浸漬教授課程（Immersion Program）とは？

浸漬教授課程（Immersion Program）は、学校での教科を第2言語(L2)を用いて教える教授課程です。1960年代にカナダで開始されました。カナダでは主に英語を母語(L1)とする児童に、L2としてフランス語で教育しています。幼稚園から、教育をL2を使って行うこともありますが、一般的には、小学校課程から開始します。同化プログラムともよばれています。

Genenseeは、開始する時期と、どの程度までフランス語を用いるかによって、以下の型に分類しました(1987)。

• 早期全体浸漬(Early total immersion)：幼稚園からすべての教育をフランス語で行い、第2年次までこれを継続し、第3年次以降は授業の約半分をL1で行う。
• 早期部分浸漬(Early partial immersion)：幼稚園から第3年次まで授業の約半分をフランス語で行い、残りの半分をL1で行う。
• 遅延浸漬(Delayed immersion)：教育の必要な言語としてのフランス語の使用を第4、5年次まで遅らせる。
• 後期浸漬(Late immersion)：フランス語の使用を第7年次（中学1年）からはじめるもので、1年か2年間すべての授業をフランス語で行う。

浸漬教授課程（Immersion Program）を行っている学校のリンク集

加藤学園幼稚園・暁秀初等学校　(静岡県、沼津市）　英語　幼稚園からイマージョンプログラムを行う

友人学園（アメリカ、オレゴン州）　日本語

Alianza Charter School（アメリカ、カリフォルニア州）　スペイン語

Shady Side Elementary School（アメリカ、メリーランド州）　フランス語

St. James Assiniboia School Division　（カナダ、マニトバ州）　フランス語の

John E. Ford Elementary School　（アメリカ、フロリダ州）　フランス語とスペイン語