TOSSランド/教師修行・実践交流/生活指導/ 福山市立水呑小学校 粟村啓史
黒板は,縦に消すのがいいのか,横に消すのがいいのか,おそらくそれぞれに考え方があり,議論の分かれるところなのでありましょう。
私は,黒板は「上から下に縦に消す」ことを基本としています。横に消すこともありますが,その場合も最後は縦に消し直します。「上から下に縦」に消すと黒板が締まって見える(少なくとも私には)からです。また,チョークの粉も自然に下に落ちていき,便利です。
「黒板をきれいにする」ということについて,私は,
私達は黒板を使って勉強しているのですから,黒板にはいつも感謝の心を持って,いつも黒板を大切にする心を持ちましょう。
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と,指導しています。きたない黒板をいつも目にしていると心が雑になってくるのではないかなと懸念する気持ちもありました。
黒板の消し方について,私は,「こうやるときれいに消せるんだよ。」と,次の2点のポイントを子ども達に教えました。
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1.黒板拭きは,黒板の面に対して45度に傾けた前傾姿勢に
なるように持つ。(左の写真参照。)
2.上から下に,「黒板を削るように」黒板拭きを下ろし,黒板
を拭く。(下の図枠参照。)
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実際に子ども達の前でやって見せました。そうすると,子ども達は「お〜お。」と頷きました。上記のように拭いた後の筋がとてもハッキリと残るのです。明らかに違いが分かります。「きれいに拭けた」という感じがします。「黒板を削るように」という指導言がポイントです。
こう指導しておくと,しばらくの間,「黒板拭き」が流行ります。掃除の時間にも,合わせて指導すると,段々定着してきます。
そして,機会あるごとに,
きれいな黒板は気持ちいいねー。これ,誰がやってくれたの?・・・そう,ありがとうね。
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と,確認と誉め言葉を忘れないようにします。
そうすると,子ども達の中に,黒板を大事にしようとする気持ちが段々増してくるようになってきます。
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