二つ分を作ることができました。あとはバリをカッターナイフで削って、出来上がりです。

向きを変えると、こんな感じで、ちゃんとギアになっています。




ここまで、できたので、早速取り付けて動かしてみたのですが・・・・・・

ご想像のとおり、一発で破壊されてしまいました。

やはり、材質が違うのでくっつかなかったようです。

では、残る方法は

2.ギアを作る

しかありませんね。

今度は全体を型取る必要があります。とにかく全体を覆っておいてから、カッターで半分に切って中身を取り出す手もありますが、今回は回りと、真中の部分の二つに分けて型を取りました。三角帽子の部分が真中の軸の部分の型を取っています。手順はさっきと同じで、固まったらギアを取り外し、欠けた部分を作るためにもう一度ずらしてはめ込み、その部分だけもう一度型を取り直しました。できた型にプラリペアを流し込みます。

できたギアをはめ込んだ状態です。(写真が少なくてごめんなさい)

上記をアップにするとこんな感じです。はっきりいって、精度にはかなり問題があります。無理やり押し込んだ感じです。カッターナイフでバリを削り、全体の形は紙やすりで整えるといった方法で仕上げました。写真にある白いものはシリコングリスです。精度の甘さをなんとかカバーしようとした結果です。

これで動かしてみたところ、かなり怪しい音はしますが、ちゃんとMDがローディングされるようになりました。
無理はかかっているみたいですが、丸一週間(といっても夜だけなので10時間ほどですが)MD3枚突っ込んで気がつくときにガチャガチャとMD入れ替え操作を行ってみましたが、特に問題は生じませんでしたので、弟に返して使ってみてもらうこととしました。

2002/10/31現在、まだ動いているようです(爆)

2002/11/08現在 また壊れました(走召火暴)

あきらめずにギアの再作成を行いました。が...

すぐに壊れてしまいました。素材がよくないのかもしれません。
しばしお蔵入りとなりそうです。

ところが、意外な展開になってきました。 次ページへ

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