デジカメ用ケースの製作

以前、Cheez!spyzという超小型のデジカメ(VGA)を持っていたのですが、こともあろうかスキー場のリフトから落としてしまいました。
新しいのを買おうと思い、量販店にいってみるとSONYのU10やCASIOのEXILIMなど、いいのはあるのですが、何分にも高価です。
できるだけ小型で、やはり液晶はほしい、解像度は100万画素程度...という条件でさがしていると、コニカのRevio C2という機種が
見つかりました。液晶付きで120万画素ですが、素子がCMOSだというところが今一つで、Webで調べても「デザインの割には画質は...」
というような評価しかされていない機種なのですが、小型軽量で二万円を下回る価格で売られている割には高級感があり、
これに決めました。(もともとVGAカメラだったので、100万画素オーバーと液晶だけでも満足です)

カバンに放り込んで常時携帯したいのですが、そのままでは流石に傷だらけになりそうです。専用のケースも市販しているのですが、
割と大きめなのと、カメラの価格の1割以上するケースというのもなんかもったいない(ケチ)ということで、作ってみることにしました。

これがRevio C2です。となりにあるのは電源の単四電池で、Yシャツの胸ポケットに余裕で収まる
サイズです。一応レンズカバーもついており、起動も1秒程度で常時携帯カメラとしては
(画質は今一つですが)悪くないと思います。
フラッシュ焚いたり、動画とったりするとすぐなくなる電池ですが、そのまま置いておくと回復して
その状態で静止画フラッシュなしなら4〜50枚はとれそうです。
どうも、動画、フラッシュ使用時の消費電力が大きいようです。
ケースとして見つけてきたのが100円ショップで売っているソフトケースです。
ただ、見てのとおり、かなり大きめです。
中にカメラを入れてみると、このように4割方は余ってしまいます。また、ケースを縛る
ストラップ(?)も太くて、邪魔になります。
で、早速加工に取り掛かります。
まずは、サイズをカメラにぴったりな大きさに調整します。ハサミでじょきじょきと切って
しまいました。このとき縫い代を見ておく必要があります。
カメラと比べてみて、これくらいの大きさに切りました。
内側に、製品の品質表示のタグがあるのですが、案外硬い繊維でできており、傷がつく原因
になりそうだったので切りとってしまいます。
切り取った口を、針と糸で縫い合わせます。
もちろん、裏返して縫い合わせます。手持ちに白い糸しかなかったのでそのまま使いましたが、
ちゃんと色を合わせるのがいいと思います。
ま、内側になるので目立つことはありませんが。
縫い終わりました。
一応、往復してしっかり縫い合わせてあります。
元に戻すと左のようになります。
内側を縫ってあるのでほとんど目立ちません。
サイズもぴったりです。
(現物あわせだからあたりまえですけど...)
次に、巾着のようになっている口のほうですが、出し入れするのにいちいちストッパーを
動かすのも面倒です。ゴムひもに入れ替えることにします。
これも100円ショップで以前買っていたものです。
もともとついていた紐をはずして、ゴムひもに入れ替えます。
良く考えればもとの紐にゴムひもを結んで引っ張れば良かったのですが、
はずしたあとで気がついてしまいました。(どじ)
手元にあった0.5φのUEW(エナメル線です)を通して、ゴムひもを引っ張ります。
無事通りました。
不要なゴムひもは短く切って、目立たないように押し込んでしまいます。
一応、完成です。カメラを入れてみるとこのとおり、ぴったりです。
口がゴムなので、ちょっと広げると取り出せますし、入れるときはカメラの角で口を
引っ掛けるようにすれば簡単に収めることができます。
このままだとカメラとケースが泣き別れになってしまうので、さっきのゴムひもを通した
ところにカメラのストラップを通しておきます。
これでカメラを取り出してもそのままぶら下がったままになり、置き場所を考えたり
ポケットにつっこんだりしなくて済みます。
こんな感じです。あとは、首から掛けられるように長いストラップをカメラにつけておけば、
スキー場でも落とす心配はありません。
(ただ、手袋したままだと出し入れは難しいです。
あと、このカメラ、防水ではないので、気をつけないと壊れるかも)

かかった費用はケース100円と平ゴムひも100円で200円(+消費税)です。純正ケースの10分の1でできました。
これで、カバンやポケットに無造作に放り込んでも大丈夫です。

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