RX−8に純正外の機器を付けちゃおう!(オーディオ編)〜KANACK+オーディオ+4連メータの取り付け〜

つぎはいよいよ純正オーディオ取り外し&加工&取り付けとなります。
純正オーディオをばらして使える部分を流用するような作業となるので、普通の2DINがついている車にオーディオつけることを考えると、難易度は高いほうかと思います。が、かなりわかりやすい説明書が付いているので何とかなります。

これは何とかしなければ...ということで、一工夫してみました。

  これは今や貴重な加工前の画像です。デザインは悪くないと思いますが、汎用性が全くないというのも困り者です。
もともと振動や音が少ないロータリーエンジンですし、車内でのオーディオ環境もグレードアップできる手段を用意しておいて欲しかったところです。(オーディオレスとかね)
まずは純正オーディオを取り外します。相変わらず裏側のコネクタが外しにくいので要注意です。また、シフトノブがぶつかるのでシフトノブを外したボルトに軍手でもかぶせておいて、オーディオのパネルにぶつかるのを防ぎます。一応、また戻せることを考えて、傷物にはしたくないので。
取り付け説明書に従って、純正オーディオのフロントパネルを外します。

取り外したフロントパネルから、さらにエアコン操作スイッチ一式と、ハザードスイッチ一式を取り外します。
取り外したエアコン操作操作スイッチ一式と、ハザードスイッチ一式を、新しいキットのフロントパネルに取り付けます。このときに、エアコン操作スイッチ一式の一部を、切り取る必要があります。
実はカッティングシートを貼り付けたために、ハザードスイッチやエアコン操作スイッチ(中央の5分割された丸い部分)の動きが渋くなったため、穴の内側まで回りこませていたカッティングシートを表面の部分だけ残して切り取りました。これでスムーズにスイッチが操作できるようになりました。
次に、キット付属のフレームにカーオーディオ本体を取り付けます。
写真の、下側に写っているのがKANACKキット特有のコントロールユニットです。失礼ながら、中身を見させていただきましたが、H8系のマイコンが入っていて、エアコン自体の制御や純正のエアコン表示部の制御も行っているようです。
見てのとおり、手のひらに収まってしまう大きさで、純正灰皿の奥に収めることができます。というか、エアコンコントロールのケーブルを直接このユニットに接続する必要があるため、その位置でないと取り付けは困難です。
先ほどのフレームをまず取り付け、付属ボルトで固定し、その後から枠をはめ込むイメージです。最終的にこのように取り付けることができましたが、結構配線が大変でした。
というのも、本来のスピーカや電源は集合コネクタで一発接続できるのですが、AUX入力やアンプ用出力、サブウーファ出力等がピンジャックで引き出されているため、オーディオ本体裏に結構なスペースが必要でした。うまく隙間に押し込めるといった工夫が必要です。かえって単機能なシンプルなオーディオの方が、ケーブルが少なくて取り付けは簡単かと思います。
ちなみに、夜間はこんな感じ。いままで赤一色だったのですが、ブルーが入ってこれはこれで悪くないと思います。なお、4連メータは照明の色をスイッチで赤にも変更できます。オーディオも変えれそうなことが書いてあったのですが、ノブの周りの青い照明は変わらず、小さなスイッチの先だけ赤くすることができるようです。あんまり意味ありません。
運転席から見るとこんな感じです。もともとブラック一色だったところにシルバーのパネルの機器が付いたため、なんかデザインバランスはいまいちですが、ちゃんと動いているのでOKとします。
もちろん、ダッシュボード上のXYZナビの音声はちゃんとAUX入力経由で出力されます。各種DSPも有効です。これだけでも(私的には)満足です。

あと、写真には写っていませんが、純正ステアリングリモコンを、赤外線リモコン化するユニットも取り付けています。赤外線LEDの取り付け位置に悩みましたが、結局(ちょうど写っていないのですが)センタートンネルのカップホルダーの隅っこに固定しています。
これで(若干反応は鈍いですが)ハンドルリモコンが機能します。


さて、なんとか取り付けはできました。

その効果は...

1.MP3CDの曲名やアルバムが日本語で表示される!これでわざわざカナにタグ打ち直しが不要となります。
2.もちろん、自動スクロール(あたりまえですが、純正MP3CDではこれが出来なかった)
3.音が前から聞こえる!!DSP(WOW)の効果ですが、いままでフロント下側から鳴っていた(それも偏って)音が、フロントガラスの下側の方から聞こえてきます。イコライザで前後別に調整が可能であるため、後ろ側の低音を強く、前側を低音を押さえるといったことも調整できます。特に、XYZでライブ映像を見ながらだとかなり、いい感じになります。
4.音質が向上した(と思う)。こればっかりは数値で表せませんが、純正オーディオとは雲泥の差だと思います。一回BOSEと聞き比べをしたい位です。
5.有機ELは初めてですが、非常に鮮明で昼夜を問わず見やすいと思いました。
6.夜間の青い照明も、アクセントとしていいい感じ。

なんか、せっかく総とっかえしたスピーカが、やっと日の目を見たって感じです。

これでますますドライブが楽しくなります。

で、いまいちな点は以下のとおり。

1.評判のとおり、エアコン操作は鈍い。どのように鈍いかというと、いままでのつもりでカチカチとまわしても、まわしただけ温度が変化していません。あれっ?と思ってたくさんまわすと、今度は一気に温度が変わってしまいます。雰囲気としては、温度調整ノブを回した時に発生するパルスを読み落としている時があるのでは?というかんじです。
しばらく使って見ましたが、ゆっくりまわせばいままでどおり0.5度単位で変わりますので、私的には大した問題ではありません。いつも24度ぐらいで固定ですので。あとの操作系は、音がしない以外はあんまり問題ないです。表示では外部温度計の温度が変わるタイミングがかなり遅くなっています。でも、道端の温度計と見比べるとだいたいあっているので、そんなもんかなぁ〜という感じです。設定温度表示や風量表示、吹き出し口の表示などは問題なく、正しく表示されています。
2.4連メータが...
     (1)一番左の温度計・・・華氏の表示なので私には全くわかりません。
     (2)中央の二つが音量レベルメータ・・・これが曲者で、音量があるレベルまで達しない全く動きません。で、動き始めるまでボリュームを上げて、さらにもう少しあげるとすぐに振り切ります。正しいのかも知れませんが、全く面白くありません。小音量でも少しは動いてほしいものです。
     (3)一番右の電圧計・・・一見、12V付近を指していて正しいように見えますが、実際に電源装置で電圧を変えながら様子を見ると、なんと!!12V「以外」はまったくでたらめです。メータのメモリは10Vからであり、最大が16Vとなってるため、10Vになるまでは針が動かず、10Vを超えたあたりから電圧に比例して動くように思えるのですが、実際には「0Vから20Vぐらいが10Vから16Vに対応」しており、12V以外のメモリは全くあてにならないことがわかりました。このメータで13Vでも実際にテスタで計ると16Vぐらいであり、逆に11Vかと思うと8Vぐらいだったりするので、バッテリの様子を監視するには使えません。
1万円以上したのですが、ひどい代物です。

ということで、悲しい4連メータについては大改造を行いました。

禁断のオーディオ

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