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2004年5月-6月のCherryクラスとPeachクラス間ハガキ交換記録

ハガキ交換方法はこちらをご覧ください Card

5月14日 

ManamiCherry(小学2-4年生)からPeach(小学2-3年生)へ1回目のハガキ 子どもたちにハガキを見せたとたん、目がきらきらきら・・・。子どもの目の前に5枚のカードを並べて、"Which card do you want to choose?" " I choose 'bird'."と大張り切りでハガキを選びます。私もそんなに喜んでもらえると思っていませんでした。お尻が椅子から浮きそうなほど、うずうずしているので、逆にこれ以上はないくらいもったいをつけて、ハガキを選ばせました。ハガキは、一人が1枚選ぶと、新たに異なるイラストの1枚を置くので、子どもは常に5枚から自分が使うハガキを選びます。だから、最後に選ぶ子まで、ハガキを選ぶ期待感が継続して、どきどき、わくわくのまま、ハガキの文章を書く作業が始まります。LET'S GOや子供英語絵本を見て、ハガキを書きました。喜んでくれるかな?Manamiちゃんは、ダンスが得意です。ちゃんとハガキに"I can dance."と書いています。そのハガキを見て、私もおもわず、にっこりとしました。このページのManamiちゃん(4年生)のハガキは、文字がはっきりと見えないので、ハガキ交換方法の方もご覧下さい。こちらは、字がはっきりと読めます。今日は、はじめてハガキを書いたので、20分かかりました。来週届くはずのお返事を楽しみに、うきうき気分で帰りました。

5月20日 PeachからCherryへ 1回目のハガキ

KentCherryクラスがPeachクラスあてに書いたハガキを、生徒一人一人に渡すと、とてもびっくりして、ハガキを見つめていました。受け取ったハガキを音読するのに時間がかかります。子どもたちが内心「読めない」「分からない」と感じているのがありありと見て取れます。例えば、"Hi!"という表現は、何度も言っているし、テキストの中で読んだこともあるし、ノートに書いたこともあります。が、ハガキに書いてあるのを読む時、ぴんとこないようです。前途多難かなと少し不安になりました。早速、返事を書きましたが、Momokoちゃん(2年生)が欠席したので、代わりに私が書きました。Kentoくん(3年生)が元気なハガキをを紹介しましょう。子どもの文字は勢いがあって、短い文章自体がアートですね。子どもたちは、「また来週もカードをもらいたい!」「また書きたい!」と意欲満々でした。「えっ、もう英語(のレッスンが)終わり?!}と全員が驚くほど、夢中になっていました。簡単な英文でもカードに書いてある文字を読むのは、一苦労でした。でも、楽しい!もっと読みたい!もっと書きたい!と輝いた顔を見せるPeachでした。Kazumaくん(3年生)は、英語歴が1年ですが、書くのが早いし、理解も早くて、あっという間にカードを書き終えていました。一人一人個性があり、驚かされない日はありません。

5月21日 CherryからPeachへ 2回目のハガキ

Peachからのお返事を読んで大喜びのCherryでした。MomokoちゃんのクラスメートのAyakaちKentaゃん(2年生)とHonokaちゃん(2年生)がMomokoちゃんの病気について教えてくれました。担任の先生から聞いたそうです。今日は、Kentaくん(3年生)が書きたいことがたくさんありました。自分でLET'S GOを見ながら、文章を考えていました。Class Diaryの時に、Question Timeという質問時間があります。その時、一人一人がリーダーに一つ質問をします。同じ質問でも、口に出して言うことと、紙に書くことは、作業が異なります。カードに書くことは、口で言うよりも、もっと大変です。書く作業を指導していて、口頭練習で明らかに理解できていると思える事項が、書く作業では意外と時間がかかることで、子ども一人一人の理解度をより正確に知ることができます。

5月27日 PeachからCherryへ 2回目のハガキ

Yuki今日は、参観日でした。おかあさん達が見守る中、みんなでハガキを書きました。先週お休みしたMomokoちゃんは、2週間分の2枚のハガキを受け取って、大喜びでした。今週は、Risaちゃんがお熱でお休みしました。Risaちゃんの代わりに、私がお返事を書きましょう。ハガキを書くのは2度目ですし、受け取ったハガキの返事ですから、前回より短い時間、15分で書けました。表書きのTo: とFrom:に結構時間がかかります。ひらがなで4文字の名前だと英語になると、8文字から10文字くらいになることもあります。また、人の名前はあまり目にしたことがない単語なので、写すだけでも、結構時間がかかるし大変みたいです。今週は、Yukiちゃん(2年生)のハガキを紹介します。短い文章でストレートな手紙文です。字が元気でいい!と思いませんか?字が大きくて元気だと。見ただけで楽しくなりますね。

5月28日 CherryからPeachへ 3回目のハガキ

Ayano今日も参観日です。15分くらいで全員ハガキを書き終わりました。といっても、早い子は、5分で仕上げてしまいそうになったので、文章を増やすように指示を出しました。時間がかかる子と早く書き終える子がいるので、その子たちどちらにもハガキ交換を楽しんでもらうのが、先生が工夫をするところです。時間のかかる子ははげましヒントを与え、早く書き終える子には、もっと書くように促します。今回は、Ayanoちゃん(3年生)のハガキを紹介します。Ayanoちゃんが'strawberry'の綴りがわからなくて、頭をひねっていました。すると、隣にすわっていたHonokaちゃんは、自分がRisaちゃん(2年生)あてに書いているハガキの絵がいちごなのに気がついて、Ayanoちゃんに'strawberry'の文字を見せていました。先生としては、先生が教えなくても、生徒同士で助け合っている感動の場面でしたが、子どもたちは淡々としたもので、納得したAyanoちゃんは、さっさと"I like strawberry."と書いていました。という風に、英語のハガキを書くことは、子どもたちの楽しい遊びになっています。1回目に比べると、指導も全く手がかかりません。

6月3日 PeachからCherryへ 3回目のハガキ

Risaカードを選ぶ時の子どもたちの目の色がきらきら・・なんてものじゃなくて、今日はギラギラしてました。"I choose 'zebra'."の声も大きくてはっきりしていてびっくりしました。受け取ったハガキを音読する時の態度が1回目(5月20日)とすっかり変化していました。「ふーん、そうなんだ」「質問の答えを書かなきゃ」という表情で、ハガキを見つめています。小2-3年生クラスですが、小2にとっては、時間がかかる作業で、やはり15分かかりました。でも小3の中には、5分で書き終えてしまう子もいるので、時間調整が難しいです。作業の早い子に、新たな文を付け加えるよう指示をだしましたが、1,2分待たせたかもしれません。'frog'と'hippo'カードを選ぶ子がいなかったので、原因を分析しました。'f'の発音の難しさと'hippo'の腹筋を使う発音が苦手なのかもしれないと思って、子どもの目の前に5枚のハガキを並べる時に、'frog'と'hippo'だけは、名前を声に出しました。すると、'frog'を選んでくれたので、とても嬉しかったです。予想外だったのが、お返事であるハガキに質問文を書いていることです。質問文を書いた2人は、自主的に書きたがっていました。ううう、みんなが書いているのは、返事のハガキで、今書いているハガキの返事は来ないのに・・・と複雑な心境でした。今日のハガキを受け取った人が、家で返事を書いてきてくれたらいいなと思いました。Risaちゃん(2年生)のハガキを紹介します。Risaちゃんは、何でもきちんとやるのが好きな子です。ハガキの文字もとてもきちんとしているでしょう?

6月4日 CherryからPeachへ 4回目のハガキ

AyakaCherryがハガキを書くのに時間がかかる理由が判明しました。ハガキを書く相手をきめなければいけないので、そのために5分くらいかかります。ハガキを書くのは正味10分くらいでしょうか。PeachはCherryより英語学習歴が1年短いため、Peachは英文をchunk(かたまり)として覚えていて、使うときもかたまりとして理解し、自分で文章を作るのがまだ難しいようです。それでも、ハガキを書くために、テキストから使いたい文章を探して見つけ、それを丸写ししています。ハガキを書くことが、今までの学習のいい復習になっています。Cherryは1年キャリアが長い分、文章を考えようとします。"I, I, I... I like ..."と自分を表現する文章を楽しそうに考えている様子を見て、感心してしまいます。ある子は、「スポーツが好き」と書きたいのですが、間違えて"I'm sports."と書いていました。日本語で「ぼくはスポーツじゃないでしょ」と教えましたが、いい間違いをしてくれたので、"I like sports."の意味を再確認させることができました。また、Cherryのみんなに、今まで受け取った3枚のハガキのお返事を家で書いてきたらと促したら、何人かその気になったようです。宿題ではないので、本人まかせですが、その気になることが意欲が高くなった証拠です。Cherryは、あと2回ハガキを書きますが、6枚のハガキを書き終える頃には、英語でお手紙を書く喜びをしっかり体験し、「ちょっと英語を書いてみようかな」と普段の生活の中で思ってくれたら嬉しいです。来年春からe-mail交換を開始した時、Cherryが意欲を持って、英語で人とコミュニケーションしようと感じてくれることを願っています。Ayakaちゃんはとても元気です。ハガキにも元気!があふれているのがよく分かります。

6月10日 PeachからCherryへ 4回目のハガキ

今日は暑い日でした。子どもより私がばてていました。ハガキを書くまでに、Momokoパソコンをしたり、Class Diaryを書いたりしますが、色々としているうちに時間がなくなって、ハガキを書く時間が15分しかありません!!子どもたちは、「絶対、ハガキを書くんだ!」という意欲があるので、15分で、届いたハガキを読み、今日書くハガキを選び、文章を書きました。Momokoちゃんは、じゃんけんで負けて、ハガキを選ぶのが一番最後になりました。ハガキを選んだ人からどんどん書き始めるので、一番最後になったMomokoちゃんは、時間が短い分たくさん文章が書けませんでしたが、きちんと書きたいことを探して書きました。よくがんばったと思います。Kentoくんが、先週からI like と書いた後、LET'S GO Starterに載っている単語をたくさん書きます。人の名前が途中にあり、文章にならないし、ずらずら並んだ単語の間が, でなく . だし、どうしてそんな風に書いているのか、不思議でした。今日、理由を聞いてみたら、「たくさん英語が書きたい」「好きなものを全部書きたい」ためだと分かりました。それで、 . を , に直し、andを入れて、文章に直しました。自主的に「たくさん書きたい」と思うなんて、子どもの意欲の高さに感心しました。

6月11日 CherryからPeachへ 5回目のハガキ

Takahiroハガキを書くのも5回目になると慣れたものです。"I like..I like.."とTahakiroくん(2年生)がぶつぶつ言っているとKentaくん(3年生)がテキストを開いて、「ここにあるよ」とTahakiroくんに教えています。先生が教えなくても、生徒同士でお互い何を書きたいかを小耳にはさむと、単語や文章を指さし合っています。小学校の総合的学習の時間の英語活動は、子どもの自主的な学習を促す方法が適していると思いますが、このハガキ交換は、総合的学習の時間に適した英語活動です。先生は、課題を企画しますが、主体となりお互いに助け合って学習を進めるのは子どもたちです。Takahiroくんのハガキを紹介します。文字が読みにくいので、タイプしてみます。 Hi! I like star and circle. I like pizza. Good-bye! Takahiro 6.11  いつも、Question Timeには、"What shape do you like?"と質問していますが、ホントに形が好きなんだなーと思いました。

To KazueManamiちゃん(4年生)が、自宅でハガキを書いてきてくれました。「誰にあててかいたのかなー?」と考えながら受け取りましたが、なんと私あてでした。かわいい子犬が2匹お昼寝している写真のハガキでした。欠席した人がいた時に、その人の代わりに私がManamiちゃんあてに書いたハガキのお返事でした。カバの絵を印刷したハガキに"Do you like hippos?"と私が質問したので、返事として"No. I don't like hippo."と書いてありました。

英語を書くことでメッセージを伝えるのは、子どもたちにとって困難の多い課題ですが、ハガキだと、1.短い文章、2.簡潔な内容、3.形式が決まっているので書きやすい、という理由から、手軽に書けるし、また、書いたものが、読む相手に理解されやすいという長所があります。このページに掲載した小学2-4年生が書いたハガキは、どれも文章が短く、文章の数も少ないのですが、書いた人の気持ちがよく伝わって楽しい気持ちになるものばかりです。ということで、小学校英語活動でも児童英語教室でも、ハガキ交換をおすすめします。

6月17日 PeachからCherryへ 5回目のハガキ

Miyuki今日はとても暑い日で、夕方の英語クラスの時に眠くなる子も出てきます。来た直後から眠くて頭がテーブルにくっついている子がいました。眠くてどうしようもない状態なので、日本語で「ハガキは書かないの?寝ちゃうと書けないよ」と言うと起きますが、やはり眠くて仕方ありません。パソコンやClass Diaryが終了し、ノートへ書く宿題を出した後、お待ちかねのハガキに突入!ここで、眠くて仕方のない子どもだけでなく、全員の目が突如きらきらと輝きはじめ、ハガキの課題が開始しました。Miyukiちゃn(小3)は、taxiのハガキを選びました。書きたいことはたくさんあるのですが、なかなかまとまりません。今日は、Good-bye.をtaxiイラストの左右で-じゃないところで切って書いてしまう間違いをしました。ノートでもそんな間違いをしますが、ハガキで間違いを直すと、ノートに書くよりは、間違いに気付きやすいようです。受け取る相手がいるので、きちんと書きたいという意欲が高くなるのです。

6月18日 CherryからPeachへ 6回目のハガキ

Honoka6回シリーズのハガキ交換もとうとう終わります。今日は、CherryからPeachへの最後のハガキです。みんな、テクストから文章を探すのが上手くなって、テキストに載ってない文章だけを、私に教えて欲しいと言えるようになりました。"What pet do you have?" "I have birds."とAyanoちゃん(3年生)が書きたいと言っていました。今日は、Honokaちゃん(小2)のハガキを紹介します。Honokaちゃんはテキストにある文章"What do you like?"を見つけて、また、CTPの絵本"I see colors"からcolorの文字を見つけ、その二つをくっつけて、"What color do you like?"と書きました。"Bye."は"Good-bye."をアレンジして書くので、最初は小文字から始まる"bye."でした。テキストはインプット中心なので、こうやって、子どもが自分の意志で、自分が書きたいことを見つけて次々と文章を作る様は、とても興味深いです。みんな、文章を探し、色々なアレンジをし、間違いをし、それを直すことで、少しずつ、綴りや文法の知識を得ています。

6月24日 PeachからCherryへ 6回目のハガキ

Kazumaとうとう、今日で、今年のハガキを書くのは終わりです。みんな、よくがばりました。Kazumaくんのハガキを紹介します。最初から、書きたいことがあって、好きな色と好きな数を書きました。初回は、時間がかかった、"Good-bye!"を書くのがとても速くなりました。こうやって、すこしずつ、しっかりとした文字が短時間に書けて、何度も書いているうちに、書きたい表現が、書きたい時に書けるようになるのです。

子どもたちは、ハガキ交換となるともう夢中になってしまって、「えっ、もうレッスンおしまい」と苦情がでます。Risaちゃんは「英語は(レッスンの)時間が短くて、物足りない」そうです。Kentoくんは、「まだ書きたいことがあるから、ぼくは(ハガキを書くのが)終ってないから、書く」とぎろっとにらむので、「じゃあ、クラスが終わってから書いてみる」と提案しました。そして、クラス終了後、Kentoくんは書きたい1文章を書くと満足して、さっさと帰宅しました。

来年もクラス間でハガキ交換したいと思います。来年からはCherryはe-mail交換を開始し、自分でキーボード入力しつつ、メールを打ち込みます。Peachは年上クラスとしてOrangeにハガキを書く側になります。みんな少しずつ成長していき、どんどん色々なことができるようになったなと感心します。先生の私もみんなと同じように少しずつ成長していきたいと思います。

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