テラロッサなどの堆積物と成長

 テラロッサは残留土壌で、石灰岩の中の不純物ですが、秋吉石灰岩は溶ける速度が遅く、純度が高いことから十分な量にはなりません。火山灰や黄砂などが混じって出来たとされています。特に8万年前、九州の阿蘇山は大噴火した、第四の火砕流は秋吉台まで流れてきています。このようにカルスト地形特有の環境が、古い特殊な土壌を作り上げました。
 厚さは5〜10mぐらいとされています。たくさんのマンガンノジュールを含んでいます。また場所によったら、たくさんのチャートなどの円礫を含んでいます。このことから、大昔秋吉台の上に川が流れていた時代があったと推定されています。円礫は山の高いところにも、低いところにもあることから、比較的長い時代に渡って、流れ続けたことが推定されます。
 秋吉台は中央を南北に厚東川が流れていて、西台と東台に分かれています。西台は江原、岩永、於福台などと呼ばれ、国定公園・天然記念物などの指定からはずれ、大きな採石場があります。東台は狭意の秋吉台で国定公園・特別天然記念物などに指定され保護されています。山焼きの習慣も東台だけですので、西台は普通の山のように木が生えて、カルスト景観を観察することが出来ません。
テラロッサ
台上の円礫
下嘉万ポリエの陥没
ポリエの水田の下には石灰岩があり、そこでも洞窟が形成されています。そこで、その上の砂礫層が洞窟の中に流れ落ちて、田圃の中に陥没が出来ることがあります。
 もちろん、ポリエの上だけでなく、台上のいたる所でも陥没が出来ています。
右 厚東川の貫通谷